出生の秘密、記憶喪失、復讐、成長、成功、名家、財閥、師弟愛・・・韓国ドラマのエッセンスが詰まっている。
ヒロイン・ウンビは、母と伯母の後継者争いに巻き込まれ、記憶喪失、行方不明となる。ウンビは、貧しいヘオクに拾われ、ボリと名付けられ育てられる。
脚本家は、「チャングム」を意識している、と思う。
ヒロインの母と養母が、そうだ。
良い面もあれば、ずるく立ち回り、人を困らせる面もある。
さらに、悪女役・ヨン・ミンジョンが頑張った。
これほどの性悪女は、ドラマ史上ちょっとない。
強烈なベクトルで、最終回まで引っ張った。(えらい!)
【タイトルの由来】
タイトルは、チャン・ボリ、である。
これは、ヒロインの名前。
もともとの名前はチャン・ウンビ。
しかし、養母に育てられ、イ・ボリとなる。
本来の名と養母の付けた名を合わせて、チャン・ボリ、である。
なお本作品は、(物語のタイプとして)ヒロインが本来の自分の居場所を見つけるまで流離う「貴種流離譚」とも言える。
【おまけ】
面白くなるのは、ヒロインが記憶を失う6話あたりから。
舞台もソウルから長興(チャンフン)へ、移動する。
ここで、師匠のオクスに出会い、その技量を習得していく。
関係ないけど、ヒロインが物語でジャージャー麺を食べるシーンが複数出てくる。
私もさっそく、スーパーで買って食べた。
【疑問】
車の中で携帯を使用するシーン。
どうして、Bluetoothを使わない?
2014年ドラマだから、既に普及が始まっているはず。
(日本では、2010年以前から普及始まっていた、と記憶する)
高級外車に乗っているのに、なぜ?