【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

映画『のぼる小寺さん』

2020年07月03日 17時06分51秒 | 映画(山関係)

ボルダリング認知度は上がってきた。
でも、青春映画になるとは思ってもみなかった。信じられない。
(これで少しでもジム持ち直したらいいけど・・・)

映画『のぼる小寺さん』公式サイト(音が出るから注意)

【参考リンク】


映画「Dawn Wall(ドーンウォール)」

2020年06月20日 13時39分52秒 | 映画(山関係)
映画「Dawn Wall(ドーンウォール)」

Netflixで、「Dawn Wall(ドーンウォール)」を観た。
トミー・コールドウェルとケヴィン・ジョーグソンによるヨセミテ・エルキャピタン新ルート開拓による初登の記録映画。
全32ピッチ、そのうち14クラスが7ピッチ。
迫力の映像で、文字どおり手に汗握る。

トミー・コールドウェルの伝記的側面もあり、子どもの頃の映像や、キルギスでの経緯にも触れられている。
どうしてベスと別れたかも、インタビューされている。(かつて「2人が別れた」、と聞いたときは、「えっ!」と思った・・・それほど驚いた、強い絆があると思っていたのに)
トミー・コールドウェルが人差し指を切断した経緯もしっかり描かれてい。
思った以上に、大きな欠損だ。
それでも、これまで以上に登れるようになり、偉業も成し遂げた。
とんでもない努力と才能だ。

【備考】
Dawn Wall第2登なんて、何年も出ないと思ってたのに、
アダム・オンドラが、あっさり登ってしまった。
驚異のクライマーだ。(それでも、初登の偉業は薄れない・・・登れると分かってトライするのと、先が見えない状態でトライするのでは、まるっきり違うから。ルートを確定するだけでも困難だから)

【参考リンク】

「オーバー・ザ・エッジ 」グレッグ・チャイルド

映画「フリーソロ」

2019年10月11日 00時12分48秒 | 映画(山関係)
アレックス・オノルドの映画「フリーソロ」を観てきた。
10月10日が上映最終日、梅田の映画館・シネ・リーブルまで行ってきた。
もっと早く行くつもりが、雑用が多く、最終日にもつれ込んだ。

本作品はフリーソロによるエルキャピタン登攀ドキュメンタリー映画。
前代未聞、前人未踏、クライミング界の月面着陸と言われた快挙である。
それを本人の談話、周りの人々の証言、クライミング映像を交えて構成し、心理的な葛藤、深みを演出している。思った以上に、登攀や自然描写の映像は美しかった。

さて、実際の登攀であるが、核心部は何カ所もある。
出だしのスラブ・・・これは、前傾やクラック以上に不確定要素だ。
さらに、途中のオフィズス、上部のシンクラック、最上部の露出した前傾部。
しかし何と言っても、ボルダームーブの箇所が一番の核心。
練習ではアレックスは、フォールしている。
トミー・コールドウェルも参考になればとムーブを見せようとするが、フォールする。
いったいどれだけ難しいんだ!
両手はカンテのスローパー、そこから左足をキックするように、向こうの壁を蹴り、両手と左足のオポジションで均衡を取る、ってのが核心ムーブ。
う~ん、微妙すぎる。
映画監督は望遠レンズでずっと見守っていたが、核心箇所は恐怖でレンズをのぞくことが出来ない。
しかし、アレックス・オノルドは、平常心で淡々とムーブをこなす。この映画のなかでも凄味を感じるシーンだ。
これほど観ていて疲れる映画はない。

【参考リンク】
「アローンオンザウォール 単独登攀者、アレックス・オノルドの軌跡」

【予告編映像】