【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「見上げた空の色」宇江佐真理

2025年03月10日 08時45分58秒 | 読書(エッセイ&コラム)

「見上げた空の色」宇江佐真理
 
読み返し。
 
P146
人は五十を過ぎたら無闇にがんばるべきはないと思う。
 
P370・・・乳癌レポートより
諦めて、覚悟していながら、心の底は寂しくてならないのだ。死ぬこと怖くないけれど、ただ訳もなく寂しい。この寂しさを埋める術を私は知らない。じっと堪えるしかないようだ。

P384
毎朝、目覚める度に思うことは昨日と同じ今日でいい、というささやかなものだ。(中略)舞い上がるほどの幸運もいらない。生きているだけでいいと思う。
 
【ネット上の紹介】
江戸の魅力、創作の秘密から闘病記まで 髪結い伊三次捕物余話シリーズなどで人気の時代小説作家によるエッセイ集第二弾。函館在住の主婦でもある筆者の日々のあれこれ。
第1章 まだ書いている
第2章 住めば都
第3章 人生、用事
第4章 見上げた空の色
第5章 今帰仁村の雷桜
第6章 わが心の師匠
この記事についてブログを書く
« 北海道旅行、雑感 | トップ |   

読書(エッセイ&コラム)」カテゴリの最新記事