【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

秋桜(3)

2010年10月31日 22時18分08秒 | 写真

秋桜(2)

2010年10月31日 22時17分15秒 | 写真

秋桜(1)

2010年10月31日 22時15分54秒 | 写真


向日葵

2010年10月31日 22時14分52秒 | 写真

モカシム・サイズについて

2010年10月31日 20時04分18秒 | クライミングギア&登山装備
Anasazi Moccasym™
この夏にインスティンクトSとモカシムを購入した。
インスティンクトSは、ウォームアップに使用して、ずっと足慣らしをしている。
さて、モカシムも買ったままなので、足慣らしをしてみた。

約15年愛用なので、問題ない・・・はず。
でも、どこか違和感を感じる。
従来のタイプと比べて、ヒールの型が変わった。
それは別にいいんだけど、微妙に大きく感じる。
ヒールの型の影響かもしれないが、同じ#5.5でも、従来のタイプの方が小さい。
そこで、ナカガイジム店頭に置いてあるモカシムを履かせてもらった。
まず試しに、ハーフサイズ小さい#5を履くと、すんなり入る。
さらに、1サイズ小さい#4.5を履くと・・・(う~ん)やっぱり入る!
これは一体どうしたことか!

もし、モカシム購入を考えている方は注意!
試し履きをして、慎重に選んだ方がよいぞ。
今までのサイズで、ポン!と購入しない方がよい。

PS
単に私の足が小さくなった、ってオチなら笑うけど。
(でも、それなら今履いているモカシムも大きく感じるはず)

「劇画漂流」(上・下)辰巳ヨシヒロ

2010年10月31日 19時04分18秒 | 読書(マンガ/アニメ)

海外での評価の高い辰巳ヨシヒロ氏であるが、皆さんご存じでしょうか?
いわゆる『トキワ荘』に対抗した勢力があった。即ち、『劇画工房』である。
その中心人物であり、『劇画』という言葉の産みの親が辰巳ヨシヒロ氏。
10年以上の歳月をかけて描いた自伝的長編。
第13回手塚治虫文化賞・大賞受賞作品だ!
オビの文句は・・・

読み進めるにしたがって、本書は単なる辰巳氏の個人史、あるいは劇画の物語を追っただけのものではないことが明らかになる。これは庶民の視点による大衆史なのだ。

いかがでしょうか?
興味わいてきましたか?
でも、やっぱりマニア向けかなぁ。
図書館に入荷する見込みゼロだし(私は取り寄せ購入した)
他の本のように、勧めるつもりはない。(もちろん、私は面白く読んだ)
劇画がどのように誕生したのか?
戦後間もない頃の世相はどうだったのか?
・・・このようなことに興味のある方はぜひ読んでみて。
内容は保障しましょう。

【関連図書】

【関連リンク】
(興味あれば、歴代受賞記録を見てみて)

ナカガイ・高槻店

2010年10月30日 21時07分13秒 | ジム練習
久しぶりにナカガイ・高槻店に行ってきた。(1ヶ月ぶり?)
本日の練習内容。
①黄色テープ20課題(ウォームアップ)
②長モノ・うす黄緑テープ(6b+)以前複数回RPしてるんだけど、今回ダメ・・・垂壁『アノ1手』で落ちる。
以前RPしてるから、と言って油断してはいけない。(あなどれないルートだ)
3回トライするも、ことごとく垂壁で落ちる。(あぁ、なさけない・・・今日調子悪いかも)
③青テープ20課題(例によって⑲番がダメ、それ以外OK)
④白テープ黒文字20課題(⑥番苦戦するも、複数回トライして何とか登った)
⑤長モノ109手課題(パンプアウト・だめ押しのトライ・・・84手→85手で撃沈)
以上、これにて終了。

【本日の感想】
今日は調子が良いのか、悪いのか?(まぁ、私の実力はこの程度)
最後は、空気が乾燥してるのか、硬くなっている指の皮が割れた。(左手薬指2箇所)
毎年、冬の始まりは油断して指の皮を割ってしまう。
毎日きちんとした手入れ必要。(朝晩2回はクリームを塗るようにしたい)

【余談】
ナカガイ・高槻店のブログに書いて頂いたが、『岩と雪』のバックナンバーを寄贈した。
実は、摂津店が出来たときに中貝君にダンボールの箱に入れて渡した。
それはたぶん4年前・・・2006年12月だったと思う。
このような雑誌は増えることがあっても、減ることはない。
当時、自宅本棚の許容量をオーバーしたので、ジムに置いてもらったらどうだろう、と思った。
他のクライマーにも見てもらえるし、私も読みたいときに読めるからOKかも、と。
でも、いつまで経っても開架する気配がないので、先日督促して高槻店に置いてもらった。
(kihito君に頼んでルカラに置いてもらっても良かったんだけど、4年前は無かったし)
自転車で行けるジムに置いてあった方が便利かなぁ、と。(摂津店、高槻店共に自転車圏内)
・・・以上が経緯である。

スタッフ・石井君に反応を聞いてみると、一部クライマーに好評の様子。
私も、この『岩雪』バックナンバーの話題で、来店されていたクライマーの方と話も出来た。
置いてもらって良かった、と感じたしだいである。
なお、貸出を希望されている方もいる、と聞く。
私は図書ノートのようなものを作って、貸し出してもOKと思っている。
でも、既に私の手元を離れているので、ジムの判断に委せたい。

【リンク】
山岳誌大量入庫しました!! (10/28)(ナカガイ・高槻店のブログ)
http://kazeno-cafe.cocolog-nifty.com/(本日来られていたNさんのブログ)

「きのう何食べた?」(4)よしながふみ

2010年10月30日 20時34分15秒 | 読書(マンガ/アニメ)
よしながふみさん、最新刊。
毎回、食べ物を絡めながらのストーリー展開。
これって志村志保子さんの「女の子の食卓」を思い出すが、絡め方、濃度が微妙に異なる。
「女の子の食卓」は、その回の食べ物を前面に出しながらも、ストーリーが印象に残る。
「きのう何食べた?」は、ストーリーが前面に出ながら、食事の印象が頭に残る。
もう微妙に異なる。
でも、どちらも絶妙におもしろい。
達人技を感じる。

最後の闘いの日々

2010年10月26日 22時51分27秒 | TV/ドラマ
写真
10月25日『プロフェッショナル』観たでしょうか?
吉田都さんの引退公演に向けての練習の日々を追ったプログラム。
おそらく、極限の肉体を追求し、それを獲得した数少ない方、と思う。
英国ロイヤルで15年プリンシパルを務めた。
舞台で100%力を出しきるために、日々120%の練習を積み重ねていく。
それを9歳から35年続けてこられた。
TVでは、ウォームアップのストレッチ、筋トレ、ピラティス、練習後のアイシングまで映していく。
そして、感動の最終公演。

頂点で退く、って出来るだろうか?
私なら、最後まで悪あがきするでしょうね。
引退の理由・・・「心が穏やかになってきたから」、と。
(現役であり続けるには、アグレッシブでなければいけない、と)

【本日のお言葉】
質問:「プロフェッショナルとは?」
回答:「情熱と誇り。それを持って一つのことをこつこつ続けられるという。
自分のやるべきことをしっかりできるという人ですかね」by吉田都


「地を這う祈り」石井光太

2010年10月25日 22時55分48秒 | 読書(写真エッセイ)

この著者は新刊パトロールに登録している。
ところが、何かの手違いか、お知らせメールがこなかった。
著者のブログによる『お知らせ』により、初めて知った。
それを知ったのが先週木曜日の昼休み。
このような本は、一般の小さな書店では取り扱わない。
紀伊國屋書店にtelして在庫確認、レジにて取り置きしてもらう。
これで、ホッと一安心。(週末に買いに行った)

さて、中味について。
著者初めての試み・写真エッセー、である。
過去に訪問した国々で撮影した写真が多数収録されている。
それを見るだけでも価値がある。
ストレートに訴えかけてくる。
買って読む値打ちあり、である。

もし、この著者の作品を読んだことがない、っていう方。
まず、『神の棄てた裸体をオススメする。
さらに・・・『物乞う仏陀』『レンタルチャイルド』
以上、こんな感じでどうでしょう?(ぜひこの濃度、ウォッカ・クラスを体験して欲しい)


少し軽め、ワインかビールが好き、って方。
『絶対貧困』『日本人だけが知らない日本人のうわさ』・・・どうでしょう?


【リンク】

[要旨]
なぜ目を失い、どのような気持ちで路上に立ち、何を食べて生きているのか。世界の現実を直視せよ。写真と文で抉り出す、世界最貧層のむきだしの姿―魂を揺さぶられる衝撃ノンフィクション!祈りは神にとどくのか。
[目次]
はじめに―盲目の少女へ;第1章 血を流す少年―物乞い;第2章 スラム―貧民窟;第3章 少女売春婦の死―路上の性愛;第4章 台車の老婆―食生活;第5章 病気のドラッグ売り―薬物依存;第6章 ゴミの中の胎児―廃品回収;第7章 路上の恋文屋―大道商人;第8章 テロリストの墓―紛争地;第9章 檻の中の子供たち―障害者施設;第10章 路上の神様―祈り;おわりに―ゆで卵の味

ナカガイ・摂津店

2010年10月25日 22時33分31秒 | ジム練習
本日のコラムは地域限定・・・ローカルでスマン。
このところ、ナカガイジム・摂津店ではリードが流行っている。
秋になって季候が良くなったせいだろうか?
話を聞くと、岩場にもよく行かれている様子。
岩場対策も兼ねて、リード練習されているようだ。
(ここでリードされている方のビレイは、平均して他店より注意深い印象で安心している)
(他店は週末しか行かないので、平日は知らないが、例えばパンプの場合、不特定多数が利用する為か、ビレイの上手い人と下手な方の差が激しい印象を持っている。きちんと指導されなかったせいと、身内や周りで注意する人もいないから、と思われる)

さて、私は相変わらずボルダー練習ばかり。
ウォームアップは垂壁長モノ5本+ショートボルダー20本。
さらに、青テープ17番のルーフ課題。(けっこう気に入っている)
今日の勝負ルートは、ピンクテープをルーフ下(青ガバ)まで往復してオレンジテープに繋ぐ課題。
これで、合計93手になる。(グレード:ピンクテープ6b+、オレンジテープ6c)
ホールド大きめなので、手にやさしい。
ミドルパワーが続いて、あちこちで休憩できる持久力系。
本日やっと成功して喜んでいる。
皆さんもトライしてみて。

さて、この練習の弱点はハイパワーじゃない事。
岩場の13クラスは、こんなモンじゃない。
もっと細かいし、核心もシビア。
茶色テープ(7a+)をコンスタントに登る実力が必要。
さらに、他のテープから繋ぐくらいの実力が欲しい。
(私は、単品コンスタントどころか、さっぱりダメ)
練習あるのみ、ですね。
お互い頑張りましょう。

「漂砂のうたう」木内昇

2010年10月24日 12時29分33秒 | 読書(小説/日本)
巧い!見事なできばえである。
非常にレベルが高い。
明治初期の空気が伝わってくる感覚。

主人公は元御家人次男坊・定九郎で、明治維新により、生活が一変する。
時代についていけず、武士として生きることも出来ない。
家を出て、出自を隠して遊郭の下働き。
未来への希望もなく、なんとなく生きている。
そんな定九郎を中心に、その周囲の人たち、時代を描いている。

さて、本作品は遊郭を舞台にしている。
(但し、吉原ではなく根津遊郭が舞台)
その雰囲気をよく描いている。
ミステリ仕立てになっており、最後まで緊迫したストーリー構成。
特に10章から最終章まで息詰まる展開。
もし難を言うなら、陰のヒロイン花魁・小野菊の心理描写が薄いこと。
もう少し突っ込んで描いてもよかった、と思う。
それにしても、登場人物たちの今後が気になる。
彼ら(彼女たち)は明治をどう生きたのか?
スピンオフで『その後』を描いて欲しい。(特に、小野菊が気になる)

【ネット上の紹介】
明治10年。根津遊廓に生きた人々を描く長編 ご一新から十年。御家人の次男坊だった定九郎は、出自を隠し根津遊郭で働いている。花魁、遣手、男衆たち…変わりゆく時代に翻弄されながら、谷底で生きる男と女を描く長編小説。

遊郭と言えば、上記二作
「吉原手引草」「花宵道中」を思い出す。特に、「花宵道中」は傑作。

「華恵、山に行く。」華恵

2010年10月24日 08時41分50秒 | 読書(山関係)
「山と渓谷」に連載されていたエッセイ+書き下ろし、である。
先日、「小学生日記」を紹介した。
この本と同著者である。
つまり、hanae*=華恵さんである。
(ペンネームを変えただけ)
「小学生日記」の文章が良かったので読んでみた。
山に関しては初心者なので、一般文章ほどの「サエ」はないけど、それでも読みやすく楽しめた。
上手く、山の楽しみを表現している。
例えば、次のような文章。
(以下、転載)

頂上をめざすだけが山の楽しみじゃない。登りも下りも、ふもとにも山頂にも、いろんな表情がある、ということにも気づかされました。
ひとに出会ったときのように、好きになると、何度でも会いたくなる。季節によって、天気によって変わる表情も見たい。今は眠っている動物たちも、時季が変われば姿を現すかもしれない。何度でも来たい。そんなふうに思える登山は、ほんとうに楽しい。

[要旨]
クライミング、低山、雪山、そして富士山へ。『山と溪谷』の好評連載に書き下ろしを加えたエッセイスト華恵が綴る山の話。
[目次]
山の先生は今井さん―山梨県扇山;アイゼン、ピッケル、オクホタカ―長野・岐阜県奥穂高岳;インドアクライミング―都内クライミングジム;だから岩はやめられない―埼玉県日和田山・男岩西面;はじめの一歩―東京都高尾山;初めてのスノーシュー―長野県しらびそ小屋(北八ヶ岳);登山のためのクライミング―神奈川県丹沢・広沢寺岩場;都会のオアシスで―東京都皇居;羅臼岳から―北海道羅臼岳;私はどこにいる?―東京都御岳山〔ほか〕

エイト環とATC

2010年10月23日 21時21分35秒 | クライミングギア&登山装備
前回、『クライミング・グローブ』と『技術革新・エイト環』について書いた。
『肩がらみ』から『エイト環ビレイ』に変化した、と。
でも、今のクライマーなら、ATCかグリグリでしょうね。
これについて、もう少し補足しておく。
どのように変わったかを思い出してみよう、と思う。

少なくとも80年代は、まだエイト環を使用していた。
肩がらみより格段に進歩した。
大きなフォールにも対応出来るようになった。
ただ、クライマーがクリップするときに、素早く繰り出しにくい。(巻き上げも)
そこで、考え出されたのが、カラビナへのちょい掛け。
さらに、エイト環の小さい方の穴にロープを通す方法。
これは、現在のATCの原理と同じ。
私の記憶では、90年代後半からATCが普及してきた、と思う。
ちなみに、現在私が使用している組み合わせは・・・

カラビナ=プラスチック止めが付いたDMM・ビレイマスター
ATC=ブラック・ダイヤモンド

グリグリは使用していないし、使用するつもりもない。
慣れているのもあるけど、ATCの方が微妙な操作ができる。
手元及び、フォールした瞬間のボディで調整している。(人為要素が大きい)
そう言えば、ボディビレイが一般化してきたのも80年代後半くらい。
それまでは、立木を利用したりしていた。
技術書にもそう書いてあったし。
フリーが広まるにつれて、ボディビレイが一般化した。
身体を使った方が、クライマーに衝撃が少ないから。
クライマーがフォールした時、ビレイヤーは身体が持って行かれる。
これが緩衝となってフォールの衝撃が薄まるから。
昔、ユージの発言で、「ビレイは立木を使わず、ボディビレイをしてくれ」と書かれていたのを思い出す。
(正確な文章は思い出せないけど、だいたい上記の内容・・・確か昔の『岩と雪』)

さて、このように現在のビレイシステムは出来た。
しかし、この方法で重要なのは、微妙なATCとボディ操作である。
立派なビレイディバイスを持っていても、修練を積まないと上達しない。
そもそも立ち位置が間違っている方が多すぎる。
皆さん、後ろに下がりすぎ!(ベテランの方でもいるぞ!)
登っている人を指導したかったら、別の方にビレイを頼もう。
(後ろに下がると周りも迷惑)
ロープが屈曲しないよう、1ピン目の真下半径1.5m以内が基本。
(もちろん岩場の状況にもよるので臨機応変)

以下、いくつか注意点を書いて、今回終了とする。
①1ピン目あたりでクライマーがフォールしたら、ビレイヤー激突する。
その辺は臨機応変に対処してよけながら止めて欲しい。(立ち位置重要)
②また、ボルダラーによく見かけるが、3ピン目あたりまで登っているのに、スポット体勢の方がいる。
③1ピン目~3ピン目あたりでフォールした場合、下手なビレイだとグランドする。ビレイヤーは弛ませすぎないように。
④クライマーがテンションしてルート途中でセルフをとっても、ビレイヤーはロープから手を離さないこと。(たとえグリグリでも)
⑤ロープの繰り出し、巻き上げは小まめに行うこと。(これをじゃまくさいと思う方はビレイに適さない=即ち、頼まない方がよい)
⑥登っているクライマーから目を離さないのは基本中の基本。
⑦1番間違いの無いのは、信頼できる方にビレイを頼むこと。
たとえ、登るのが上手い方でも、ビレイの集中力が無い方がいるので注意しよう。
でも、結局人間のすることである・・・失敗はある。
最終的に、「この人のビレイで怪我したんならしかたない」と諦めがつくような人がベスト。
(肉親とか、親友・・・ですね。さらに、お互い保険にも加入しておくとなお良し)

【参考リンク】

「町でうわさの天狗の子」(7)岩本ナオ

2010年10月23日 20時51分14秒 | 読書(マンガ/アニメ)
最新刊、7巻目発売。
オビを見て驚いた。
『椎名軽穂先生も愛読!』、とある。
まぁ、椎名軽穂さんが読んでもおかしくないんだけど、
ここで注意したいのは、椎名軽穂さんは集英社の漫画家である点。
岩本ナオさんは小学館の漫画家。
このあたり、出版社同士で合意があるんでしょうね。

さて、肝心の内容だけど、大きな展開を感じた。
秋姫は学年が上がり2年2組になった。
クラスメートが変わった。
P133からの『飛行シーン』すばらしい。
今後の展開は『鬼』が関わってくるのだろうか?
ゆるいファンタジーであるが、それだけに『変異』シーンがリアル。