【ぼちぼちクライミング&読書】

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4泊5日西穂から槍縦走、会計報告

2022年07月28日 17時47分55秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)

4泊5日西穂から槍縦走、会計報告、以下の通り。

大阪から高山まで電車代 10,980
高山~新穂高温泉バス 2,200
ロープウェイ代 1,700
ロープウェイ駅で牛丼 1,000
西穂高山荘宿泊代(夕食) 12,000
奥穂高山荘でラーメン 1,100
奥穂高山荘宿泊代(夕食) 12,300
槍ヶ岳山荘でカレー 1,100
殺生ヒュッテ(夕食・朝食) 13,000
明神で牛丼 1,000
上高地のホテル(+リンゴ酒) 31,280
上高地~新島々(バス・電車) 2,710
新島々~大阪まで電車代 11,310
駅弁 800
新幹線内でコーヒー 330
合計 102,810


西穂から槍縦走

2022年07月27日 19時59分31秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)

西穂高から槍の縦走を行った。
北アルプス屈指の難コース、と言われている。

1日目(7月23日)小雨→夕方晴れ
 早朝大阪を出発し新幹線で名古屋-JR高山駅、濃飛路線バスで新穂高ロープウェイ駅
 ロープウェイは30分おきにでていて25分で西穂高口駅に到着、そこで昼食(牛丼)。
 あいにくの雨、カッパを着て、どろどろの山道を西穂高山荘に向かう。
 夕方から雨が上がり晴れてくる。




2日目(7月24日)晴れ
 西穂高山荘から奥穂高岳を目指す。
 危険箇所の連続。
 《西穂丸山・西穂独標・ピラミッドピーク・チャンピオンピーク・西穂高岳・赤岩岳・
 間ノ岳・天狗ノ頭・天狗岩・ジャンダルム・奥穂高岳》




3日目(7月25日)曇り
 奥穂高山荘から槍を目指す。
 ガスっていて、風も強い。寒いのでカッパを着た。耳も寒いので、タオルを巻いた。
 (毛糸帽子も持ってくるべきだった)

 今日も危険箇所の連続、難所の大キレットが控えている。
 長谷川ピークと、飛騨側から落ちるとほぼ助からない「飛騨泣き」が有名だけど、それ 
 以外も危険箇所あり。つまり、涸沢岳から南岳あたりまでずっと気が抜けない。

 無事通過後、槍ヶ岳山荘で昼食(カレー)を食べて元気をつけ槍を登り、殺生ヒュッテ
 まで下りる。殺生ヒュッテは、穴場。晩ご飯は4人、朝食は3人のみ。1人1テーブル。1
 人1部屋!
 《涸沢岳・北穂高岳南峰・北穂高岳・長谷川ピーク・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳》






4日目(7月26日)晴れ
 殺生ヒュッテから上高地に下山。この日初めて、日焼け止めクリーム使用。
 そのまま帰阪するか、上高地に1泊するか、下山中ずっと迷う。
 結局、明神からホテルに電話して予約。
 また、あちこちにLINEで「無事下山」を伝える。
 その晩は、温泉に入ってすっきり。



 
5日目(7月27日)雨→曇り
 9:30のバスに乗り、新島々から電車で松本、名古屋経由、約6時間で帰阪。
 (これがさわやか信州号だと、京都到着夜9時過ぎ、そこから在来線、バスを乗り継ぐ 
 ので、帰宅は深夜になる)

【覚書】
西穂高山荘予約センターに電話すると、次の2点用意するように、と。
①アルコールスプレーかウェットティッシュ
②シェラフカバーか寝袋インナー
コロナだから、泊めて頂けるだけでもありがたい。

寝袋インナーは、持っていって便利だった。とても寒いので、助かった。
ダウンも持っていったけど、これも助かった。山荘の中が寒かったから。(ストーブの側で、ダウンを着て、寒さをしのいだ)

あと、縦走中はサイドポケットにペットボトルを入れない方が良い。ずれ落ちる可能性がある。他の縦走路なら大丈夫だけど、今回のコース、岩稜の上り下りばかりなので、岩に擦れてせり上がってくる。ザックに収納して、すっきりした状態で登ったり下ったりする方が良い。

言わずもがなだけど、トレッキングポール不要。下山時、槍の下りから上高地まであった方がいいけど、それだけのために、ジャンダルムや大キレットをザックに差し込んで持ち歩くのは不合理で無駄。ヘルメットは必携。周囲の方も100%装着されていた。

今回の不安要因は3つあった。
①天候・・・なんとか保ってくれた
②体力・・・かろうじて保ってくれた
③靴・・・急に決めて出発したので、ちょっと準備不足。靴のメンテに持っていくと、「この靴で出かけるのは止めた方が良い」「いつ壊れるか分からないから!」、と。
そこで、明日出発というのに、急遽、登山靴を買いに行った。それが7月22日のブログ記事!→Keen
不安だったけど、靴擦れもなく良い感じだった。
 ↓ 帰宅後、泥だらけだったので、メンテしてから写真を撮った。
ちなみに、ザックはグレゴリー・ミウォック24 。
ペットボトル4本、4日分の行動食、ヘルメット、雨具、ダウン、寝袋インナー、着替えを入れると、これ以上入らないぱんぱん状態になった。(バーグハウス35にするか迷ったけど、軽量コンパクトにこだわったから、こうなった)普通の縦走なら、ここまで小さくしなかった。結局、総重量は7Kgくらいになった。


*私のタイム情報とか知りたい方は、次のYAMAPリンクをご確認さい。
西穂から槍縦走1日目

西穂から槍縦走2日目

西穂から槍縦走3日目 

西穂から槍縦走4日目下山

【会計報告】
4泊5日西穂から槍縦走、会計報告


クマに追いかけられる話

2020年11月08日 14時49分07秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
今回は、新雪で苦労したが、慎重に対処した。 
ただひとつ冷静に対処できなかったことがある。 
 
初日11/4、蝶が岳から横尾に下りて、徳沢に向かい始めた。 
午後4時頃、周りは閑散としており、夕暮れ時が始まろうとしていた。
 疲れていて、不用意に遊歩道の浮石を踏んでしまい、「がたん」となった。
 その時、右の河原で黒いものが動いた。 
 
クマだ! 一番やってはいけないこと・・・それはクマを驚かすこと。
 驚かされたクマは、原因を作った私に怒りを感じたようだ。 
遊歩道との落差5mを登ってこようとした。 私は疲れも吹き飛び、全力疾走で逃げた。 これほど必死に走ったのは小学校の運動会以来。
 しばらくして振り返るとクマはいません。 ほっと一安心です。
 
 以上、こんな感じで今回のツアー終了。 
皆さんもクマに気をつけてね。
西穂山荘で食べた味噌ラーメン900円・・・少し辛いけどうまい
帝国ホテルのジャンボプリン1,750円・・・絶品
オムライス3,050円
ケーキセット1,750円
 
【備考】
帝国ホテルの係の方に聞いたところ、空室はずっとない、とのこと。
出てもすぐ埋まるそうだ。
もし空室がでれば、ツインの部屋を1人で使うことも出来るそうだ。

無事帰宅

2020年11月08日 14時13分57秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
無事帰宅しました。
携帯でなく、普通のカメラで撮った写真を紹介します。
 
長塀から蝶ヶ岳に向かってるところ
蝶ヶ岳稜線にでたところ・・・向こうの方に蝶ヶ岳山荘が見える
蝶ヶ岳山頂
西穂独標
前穂方向

前穂に向かうが…

2020年11月06日 18時22分53秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
前穂に向かったけど、断念して引き返しました。
 
岩場より雪の斜面の方を下りる時の方が気を遣う

西穂高岳独標

2020年11月05日 18時26分51秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
昨日の蝶ヶ岳で疲れたので、今日はレストにしよう、と思ってましたが、青空を見て急遽お出かけモードに。
独標


上高地~蝶が岳

2020年11月04日 21時00分34秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
上高地に来ています。
スマホからのアップなので文字入力不慣れです。
稜線にやっと出た
河童橋雪化粧

蝶ヶ岳+西穂高岳(追加情報)

2019年11月09日 19時49分58秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
思い出した事を書いておく。
今回も、天気の良い日程をずっと待っていた。
最低3日間晴れて欲しい。そういうわけで、11/3夜発で、11/4~11/6という日程にして、高速バスをまず押さえた。その後で山小屋を押さえよう、と。
するとどうだろう、大抵の山小屋が11/3で終了となっている!
これで、穂高から槍の縦走は出来なくなった。

蝶ヶ岳ヒュッテだけ、最終日が11/4となっていたので、とりあえず初日は蝶ヶ岳に行くことにした。西穂山荘は通年営業なのは知っていたので、いつ行っても大丈夫。
こうして、前半=蝶ヶ岳、後半=西穂高岳、という日程を組んだ。
これが今回山行の裏話である。(皆さんも気を付けて下さい)

ちなみに、今回のザックの総重量は8.6Kg・・・だいぶ押さえたつもり。
これに12本爪アイゼン+ピッケルが加わると10Kgになるかも。
でも、テントじゃないから、軽い方だけど。
工夫によってもっと軽量化可能だけど、まぁ、いっか。

蝶ヶ岳+西穂高岳③

2019年11月09日 09時23分08秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
今日は最終日、西穂をピストンして下山の予定だ。
今日も暗いうちに出発
夜が明けてきた
最初はなだらかな稜線が続く
西穂独標・・・このあたりから岩稜が続く
西穂は近いようで遠い・・・ピークを8つくらい越えないと到着しない
やっと西穂に登頂・・・3時間くらい掛かった

槍ヶ岳がよく見える・・・今日も晴天感謝!
慎重に下山する・・・こうして今回の登山終了

【データ】1
タイム:6:29
距離:6.2Km
上り:730m
下り:989m
消費カロリー:2472kcal

【データ】2
西穂山荘:5:57
西穂丸山:6:14
西穂独標:7:06
西穂高岳:8:35-9:19
西穂独標:10:04
西穂丸山:10:59
西穂山荘:11:21
西穂高口駅(ロープウェイ駅):12:25

【装備】1
今回一番迷ったのが装備。
雪の状態で、冬用重装備にするか、あるいは秋の軽装備で大丈夫なのか?
そこで、山荘にTel.して行く直前に聞いた。
「雪の状態はどうですか?」、と私。
「今、雪は消えてます」と山荘スタッフ。
「12本爪アイゼンとピッケルは必要ですか?」、と私。
「軽アイゼンでOK、ピッケル不要」、と山荘スタッフ。
そういうわけで、装備は軽くした。但し、靴は冬用登山靴にした。
結果から言えば、今回に関しては、普通のスニーカーでも大丈夫なくらい雪はなかった。(安全で良かったのだが、あまり無いのも少し寂しかった)
西穂に登るときの服装は、最初、長袖Tシャツ+フリース+ウインドブレーカー。
温度調節をしながら歩いたが、途中稜線で風が強くなり、ヤッケ(マウンテンパーカー)をさらに羽織った。

【装備】2
マーモット冬用ズボン、長袖Tシャツ、フリース、ウインドブレーカー、ヤッケ、ダウン、ゴア雨具上下、
アイゼン6本爪、トレッキングポール、冬用登山靴、ロングスパッツ、フリース帽子、手袋、オーバー手袋
ヘッドランプ、ライター、カメラ、時計、スマホ+充電器、ゴミ袋、地図、資料、日焼け止め
行動食、テルモス、ツエルト、ザック(バーグハウス・青40)、ザックカバー、手袋予備
着替え(Tシャツ・パンツ・膝下ズボン・靴下)、
*歯ブラシ、洗面用具、コップ・・・これは必要なかった、山荘が節水をして水が使えないから

【備考】
最初の計画では、上高地に下りて1泊するつもりだった。
しかし昨晩、「新穂温泉に下りよう」と、急に思い立った。
実は、持ってきた文庫本を初日に読み終えてしまって、上高地に泊まっても夜が手持ち無沙汰になるから。
結局、ロープウェイ(1,600円)で新穂温泉に下りて、「ホテル穂高」で温泉に入った。(1,000円)
さて下山後、どうやって帰阪するか悩んだ。
普通なら高山から名古屋経由で帰阪するが、今回は、富山に出て、そこからサンダーバードで帰阪した。
新穂高ロープウェイバス発 14:38
富山駅バス着 16:50頃
JR富山発 17:11 新幹線つるぎ725号
JR金沢発 17:54 サンダーバード725号
JR大阪最寄りの駅 20:30分頃
【交通費】
*富山までバス代2,100円
*富山からの帰阪電車賃8,580円
*往路は高速バス9,200円

【参考リンク】
濃飛バス
奥飛騨 中央交通バス

蝶ヶ岳+西穂高岳②

2019年11月08日 11時24分32秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
今日は忙しい。
蝶槍に登って、横尾分岐に引き返し、
下山後、横尾-徳澤園-明神-河童橋-田代橋へ移動。
田代橋にある登山口から西穂山荘まで登る。(大丈夫か?)

4時半に起きて、ヘッデンを点けて5時前に歩き出す。
夜が明けてきた・・・向こうの方に小さく富士山が見える
ズームするとこんな感じ
これが蝶槍
蝶槍山頂・・・向こうは常念岳
槍ヶ岳も朝焼けに染まる
横尾分岐・・・梓川をはさんで西穂が見える(あそこまで登るのか、と感慨深い)
横尾に無事下山
この時期、横尾大橋は閑散としている
田代橋に向かう梓川横の遊歩道からの景色
西穂高岳登山口・・・せっかく蝶ヶ岳から無事下山したのに再び登りだす(傍から見たら何かの罰に見えるかも?・・・楽しみと苦しみは紙一重)
登山道はこんな感じ
西穂山荘(2,367m)に到着

【データ】1
タイム:9:35
距離:19.9Km
上り:1,816m
下り:2,116m

【データ】2
蝶ヶ岳ヒュッテ 4:56
蝶槍 5:54-6:07
横尾分岐 時間不明(6:30くらい?)
横尾 8:10
徳澤園 9:11
西穂登山口 11:30 
西穂山荘 14:30

【参考】
蝶ヶ岳は二重山稜で、ピークが2つある。
ひとつが、蝶槍と横尾分岐の間の三角点▲2,664m。
高い方のピークは蝶ヶ岳ヒュッテの南側にある最高点(長塀ノ頭)▲2,667mだ。
立派な標識が立っているのは後者。3mの違いだけど、待遇に差がある。

蝶ヶ岳+西穂高岳①

2019年11月07日 19時06分54秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
蝶ヶ岳▲2,677mと西穂高岳▲2,909mに登って来た。
11/3、京都八条口22:45、高速バスで出発。
翌日、上高地に5:10頃到着。
夜が明けていない暗い道を歩き出す。
徳澤園に到着・・・歩き出して2時間20分経過
徳澤園に長塀山と蝶ヶ岳の登山口がある・・・立派な看板も掛かっている
登山道はこんな感じ
11:05、長塀山▲2,565m、やっと到着

蝶ヶ岳が見えてきた
今日泊まる蝶ヶ岳ヒュッテも見えてきた
蝶ヶ岳山頂▲2,677mに到着!
高山市側は雲海
槍ヶ岳くっきり
槍ヶ岳から南岳、大キレット、北穂、涸沢岳、奥穂
(写真では切れてるけど、本当は西穂まで見えている・・・晴天感謝!)
蝶ヶ岳ヒュッテ

【データ】1
上高地-明神-徳澤-長塀山-蝶ヶ岳-蝶ヶ岳ヒュッテ泊まり

【データ】2
タイム:7時間
距離:12.8Km
上り:2,028m(累計)
下り:740m
消費カロリー:3130kcal

上高地バスターミナル:5:20出発
徳澤園(登山口):7:42
長塀山:11:05
蝶ヶ岳:12:08-12:18
蝶ヶ岳ヒュッテ:12:20(蝶ヶ岳山頂から蝶ヶ岳ヒュッテは2分くらい、すぐ横)

穂高縦走⑤

2019年09月22日 23時30分47秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
●9月19日(木)
今日は最終日。
15:40の高速バスを予約している。
それまで、上高地を散策する。
正面が奥穂高岳、その右に吊り尾根を経て前穂高のピーク
上の写真は、梓川山側の散策路
こちらも同様、梓川の山側の散策路からの写真
明神池に行くのは有料(神社境内だから)

【資料】
距離14Km
9:19 上高地温泉ホテルから散策開始
15:36 バスターミナル

【感想&おまけ】
今日は天気が良かった。
岳沢から前穂を経て奥穂に登り、後半の槍までの縦走を再開しようか、と一瞬思ったくらい。(今回、後半の縦走が出来なかったのが心残り)
機会があれば、トライしたい。
あと、上高地温泉ホテルに泊まっていて思ったのが、どうして両親が元気なときに、このような宿泊プランをプレゼントしなかったのだろう、と。
悔やまれる。(親孝行のタイミングを逸してしまった)
最近、「ああしたら良かった」とか、後悔することばかり頭に浮かんでくる。

【追加】
今回、西穂-奥穂の縦走されている方は、100%と言っていいくらい、ヘルメットをされていた。着用せずタオルを巻いていたのは、私くらい?
奥穂登頂のみの方でも、ヘルメットをされている。
安全を追求するためにも、今後ヘルメットを着用するようにしよう。

穂高縦走④

2019年09月22日 09時37分51秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
●9月18日(水)
朝から雨、風も強い。
予定では、北穂から槍に向かうことになっている。
朝3時半に起きて、4時にカッパを着て出発する。
しかし、稜線はさらに風が強く、縦走どころではない。
とりあえず穂高岳山荘に引き返す。
「どうしよう、下山するか・・・」、と。
穂高岳山荘でしばらく休憩した後、6:00am下山開始。
涸沢~横尾経由で上高地に下りる。
上の写真は、途中の本谷橋。
上の写真は、横尾の横尾大橋。
さて、今日はどうしよう?
バス会社にTel.して1日早くしてもらおうか?
「明日のバスの予定なんですが、1日早くしてもらえますか?」
「ネットでいったん解約手続きをして、予約を取り直して下さい」
「じゃぁ、いいです」、と私。
上高地で一泊して、予定通り明日帰阪しよう。
以前から泊まりたかった上高地温泉ホテルにTel.する。
「今晩泊まりたいのですが、部屋は空いていますか?」、と私。
「空いてますよ、3:00pmからチェックイン出来ます」、とフロント。
上の写真が上高地温泉ホテル。
このホテルは、明治のたいていの有名な登山家、文人・墨客が泊まっている。
ある日のこと、高村光太郎が智恵子と泊まっていた。
「智恵子さんは君の妹かね?それとも奥さんか?」、と同宿のウエストンが尋ねるたという有名なエピソードがある。それがこの上高地温泉ホテルだ。

山小屋と違って、1人で10畳くらいの部屋、ベランダ付きで梓川が見える。
当たり前だけど、TV、トイレ、冷蔵庫と、山小屋と比べると夢のような環境。
「こんな感じで、山小屋も泊まれたらなぁ」、と夢想する。
その後、大浴場で汗を流し、レストランで夕食を食べ就寝。

【資料】
6:00 穂高岳山荘
7:17 涸沢小屋
9:29 横尾
10:52 徳澤園~田代池散策
15:00 上高地温泉ホテル
歩行距離:21.7Km(散策含む)

穂高縦走③

2019年09月21日 11時02分00秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
●9月17日(火)
今日は穂高岳山荘まで行くつもり。
4時すぎに起きて、5時前に出発しよう、と思っていた。
ところが、寝過ごして起きたら5時。
慌てて色々準備して、出発したのが5時半。(こんなことで大丈夫?)
縦走開始・・・西穂山荘を振り返る
西穂独標
槍ヶ岳が遠くに見える
逆層スラブを登る
鎖があるところもある
天狗のコル
ジャンダルムを振り返る
奥穂高岳山頂
無事、穂高岳山荘に到着したのは、13時過ぎ。
(出発遅かった割に、早めに着いて良かった)

【データ】
西穂山荘-西穂丸山-西穂独標-西穂高岳-間ノ岳-天狗ノ頭-天狗岩-ジャンダルム-ロバの耳-奥穂高岳-奥穂高山荘

【感想】
西穂から奥穂のコースは、最近買ったガイドブック(「山歩き安全マップ」JTB)には記載されていない。(北穂~槍、は載っている)
もし紹介して、事故やケガがあったらマズイ、と判断したのでしょうね。
私の持っている古いガイドブック「空撮登山ガイド」(昭和55年初版発行)には、載っていて、このコースをトライする目安として、次のように書かれている。(P36)
経験では北アルプスの主な山、例えば槍・穂高のほか、剱岳、鹿島槍、と八峰キレット、不帰縦走などをひとりで安全に登りこなせ、北アに5年以上通っている人、が最低の目安だろうか。

穂高縦走①②

2019年09月20日 19時37分06秒 | 北アルプス(穂高・槍・蝶)
●「上高地に行こう」、と思い立った・・・9月15日(日曜)の午前の話。
さっそく、高速バス往復をネットで押さえる。
初日と次の日の山小屋もTel.にて予約。
登山計画書を作成する。
高速バスは、本日深夜発なので、パッキングして着替える。
忘れ物はないだろうか?
よし、出発。

●9月16日(月曜)
早朝5時20分頃、上高地到着。
今日の行程は、西穂山荘までなので、3時間あったら辿り着ける。
まだ6時前だから、時間はたっぷりある。
そこで、登山開始する前に、上高地を散策することにする。

帝国ホテル-田代池-大正池・・・ここから引き返して河童橋。
(上の写真は大正池、下の写真は散策中に出会ったお猿さん)


河童橋-明神橋・・・ここから対岸を引き返す。(上の写真は河童橋)
そうこうしているうちに11:00amになった。
かれこれ5時間半ほど歩いた、距離にして15.3Km。
登山の前のウォームアップにしては、疲れた。
ほどほどにしておいたらよかった。(それが出来ない)

11時頃、上高地・田代橋出発。(上の写真は、西穂高岳・登山口)
ひたすら登り続けるが、花に癒やされる。
お昼2時頃、西穂山荘到着。
2時間55分・・・およそ3時間、予想タイム通り。登り900m。
山荘窓口で手続きをして、部屋で休憩。(上の写真は西穂山荘)
あぁ、疲れた。
明日に備えて、ご飯を食べたら早めに寝よう。(9月17日につづく)