「3月のライオン」(7)羽海野チカ
前回、ドラマチックな終わり方だったので、
今回、その後の展開が気になっていた。
いじめの問題もストーリーの重要な要素なので、
こちらも気になっていた。
いくつか印象に残った文章を紹介する。
「信じれば夢は叶う」
それは多分本当だ
但し一文が抜けている
「信じて努力を続ければ夢は叶う」
――これが正解だ
さらに言えば
信じて
「他のどのライバルよりも1時間長く
毎日努力を続ければ
ある程度迄の夢は、かなりの確率で」
叶う――だ
この作品のすばらしいところは、敗者にもしっかりスポットライトをあてて、背景を描き込んでいること。
つぎにひなちゃんの言葉。
「先生・・・私、許さなくていいですか?」
この前後のシーン、圧巻である。
これである程度決着がついた、と思うけど、
でも、加害者側・・・全然懲りてないでしょうね。
(それにしても、この親もサイテー・・・「この親にしてこの子あり」、か)
さて、情報を記しておく。
3月28日~4月9日、大阪大丸梅田店15階にて原画展開催。
入場料600円、10:00am~7:30pm
詳細は次のとおり。
【原画展のお知らせ】
http://3lion.younganimal.com/exhibition/
『3月のライオン』公式サイト
【ネット上の紹介】
新人王を獲った零だったが、いじめられているヒナのために、自分が何もできないと勝手に思い込んでいた。一方、ヒナは学校で心が折れそうになりながらも、懸命にいじめと戦っていた。二人の様々な思いが交錯する中、物語は新たな展開をみせる。「本当の強さとは何か?」あなたに問いかける『3月のライオン』第7巻、ここに登場です。 2012年3月刊。