【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

よいお年を・・・

2011年12月27日 22時36分35秒 | クライミング(一般)

ちょっと早いけど、今年の更新は、今日でおしまい。
このブログを読んでいただき、感謝です。
また、来年もよろしくお願いします。

毎年恒例、お出かけチェックリスト(マイナーチェンジ)改訂したので、下記に掲載します。
海外だけでなく、国内でのクライミングや山行でも、参考にして下さい。
では、よいお年をお迎えください。

【お出かけチェックリスト】

基本

パスポート、ビザ、レンタカー予約確認書、国際免許証+国内免許証(2つ必要)、宿泊先バウチャー、TC、現金&カード(カードはコピーを取っておき、紛失時のtelも確認しておく)、航空券、海外保険&連絡先、YH会員証、現地キャッシュ (交通費&食事代は必要)、ツアー仲間のTEL、住所、緊急連絡先、血液型、ツアー日程表、計画書

洗面用具 石けん、シャンプー、歯ブラシ&歯磨き、くし、タオル、ヒゲ剃り、ハンカチ、はなかみ 
衣類 パンツ、Tシャツ(予備)、靴下(予備)、セーター、雨具、帽子 
雑貨 財布、めがね予備、サングラス、洗剤、洗濯ばさみ、ひも、爪切り、耳掻き、ナイフ(要申告)、裁縫セット、ボールペン&メモ、傘、計算機、ライター、カメラ&フィルム(デジカメ&充電器)、ヘッデン、ランタン、時計(目覚まし)、ビーサン、ゴミ袋、コップ 、蚊取線香 、電池予備、顔写真(証明書用)、手帳(日記、メモ帳)、海外用携帯(あるいは空港でレンタル)+充電器、海外用プラグ、日焼け止め、はさみ、レジャーシート
書籍




ルート図、辞書(その国の辞書・和英・英和・国語辞典)、旅行案内、地図、機内用読書

救急セット(消毒液、バンドエイド、テーピング)、胃薬、頭痛薬、整腸剤、のど飴、湿布、ムヒ、オロナイン、スキンケアクリーム
 
食料 水筒、弁当、行動食、非常食、テルモス 、紅茶、砂糖、粉末ポカリ
料理セット コンロ、鍋、フライパン、調味料、箸、スプーン、皿、コップ、ロールペーパーポリタン
テント関係 テント、銀マット、ランラン、シェラフ、シェラフ用マット 
クライミングギア シューズ、ハーネス、チョークバック、予備チョーク、ザイル、ヌンチャク(カラビナ)、環付ビナ、シュリンゲ各種、8カン(ATC)、クライミングパンツ、メガネヒモ、ザック+ザックカバー(ザックにネームを入れる、ザックのヒモとかベルトコンベアに絡まらないよう)
その他 国際電話のかけ方チェック、ビザ確認、緊急連絡先 
パスポートの有効期限確認(少ないと却下される)

 

 

 


ジムの忘れ物ランキング

2011年12月26日 23時06分47秒 | クライミング(一般)

先日、ナカガイジム高槻店で「忘れ物整理」があった。
どんな忘れ物があるのだろう?
多い物から順番に・・・

①タオル
②チョーク(液体チョーク含む)
③衣服(上着、Tシャツ、ズボン)
番外編=ディパック・・・荷物をどこに入れて帰ったのだろう?

財布や携帯は忘れても、すぐ取りに来る。(無いと困るし)
思い出しても、「まっ、いっか」、となるのがタオルなんでしょう。

さて、忘れてはいけないこと、覚えておかねばならないことは、多い。
働いていると、そんなことが多いし、社会では、そんなことばかし。
また、記念日好きの方は多いし、カレンダーに印を入れたりする。 
でも、年齢を重ねると逆の現象も起きる。
つまり、忘れたいことも増えてくる。(人生、恥の連続)
アンチ「記念日」・・・というか。長生きすると、そんな気がする。
タオルのように、どこかに置き忘れることができたらいいかもね。

PS
私がジムでよく忘れるのは「ムーブ」。
「あれ、これどうするんだっけ?」、と。
「このあいだ、出来たのになぁ」、と。


CRUXでリード練習

2011年12月25日 21時35分56秒 | ジム練習

クラックスに行ってきた。
(年末に入って、クラックス3回目、リード練習通算7回目)
練習内容は次のとおり。(トライした順番どおり記載)

10c, 10d, 11a, 11b,(以上4本ウォームアップ、2本ずつトライ)
 11c, 11c, (前回失敗した11cをトライした、今回は成功)
 12b ,12b, 12a 12a, 12a/b, (4種類5本トライ)
 11a, (クールダウン・・・
以上、12本

【内訳】
10クラス2本、
11クラス5本
12クラス5本

【分析】
パートナーの都合により、早く終了。
故に、トライ本数が少ない。(あと、12クラスを2、3本トライしたい気分)
今回、12クラスを 4種類5本トライ。(3本成功、2本失敗)
3本ともリピートでなく、新たな成功なので、レパートリーが増えて嬉しい。
これにて、年内リード練習終了。(お疲れさまでした)

「赤い雪 勝又進作品集」勝又進

2011年12月24日 22時08分25秒 | 読書(マンガ/アニメ)

 
「赤い雪 勝又進作品集」勝又進

「深海魚」に続いて読んだ。
2006年(第35回)日本漫画家協会賞・大賞受賞作品。
「深海魚」に比べて、ずっと一般的、娯楽性の高い内容。
(だからと言って、「ジャンプ」や「マガジン」掲載作品とは一線を画する)
叙情的で、郷土色の強い内容となっている。
つげ義春、水木しげる、近藤ようこ、各氏も絶賛の著者代表作を収めた短編集である。

つげさんが、何かから逃避して行き着く場所として地方の鄙びた場所を描くのに対して、勝又さんはそこに住み着いてる土着の人間の視点で描いてますよね。つげさんの作品は都会の生活を経験した者の視点なんです。勝又さんのは、生まれ育った土地で生きて、死んでいく人たちを描いているところが違いでしょうね。by池上遼一

【参考リンク】
日本漫画家協会賞


「深海魚」勝又進

2011年12月24日 21時53分18秒 | 読書(マンガ/アニメ)

 
「深海魚」勝又進

勝又進さんの短編集。
特に注目すべきは、表題作「深海魚」と「デビルフィッシュ」。
勝又版「原発ジプシー」だ。
「深海魚」は1984年12月。
「デビルフィッシュ」は1989年4月。
これらをポスト3.11に読む意義は大きい。
ちにみに、勝又進さんは東京教育大学(現・筑波大学)大学院で原子核物理学を専攻されている。
だから、軽く描かれているようで、理論的な裏打ちがしっかりしている。
図書館に入荷する可能性は低い、と思うけど、どこかで見かけたら読んでみて。

【本日のお言葉】
「テレビがなくたって、洗濯機がなくたって、人間は充分幸福な生活が送れるんです」by勝又進 

【参考リンク】
勝又進『深海魚』 (11/29) 

【ネット上の紹介】
「被曝労働をする者がいなければ、原発を回して行けないのなら、本来彼らはたとえ“フクシマ・フィフティ”でなくとも、もっと優遇され尊敬されてもいいはずではないのか」阿部幸弘(解説より)郷里東北の土俗的な生活と人々を描き、2006年に日本漫画家協会賞・大賞を受賞した勝又進が、綿密な取材のもと、原発ジプシーの実態を捉えた異色短編二編を巻頭収録。 大学院で原子核物理を学び、早くから原発の危険性を認識して福島第一、第二原発をはじめとする各地の原発を取材。「原発はなぜこわいか」「脱原発のエネルギー計画」(いずれも高文研)の挿絵を担当するなど、地味ながら一貫した活動を続けていた著者の作品の中から、短編9編をセレクト。土俗的作品、私マンガ的作品とそれぞれ異なる作品傾向の中から浮かび上がる勝又進の精神の軌跡を追う。収録作品:「深海魚」 「デビルフィッシュ(蛸)」 「かっぱ郎」 「半兵衛」 「わら草紙」 「木の葉経」 「冬の虫」 「冬の海」 「春の霊」 巻末:収録作品解題=編集部/解説=阿部幸弘


「テルマエ・ロマエⅣ」(4)特装版ヤマザキマリ

2011年12月23日 09時29分04秒 | 読書(マンガ/アニメ)

 
「テルマエ・ロマエⅣ」特装版ティンティナブラムストラップ付(4)ヤマザキマリ

「テルマエ・ロマエ」最新刊。
今回は大転換。
2つの点で、今までの作品と異なる。

①今まで、ローマから日本に来ても、すぐ「帰国」していた。しかし、今回は「長期滞在」だ!旅館の従業員となったルシウス。大丈夫かルシウス?もう、失敗続きで、笑いっぱなし。夜中に読んでいて、声を出して笑ってしまった。

②もうひとつ画期的だったのが、ルシウスに「出合い」があったこと。たしか、ヤマザキマリさんは佐々木倫子さんのファンのはず。だから、このような展開は避ける、と思っていた。う~ん、予想外、であった。

ところで、「テルマエⅣ」は、通常版と特装版の2種類がある。
私は、7月から予約して、この特装版を手に入れた。(通常版は714円、特装版は1260円)
どう違うかと言うと、ローマ時代の魔除け「ティンティナブラム」ストラップが付いてくる。
でももし、知らない人が見たら、単に変な店で買った「大人のオモチャ」、と思うかも。
故に、人に見せて自慢しようと思わない。
(変態オヤジと誤解されたくないから)

PS
来年1月からアニメ化されるそうだ。
※『テルマエ・ロマエ』公式サイト  

【ネット上の紹介】
ホラッ、こんな強力な魔除けも付けてますんで☆ 映画化も決定し益々人気沸騰中の『テルマエ・ロマエ』シリーズ第4巻に、作中でも重要な(?)役割を果たした“よくできた魔除け”「ティンティナブラム」のダイキャスト製ストラップが限定付属する特装版です。 その小さいながらも重厚かつ優美なフォルムが、持っているだけで周囲の目を釘付けにすること間違いなし!! 必携!!


天秀尼について

2011年12月22日 21時28分10秒 | 身辺雑記

ここ2、3日頭を悩ませている。
いったいどこで読んだんだろう?
それとも、どこかのブログで見たのか?
はたまた、TVで見たのか?
・・・天秀尼が頭から離れない。

天秀尼は、千姫の養女。(つまり於江と秀忠の義理の孫)
秀頼が側室に生ませた子どもだけど、千姫と仲が良かったそうだ。
何不自由ない姫君として育つが、大阪夏の陣で運命が激変する。
本来なら殺されてもおかしくないが、千姫の養女としていたので助かる。
その代わり、出家して鎌倉の縁切り寺として有名な東慶寺に入る。
夫の暴力に苦しむ多くの女性たちを離縁させ、縁切り法を確立させた。
天秀尼に救われた女性は少なくない。

・・・以上の記事をどこで読んだんだろう?
思い出せない。
ここ2、3日頭を悩ませている。


多忙につき

2011年12月20日 00時38分35秒 | 身辺雑記

更新せず、スマン。
年末業務で、超多忙。
毎日残業、平日練習できず。
さらに、週末練習もできず。
(土曜、日曜、出勤して仕事していた)
故に、リード練習休み。

・・・年末なので仕方ない。
毎年、年末は忙しいが、今年は特に忙しい。
12/25が日曜で、24=土曜、23=祭日だから。
事務屋の方なら、ご理解いただけると思う。
つまり、BKの都合。


「絵本遠野物語」勝又進

2011年12月14日 23時34分41秒 | 読書(絵本)


「絵本遠野物語」勝又進

勝又版「遠野物語」。
絵本、となっているが、文字量かなり多い。
勝又進さんは、もともと東北・桃生郡河北町(現・石巻市)の生まれ。
だから、すごく雰囲気をつかんで表現されている。
とても味わい深い作品。
いくつか文章を紹介する。

P22
雪女について
愛媛県のある地方では雪女のことを「ゆきんば」といい、鹿児島では「ゆきばじょ」と呼ぶそうで、暖かい地方に行くにつれて雪女も老け込んでいくらしい。雪女は、雪の結晶のように、寒くなるにつれ美しく成長していくのだろう。


P28
河童について
松崎町宮代の道端に飢饉の碑が建っている。これは1755(宝暦5)年の大凶作で餓死した人々の供養塔で、この時は遠野領内の人口1万9千人のうち、実に1割が失われたという。
凶作の年には間引きが行われ、河童の子どもが生まれたから殺した、ということもあったのだろう。


P34
ヨバヒトにつて
遠野地方に電気が灯る昭和の初めまでは、このような闇の中で夜這いもさかんに行われていたようだ。平安時代の昔、夜ごとに女御、更衣のもとにしのんでいった光源氏のように、村の男たちは土淵の夕顔や附馬牛の末摘花に通っていったものらしい。見習いの褌もちを従え、時には火縄銃で武装して熊や狼の出る山を越え、遠くの村まで出張することもあったそうだ。

P58
天狗について
早池峰山(1914メートル)は北上山地の最高峰で、日本列島が誕生したとき、いち早く海中から姿を現した山だという。
たえず湧き上がる霧の中に、奇妙な形をした巨岩があちこちにうずくまり、霊気をただよわせている。雨風が1億年もの長い歳月、硬い蛇紋岩を刻みつづけ、荒々しい岩肌にやがて神が宿るようになったのだ。この山の峰々を、山菜を主食として肉をそぎ落とした山伏たちが、修行に駆けまわっていたのだろう。麓の早池峰神社から神楽の囃子が聞こえてくると、岩場にハヤチネウスユキソウやナンブトラノオなどが咲きそろい、岩かげでモウセンゴケが羽虫をとらえていたりする。


PS
「RDG」で深行君が、東北の山に登ったと言うのは、たぶん早池峰山のことでしょうね。
機会があれば、私も登りに行ってみたい。(関西から遠いけど)
初冬の早池峰山.jpg
六角牛山石上山と共に「遠野三山」と呼ばれる。
山頂は宮古市、遠野市、花巻市
3つの市の境界となっている。(写真・文章共にウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A9%E6%B1%A0%E5%B3%B0%E5%B1%B1

【ネット上の紹介】
独自の作風で06年日本漫画家協会賞大賞を得た異色の漫画家が、「おしらさま」「雪女」「ざしきわらし」「河童」「サムトの婆」など14話を選び、遠野につづく北上山地に育った少年期の記憶を核に描き出した、夢と現実の接点に広がる遠野物語のイメージ!物語とあわせ、それを生んだ当時の人びとの心象風景を伝える。


「ヒステリック・サバイバー」深町秋生

2011年12月13日 23時26分37秒 | 読書(小説/日本)


「ヒステリック・サバイバー」深町秋生

中学生が主人公の学園モノ。
アメリカ現地の学校に通っていて、学園内銃乱射事件に巻き込まれる。
身体と心に傷を負って、日本に帰国。
しかし、日本の学校でも、異なる勢力同士の争いあり、巻き込まれていく。
あらすじだけでも気になる内容。
(仕上がりはちょっとユルめ・・・学園モノらしく、恋愛要素もあるため)

PS
学園バイオレンス、と言うと「悪の教典」(貴志祐介)を思い出す。
こちらも秀逸。(私は、こちらの方が好み)



【ネット上の紹介】
アメリカで銃乱射事件に巻き込まれた三橋和樹は、友人が次々に殺害されていく光景を目の当たりにし心に深い傷を負ってしまう。帰国後通い始めた中学校で待ち受けていたのは、生徒間に潜む根深い対立と差別の実態だった。激化の一途を辿る対立に巻き込まれていく和樹の運命は…。第3回「『このミス』大賞」大賞受賞作『果てしなき渇き』がベストセラーとなった著者の第2弾、待望の文庫化。


今年3回目のパンプ

2011年12月12日 22時56分48秒 | ジム練習

パンプに行ってきた。(今年になって3回目)
年末に入って、リード練習6回目、練習内容は次のとおり。

10d, 10d,  11a, 11a, 11b, 11b,・・・以上6本、2本ずつトライ(ここまでウォームアップ)
11c,・・・奥にあるコルネ課題、けっこう気に入ってる
12a, 
12a, 12a, 12a, 12b, 12a/b, 12a/b, 12a,, ・・・以上8本、本気トライ
11a・・・クールダウン1本
(以上、合計16本トライ)

【分析&反省】
12クラスを8本トライ・・・3本成功、5本失敗
(なんとも情けない結果で、イヤになる)
成功したのはラスト3本のみ、それも前回RP済みのリピートにすぎない。
来年は練習内容を考えなおす必要あり。
閑散期が長すぎるのが問題かもしれない。

【本日のお言葉】
人は練習内容に応じた結果しか出せない


ROCK & SNOW 2011冬号 No.54

2011年12月09日 23時00分40秒 | 読書(山関係)


ROCK & SNOW 2011冬号 No.54

ロクスノ最新号が送られてきた。
今回の目玉は瑞牆ボルダー特集。
P113には『課題一覧』も付いている。
さて、これ以外に、私が気になった記事を紹介する。

P68
『欧州情報局通信』千葉和浩
(前略)低年齢クライマーをあおるようなトピックは自重しようということです。メディアとしては、やはり世間様に影響力がある。そういったオピニオンリーダー的な媒体が「10歳の子供が8aを何本登った」とか「某著名クライマー夫婦の子どもたちは何歳で何を登った天才だ」とか、そういった話題を取り上げるのはやめたほうがいいんじゃないかという話になったわけです。
しかし、いちばん煽っている8a.nuは、まだそれをやっている。クライミングという不確定な危険要素を多く含んだ遊びに子供が参加するにあたっては、保護者の承諾を得、しっかりした責任者のもとでとり組むべきだと思います。
(この意見、大いに共感するし、重要な問題だと思う。byたきやん)

P74-75
『クライミング道場』中根穂高
今回のテーマは「自然の岩場に初心者を連れていくならば」。
具体的で的確なアドバイスがされている。
これは読んでおいた方が良い。
但し、漢字の誤りが気になる。
遠藤由佳→遠藤由加、である。(専門誌なのに、困ったものだ・・・しっかり校正して)
それにしても、エピソードに登場するオヤジ(遠藤由加さんをコムスメ呼ばわりしたオヤジ)・・・大恥でしょう。
でも、そんなオヤジ、って少なくないような気がする。
「オレを誰だと思っているんだ」的尊大オヤジ・・・なんだか多そう。
(私も、他山の石として、謙虚なオヤジを目指したい・・・ムリ?)

P76-77
『カンテンブルーナー14座への道』池田常道
マスメディアも専門メディアも、徒に数字を追うだけの一面的な報道からそろそろ脱皮してもいいのではないだろうか。200安打ばかりがイチローの価値ではないことは、スポーツジャーナリズムの世界では自明のことだろう。ならば、なぜ登山の世界では、百名山、七大陸、14座しか記事にしないのか。つまるところそれは、(専門誌においてさえ)登山行為の本質を理解する人材が少なくなったということだろう。誰がいくつ登ったということよりも、彼女(あるいは彼)がたどってきた長い道のりにこそ、世の人々に知ってもらいたい真実があるはずなのだ。

【参考リンク】
★『ROCK & SNOW 2011冬号 No.54』
  http://cc.mas.impress.co.jp/c/000un1_000019ls_cb


「なんにもないけどやってみた」栗山さやか

2011年12月07日 22時09分11秒 | 読書(ノンフィクション)


「なんにもないけどやってみた~プラ子のアフリカボランティア日記」栗山さやか

人というのは、滅多に変わらない。
劇的に変貌するのは、小説だけの話。
でも、時として、それが現実として訪れることがある。
そういう手記を読むと、身体が泡立つような感覚に襲われる。
これが、そういう本である。

著者は、今時の若い女性。
髪を茶色に染め、日焼けサロンに通い、化粧に余念が無い。
ところが、25歳の時、9歳からずっと仲の良かった親友が亡くなってしまう。
これが契機となって、自分と人生に向き合うことになる。
貯金をはたいて海外に出かける。
60ヵ国くらいをほぼ1人で旅し、流れ流れてアフリカに辿り着く。
エチオピア医療施設でボランティアとして働き始める。
この作品はその現場を中心に、出会った人たち、思ったことを綴っている。

PS
この本を知ったのは、次の紹介記事を読んだから。
「文章下手でごめんなさい」と本人が断っている通り文章自体は巧いと言えないのに、読むのをやめられない、読んだ後も忘れられない、すごい本だ。・・・まさにそのとおり。ある意味、全篇レクイエム、である。(by たきやん)
http://kaze.shinshomap.info/guide/85.html 

【参考リンク】
モザンビークで暮らす日本人女性ボランティア

http://purako.jugem.jp/?day=20111017

http://justgiving.jp/npo/334

【ネット上の紹介】
109の元ショップ店員、渋谷系ギャルが世界放浪の旅へ。訪れたアフリカの医療施設で出会ったのは、HIVや末期がん、貧困に苦しむ女性たちだった。病気の苦しみから救うことはできなくても孤独からは救ってあげたいと、彼女たちに献身的に寄り添い、多くの患者たちの最期を看取ったプラ子さんが綴る感動の日記。


「悪魔のような花婿~愛と誘惑の黄金宮」松田志乃ぶ

2011年12月07日 21時43分04秒 | 読書(小説/日本)


「悪魔のような花婿~愛と誘惑の黄金宮」松田志乃ぶ

シリーズ最新刊。
いよいよ『王宮編』スタート、宮廷デビューの巻、である。
ホント、この作家さんはツボを押さえるのが巧い。
読んでいて、楽しくてしかたない。

ツボ①P117・・・宮廷デビューシーン、ウィリアム、ヴィヴィアン、ヒュー、サラ、リオン、イヴニング・フェイス、と役者勢ぞろい。このメンバーでジュリエット登場は素晴らしすぎる。

ツボ②P220・・・ここからのダンスシーン、サラが男性パート、ヒューが女性パートを踊らせるなんて読者サービス満点。また、前作で伏線をはってあるガリアードをウィリアムとジュリエットに踊らせて盛り上げている。

今回は、エヴァンジェリン王妃の悪辣ぶりが、少し押さえ気味。
まだ、王宮バトル・前哨戦、と言ったところ。
次回は、もっとエスカレートして加熱してくる、と思う。
脇役フランシス、ベンジャミン、エリノア達が、どう絡んでくるか?
物語はさらにコアな核心へと入ってくることでしょう。

PS
今後の出版予定は、著者あとがきによると、次のとおり。
「嘘姫」シリーズ番外編・・・2012年3月・・・それも2冊同時発売!
「悪婿」シリーズ6巻、王宮バトル本番編・・・5月発売・・・楽しみだ。

【ネット上の紹介】
王妃と対決のため、王宮へ向かったバジル伯爵家一行。いよいよの宮廷デビューに緊張するジュリエットだが、悪魔伯爵ウイリアムとその弟ヴィヴィアン、西部総督のヒュー、そして王太子リオンという豪華にして眉目秀麗なメンバーは、たちまち宮廷人の注目を集めてしまう。そんな中、王妃エヴァンジェリンが現れる。予想に反して友好的な態度を見せる王妃は、とある招待状を送ってきて…。


JFA年会費支払い

2011年12月06日 23時29分46秒 | クライミング(一般)

JFA年会費を支払った。
来年度2012年分、3000円。
【覚書】として、記しておく。

年会費を支払うと、freefanが送られてくる。
セブンエーの保険が少し安くなる。
岩場整備にも(間接的に)貢献できる。
・・・そんなわけで、毎年会費を支払っている。

【参考リンク】
http://freeclimb.jp/jfa/join.htm