【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「初陣」今野敏

2010年08月30日 20時12分59秒 | 読書(小説/日本)

シリーズ第4弾。
思った以上に面白かった、楽しめた。
表紙には『隠蔽捜査#3.5』、となっている。
なぜ、シリーズ#4、としなかったか?
本流じゃないストーリー展開、竜崎でなく、伊丹の視点で物語が展開するから。
でも、内容は充実していて、完成度が高い。
短編集で1話、1話が短いけど、薄味ではない。
警察機構と、そこに働く人間がよく描かれている。
警察小説好きや、ミステリファンだけでなく、一般の小説愛好家が読んでも、楽しめる。

【ネット上の紹介】
警視庁刑事部長・伊丹俊太郎と大森署署長・竜崎伸也。幼馴染にして立場の違う同期のキャリア。組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救う―。 「隠蔽捜査」シリーズの舞台裏が楽しめる短編8話。

daxザック修理、ザック感想いろいろ

2010年08月29日 08時28分34秒 | クライミングギア&登山装備


daxのザックが修理から帰ってきた。
(先々週、登山用品店経由で頼んだ、約2週間で完了したことになる)
内容は、空港のベルトコンベアに挟まって、空港職員が切断した箇所の縫製、である。(サンフランシスコ・トランジット、空港不手際)ザックの要とも言うべき腰箇所、肩紐との接合部分。△部分も完全に切断されている。

好日山荘・店員さんも、「直るかなぁ・・・どうかなぁ」、と。
「メーカーへの送り賃だけでも往復千円くらいしますよ」、と店員さん。
「送料かかっても、daxに送ってみて下さい」、と私。
「じゃぁ、とりあえず見積もり頼んでみましょう」
・・・そんなわけで、修理可能かどうかも分からず、可能でも法外な代金かも・・・と心配しながら待っていた。1週間後に、電話が好日山荘からあり、「五千円くらいです」。「それでは、お願いします」、と私。そして、8/27(金曜)「修理完了、戻ってきました」、と留守電に伝言あり。

もし、ザックの修理費用が1万円を超えるようなら、新規購入も検討していた。
でも、最新ザックは、やたら機能がゴテゴテしていて、私の好みにあらず。
出来れば、このザックを修理して使いたい。
(ザックはシンプルで、背負いやすかったらよい)
約15年使用のザックだけど、まだまだ活躍してもらうつもり。
今まで行った海外山行は、ほとんどこのザックを使用。
先日の白馬山行も、このザックで行った。
この時は、切断部分をシュリンゲ応急処置状態で行った。
でも、何時間も担ぐと肩が痛いし・・・だから、今回の修理依頼、となったのだ。


さて、伝言を聞いて、受取に行ってきた。
見事に修理されている!(↑写真△部分見て)
職人さんの縫製技能に感激した。
「新品のように直ってきましたねぇ」、と店員さんも感心している。
外国製のザックだと、こうはいかないでしょうね。
daxは自社で職人さんを抱えているから、対応できるし、修繕も早い。
ちょっと計算してみた。修繕費用5千円のうち送料千円引くと、純粋な修繕費4000円。
職人さんの時間チャージ2000円なら、2時間で直した事になる。(もっと時間掛かった、と思うけど・・・材料代もあるだろうし、どうなんだろう?)いずれにせよ、非常に良心的価格、である。
このような場合を考えると、ザックはdax、テントはエスパース、と思ってしまう。
以前、エスパース・テントのポールを修繕依頼したことがある。(10年くらい前)
この時も、迅速且つ良心的価格で戻ってきた。

daxばかり褒めたが、他メーカーのザックも所持している。
●カリマー(35リットル)・・・約30年前、一番最初に購入した。けっこう気に入って何年も使用。しかし、ロープやヌンチャクを入れたりするクライミング用には小さすぎる。
●カリマー(50リットル)・・・山岳会時代に使用。35リットル・カリマーが良かったので、50リットルも購入。でも、何時間も担ぐと肩部分が痛くてガマン出来ず。
●ミレー(40リットル)・・・クライミング用に購入した。何年も使用したが、夏はOKだけど、冬にロープ、ヌンチャクを入れて、防寒衣、食料+テルモスだと、容量オーバーで困った。(単に、私の荷物多すぎる、って話もある)

・・・そう言うわけで、現在のdax(55~65リットル)に落ち着いた。
以上、大きめのザックについて書いたが、小さなザック・・・デイパックは、使い勝手があるので、いろいろ使ってきた。健康保険でもらったデイパック、一般量販店や登山用品店で購入したもの・・・いろいろ使用。量販店購入のものは千円くらいなので、品質もそれなり、である。縫製部分が、簡単に破断してくる。(3つ購入したが、いずれも1~2年で使用不能)
現在は、現役として次の3つを使用している。
①Jack Wolfskin(35リットル)・・・まだまだ元気
②Dunlop(30リットル)・・・日常&ハイキング用
③North Face(30リットル)・・・上記2つ有れば充分なのに、店頭・展示品見て衝動買い。
・・・あと、hondaでもらったデイパックも時々使用、15リットルくらい。
以上、今日はザックについていろいろ書いた。(参考になった?)
皆さんは、何種類くらい使い分けてる?

PS
今回、ザック以外にも修理したものがある。次の2点。
①先月7/24購入isuka・マットレスが、先日の白馬山行でパンクした。
見てもらったら、小さな穴があいていたそうだ。修理費用525円。
②ロープバックのバックル紛失したので、付け替えた。207円


「クレイジーヘヴン」垣根涼介

2010年08月28日 09時08分12秒 | 読書(小説/日本)

垣根涼介さん、2004年12月に発表されたミステリ。
これで、垣根涼介作品フィクションは、全て読んだことになる。
読んでいないのは、「ラティーノ・ラティーノ! 南米取材放浪記」 だけ。
(そのうち読むつもり)

さて、物語は普通のサラリーマンとヤクザの情婦が出会ったことから、思わぬ方向へ転がり出す。
いったい、どこへ流れ着くのか?
読んでいて予想外のところに着地した。
そうきたか、って感じ。
読後感は悪くない。
垣根涼介ファンは読んでみて。

垣根涼介作品を読んだことがない方は、次の三点をオススメする。
●「ワイルド・ソウル」(上・下)大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞
●「君たちに明日はない」シリーズ現在3冊出版されている。2冊目が秀逸。
●「ヒートアイランド」シリーズ現在4冊出版されている。この後、「ギャングスター・レッスン」「サウダージ」「ボーダー」と続く。ただし、「ボーダー」を読む前に、「午前三時のルースター」を読んでおいた方が良い。登場人物が重なるから。このシリーズ、どんどん面白くなっている。、特に4冊目異色学園モノとも言える。




【ネット上の紹介】
旅行会社に勤め、ありふれた日常への疑問を抱えて日々を送る坂脇恭一27歳。冴えない中年ヤクザと同棲し、美人局の片棒をかつぐ元OL田所圭子23歳。ある時、圭子が恭一の同僚をカモろうとしたことから、二人は出会い、絶望の底なし沼へと転がり堕ちていく。揺れる心、立ち塞がる枠―やがて、境界線を跳び越えて走り出した二人が掴んだ自由とは。

2010夏、国体・近畿ブロック

2010年08月25日 19時55分05秒 | クライミング(コンペ、国体)
先週末、近畿ブロックが行われた。
観戦して応援したかったけど、結局観に行かなかった。
混雑が苦手なので・・・でも、結果が気になる。
成人・男子は、近畿ブロックなしで国体出場だけど、成人・女子は、代表者を選ぶ必要あり。(男子同等にしたら良いのに)
そんな訳で、下記にリンクしておく。(大阪は1位選出されたようす。ヨカッタ!)

ところで、大阪も少年・女子とかも出場してたんですね。
大阪は少年・少女共に影が薄いけど・・・他府県に完全に遅れをとってますね。
ただ、年少クライマーがどんどん増えたら嬉しいか、というと複雑な心境。
もし、ジムが子供だらけになったら・・・危険すぎるぞ!(実力ある、コーチが必要)
それも、経験、判断力、想像力を備え、面倒見の良い、危険認識のしっかりした、常識ある方。

泡のように生まれ、成人前に消えていく弱年クライマー達・・・・その何万人に一人がアキヨちゃんなんでしょうね。これを是とするか非とするか、正とするか否とするか・・・どのような問題を内包し、展望はどうなのか?(検討する前に、世の中動き出してしまった)

PS
クライミング人口が増え、関連商品を購入する・・・資本主義としてはOKか?波に飲み込まれ、消費サイクルに組み込まれる、という意味で。

【リンク】
近畿ブロック大会、ボルダー
近畿ブロック大会終了
近畿ブロック1日目

2009正月中国・桂林(陽朔)クライミング紀行写真

2010年08月23日 21時49分22秒 | クライミング(海外)
ぼちぼちと、旧い写真を整理している。
このブログ機能として、『スライドショー』出来るので便利。
2009年正月、中国・桂林(陽朔)、厳選写真24枚を画像フォルダーに登録した。
よかったら見てみて。(この時もメンバー二人なので、登っている写真無し)
フルスクリーンは、砂時計右横の『画面拡張』アイコン、クリックして。



【参考リンク】
中国訪問【レポート中国 yangshuo

「ドット・コム・ラヴァーズ」吉原真里

2010年08月22日 07時14分05秒 | 読書(ノンフィクション)


「性愛英語の基礎知識」が面白かったので、この本も取り寄せて読んでみた。
読んでいて、桐島洋子さんの「淋しいアメリカ人」(1971)を思い出した。
(実際、著者も桐島洋子さんを意識されている)
しかし、桐島洋子さんの時代と比べて、世の中大きく様変わりした。
つまり、デジタルな時代になった!

日本で『出会い系サイト』、と言うといかがわしい雰囲気を醸すが、アメリカでオンライン・デーティングと言えば、最高の収益をあげる、有料で合法なインターネット・サーヴィスのひとつ。
大手サイトに自ら登録し、その経験を赤裸々に書き上げたのがこの著書。
大学教授でアメリカ文化史、ジェンダー研究者だけあって、文化、政治にも言及されているので、いわゆる『突撃体験レポート』の類と一線を画している。(中村うさぎさんが書いたら、それはそれで面白いでしょうが)
いくつか印象深い文章を、下記に転載する。

 三十代も後半になれば、私たちはそれぞれいろいろな人生を背負ってきている。人を深く愛したこともあれば、憎悪の感情を抱いたこともある。人をとても傷つけてしまったこともあるし、自分が深い傷を負ったこともある。自分が求めるものを手に入れるために、がむしゃらに頑張り、それを手に入れる喜びを経験したこともある一方で、力の限りを尽くしても求めるものが手に入らない失望も知っている。自分自身の弱さも経験したことがある。自分そして相手の、そうした人生の勲章や傷をすべて受け止めたうえで、相手を愛するのが、大人の愛情というものだろう。
 しかしそれと同時に、そうした経験を経て、自分の人生や人との関係に、私たちはかなり特定なものを求めるようになる。どうしても、歳をとるにつれて、自分が心底受け入れられるものや共感できる相手というのは、より限定されてくるという気がする。自分の求めるものが特定化されてくるにつれて、「ケミストリー」といった、言葉にしにくいようなものも、実際どんどん重みをもってくるかもしれない。惚れた腫れたと大騒ぎしたり、どきどきするような魅力を感じる相手を見つけるのはそう難しくはないかもしれないが、人生を共にしたいと思う相手を見つけるのは、どんどん難しくなってくるかもしれない。

(中略)

私くらいの年齢になってくると、意識的あるいは無意識のうちに、やりなおしの利かない人生の選択をいくつもするようになる。勇気を出してする選択によって、かけがえのないものを手に入れることもあるし、大事なものを失って二度と取り戻せないこともある。これまでもっていたものを失うのも辛いが、これから先にもつことができたであろうものを永久に手放してしまうことの痛みも同じくらい大きい。それでも、そうした選択の結果を、他人や状況のせいにすることなく、自分自身で引き受けることが、大人になるということだろう。

如何でしょうか?
重い言葉の連続、である。
でも、内容は具体的且つ詳細に、ネットで出会った様々なアメリカ人が語られる。
実際の『オンライン・デーティング』では、月2000円くらい支払って、自分のプロフィールを写真と共に掲載して、自分に合いそうな方を検索、メールを送ったり、送られたり、って行為の後、「実際会ってみよう、会いましょう」、って段取りになる。


以下、「魂萌え!」(桐野夏生)より引用・・・

独りでいるということは、穏やかで平らかな気持ちが長く続くことなのだ。人に期待せず、従って煩わされず、自分の気持ちだけに向き合って過ぎていく日常。そういう日々を暮らすのは、思いの外、快適かもしれない。

【参考図書】

「性愛英語の基礎知識」吉原真里

【ネット上の紹介】
「オンライン・デーティング」とは、インターネットのサイトを使ってデート相手を探すことである。年齢・職業・人種・地域を超え、今や、アメリカ主流文化の一部となっている。新しい出会いを探すには、ウェブが最も便利ということだろう。大手サイトに登録した著者は、ニューヨーク、そしてハワイで、さまざまなアメリカ男たちと「デート」する。出会い、つきあい、そして別れの中から、人間臭いアメリカが見えてくる。


「性愛英語の基礎知識」吉原真里

2010年08月21日 09時15分40秒 | 読書(ノンフィクション)


この著者、大学教授・アメリカ文化研究者にして恋愛の達人、である。
まことこのような本を著すのに適されている、と思う。
ただ、このタイトルは内容に即していない。
(おそらく編集者が、オヤジの下世話な好き心を煽るために考えたのだろう)
実際は「恋愛英語の基礎知識」とした方が、内容に即しているし、女性読者の購読意欲を刺激して、結果として発行部数をもっと伸ばしたと思う。

まぁ、編集部批判はともかく、内容はよく書かれている。
具体的な例文として次の2作品が取り上げられている。
『Sex and the City』(通称SATC、主人公のキャリーがミスタービッグがthe One(後述)であるかどうか悩んで何シーズンにもわたって悶々とする←著者文中表現)
『When Harry Met Sally』(邦題:『恋人達の予感』、恋愛・友情を扱った映画の古典)

さて、具体的にいくつか興味深い表現を紹介する。(転載)
the One
soul mateであれなんであれ、「自分にとってこの人が最良の相手だ」「自分が求めている相手、自分が人生を共にしたいのはこの人だ」と思える相手のことを、the Oneと言う。世の中に同類のものは他に存在しない、唯一の相手、という意味がこめられているのであるから、定冠詞のtheをつけて、oneの初めは大文字で表記することが肝心である。

high maintenance, low maintenance
高級スポーツカーのように、調子良く行っているときにはとても愉快であるものの、その人を満足させてその愉快さを保つためにはしじゅうさまざまな注意や投資が必要な人のことである。言葉やプレゼントなどを通した愛情表現や、その人がどれだけ魅力的かということを伝える行為を続けていかなければ、機嫌を損ねたり不安がったりするのがhigh maintenanceな人である。逆にlow maintenanceな人とは、精神的にも物質的にも自立していて、交際相手がそれほど手間ひまかけたり気を遣ったりしなくても、自分や二人の関係について自信と満足をもって暮らすような人のことである。

in touch with one's emotions
自分の感情を認識・把握し、それに正直に対応している、といったことである。
Poul is really not in touch with his emotions.
(ポールはほんとうに自分の感情に背を向けているのよ)
何か失敗したり、恋人にふられたり、プライドを傷つけられたりして、本当は深い傷や悲しみを負っているのに、そうした自然な感情を自分で受け止めようとせず、無理に強がっている人とか、また、誰かを深く愛するようになってもその感情に素直になれなかったり、自分が本当に求めているものに敢えて背を向けていたりするような人について、こうした表現をする。

最後に、私がこの本を読んでいて、「実際、使ってみたい」、という表現があった。
別れの際の、この表現である・・・
I can't give you what you want.
(君の求めているものを僕はあげられない)
う~ん、一度でいいから使ってみたい!

【ネット上の紹介】
性愛に関する英語表現には、アメリカの文化が如実に反映している。「デートする」とは具体的に何を指すのか。なぜ正常位が「宣教師の体位」と呼ばれるのか。「ティーバッグする」とは何のことか…。その様は、滑稽で、エッチで、時に愛おしい。アメリカで“ネットを通じた出会い”を実践した記録『ドット・コム・ラヴァーズ』で話題を呼んだ著者が案内するアメリカ恋愛模様。


ルートクライマーとしてのボルダー練習

2010年08月18日 22時03分57秒 | クライミング(一般)
何のために練習するのか?
各人目標は異なる。
私の場合、岩場でのルート攻略の為、である。
だから練習も、それを意識している。

長いルートには、核心、ちょっと難しいところ、簡単なところ、いろいろ集まっている。
難しいところをより楽に登り、簡単なところは、より簡単に登る・・・これがコツ。
(簡単なところでパワーを使っていたら、ソッコー燃料エンプティになる)
でも、言うは易く行うは難し、である。
その練習のひとつとして、私はボルダーサーキットを繰り返している。
ボルダーは、もっとも簡単なものでも、それなりの難しさがあり、12核心レベル(あるいはそれ以上)のものも多い。核心クラスばかりトライする事になるので、とても練習になる。
簡単なボルダーを、休まずトライする。
また、少し難しいのを、休憩しながらトライする。
いろいろ試している。

もちろん長モノもする。
長モノは手数が多いので、戦略が必要。
核心は省エネでクリアーし、すばやく通過する。レストポイントを見つけ、効果的に休む。
レスト技術とは、明らかなガバで休むだけでなく、「えっ、そんなトコで休めるの?」、って箇所を見つけ、回復する技倆・腕前も含む。
レストの巧いクライマーはOS能力が高く、RPも早い。

先日、RUKA・RA・GHAAM通信#8をいただいた。
基礎の重要性について書かれていた。

・・・人それぞれ、実力に関係なく、その人のレベルに合わせた基礎固めが大事だろうと。その基礎があって初めてその上に新たな石が積めるので、何もないものの上には何も積めないし・・・

全くそのとおりである。
最近特に、基礎の重要さ、積み重ねの大切さ・・・ひしひしと感じる。
このところ、さっぱり成長しないから、である。
地道に石を積み重ねよう、と思う。

インスティンクトS、購入

2010年08月16日 20時15分42秒 | クライミングギア&登山装備


先週、クライミングシューズを購入した。
予約していたインスティンクトS(13,000円)、である。
なぜ購入したかというと、7月イベント・スカルパ試し履きで、割と良い感触だったから。

現在、足慣らしで調整中。
今のところ、足が痛くて、違和感有り。
モカシムのように、履いたとたん勝負トライに近いフィット感とレベル、って訳にいかない。
履き慣れるまで、1,2ヶ月はかかりそうな予感。
弱いダウントゥ&ターンインにもかかわらず、違和感はあるのだ。
でも、試し履きイベントの時はかなりのフィット感があったので、履き慣らしたらレベルが上がってくる、と思う。(ミウラー、アナサジは、その前に挫折して諦めた)
インスティンクトは大丈夫、と楽観している。

足全体に締め付け感があるので、ヒールをしても脱げそうにない。
モカシムは、最初はじく感じがあるけど、インスティンクトのソールは、最初から吸い付く感覚がある。あとは、ホールドに乗せにいくとき、ホールドに乗ったとき、これらの足感覚の問題なので時間をかけるしかない。
もうひとつ、購入前から分かっていた欠点として、ルーフでのつま先引っ掛け(つまりツゥフック)に弱い。ジムでは、この技多用するので問題有り。(その場合はモカシムに履き替える)
でも、岩場でそのような技を使用する回数は低いのでOKか?

PS
先日(7/25)、モカシム購入し、白馬にも行って消費したし・・・しばらく緊縮財政でいこう、と思った。ところがその後、デイパックとハイキングシューズ購入。さらに、通勤靴2足購入し、仕事用眼鏡の中・近レンズを入れ替えた。ついでに、新たに眼鏡二つ買った。(こちらの眼鏡は運転&普段用・・・あぁ煩わしい!目の良い方が羨ましい)お金を使い出すと弾みがつくのか、慣性の法則が働くのだろうか?
いずれにせよ、もう打ち止め!

【参考リンク】
スカルパインスティンクトS - LOSTARROW News

スカルパ・イベント、試し履き!


2010正月ベトナム・カットバ島クライミング紀行写真

2010年08月14日 10時46分20秒 | クライミング(海外)
2010正月ベトナム・カットバ島クライミング写真をスライドショーに登録した。
全部で51枚、2人で行っているので、登っている写真は無い。
風景写真か食事写真ばかり。(風景写真は世界遺産・ハロン湾なので絵になるけど)
さて、フルスクリーンで見る方法は、白馬写真で説明したけど、goo右下『画面拡張アイコン』をクリック。スライド速度は右下の砂時計のアイコンで調節、中止するには、キーボードEscを押す。


【参考リンク】
ベトナム訪問【ベトナム・カットバ島

白馬岳山行写真スライドショー

2010年08月12日 21時26分46秒 | 北アルプス(白馬・後立山)
このブログには、フォトチャンネルと言う機能がある。
最近、それが進化して、『スライドショー』も出来るようになった。
フルスクリーンで見るには、goo右下『画面拡張アイコン』をクリックしてみて。
(画面大きくなって感激!)
スライド速度は右下の砂時計のアイコンで調節、スライドショーを中止するには、キーボードEsc(エスケープ)を押して。とりあえず、先日行った『白馬岳山行』写真をスライドショー用に43枚登録した。

「こんなに違う!世界の国語教科書」メディアファクトリー新書

2010年08月12日 20時37分03秒 | 読書(ノンフィクション)

最近発売されたばかり。
購入しようと思ったら、売り切れ状態。
図書館で予約を入れたら、こちらはあっさり入手できた。
内容はタイトルどおり。
世界中の『国語』教科書を比較しよう、って企画。
(なかなか良い企画じゃないか、編集者エライ!)

さて、古代ギリシャの学校は「閑暇(ヒマ)の家」といわれた、らしい。
以下、引用。

時間の余裕のなかで「教養」を学ぶという考え方の誕生だ。
閑暇はギリシャ語でスコレー。スクールの語源である。


さらに興味深い話がある。日本のような国語教育が行われている国は少数派である、ってこと。
国による教科書検定制度が無い国はフツーにあるし、教科書さえ無い国もある。
以下、転載。

本書では便宜的にすべての国の公用語教育を「国語」と呼ぶものの、公用語であり、母語でもある言語を「国語(national language)」として学ぶことができる日本のような国は、実は少数派だ。国内で様々な言語が使われているがゆえに、公用語を法律で定める国のほうが世界には多いのである。

[要旨]
アメリカでいちばん知られているのは、誰の伝記?躍進著しい中国は、次代の国民をどう育てようとしている?小学校の国語の教科書には、それぞれの国の理想や信条、現実が濃密に詰まっている。欧米から中国、韓国、ケニアまで、各国の教育事情を知る第一線の研究者11人が集結し、国語教科書の面白ポイントを紹介する初めての本。
[目次]
第1章 アメリカ―多民族を抱える超大国の「夢」と「平等」;
第2章 イギリス―英国紳士・淑女のユーモアは双葉の頃から磨かれる!;
第3章 フランス―「共和国は学校が作る」決意に基づくハイレベルな文章;
第4章 ドイツ―「仕事」に誇りをもつ国の切実、質実な教育;
第5章 フィンランド―独立を祝う気持ちが実を結んだ、世界一の読解力;
第6章 ロシア―短文中心の教科書ではドストエフスキーは読めない!;
第7章 中国―13億人が学ぶ言葉 科挙と革命、そして開放へ;
第8章 韓国―ハングル・アリランラブ 愛国心で目指す「完全なる人」;
第9章 タイ―微笑みの国を襲った経済危機と復興;
第10章 ケニア―独立から半世紀、厳しい現実に抗う教育

「叫びと祈り」梓崎 優(シザキ ユウ)

2010年08月12日 20時18分23秒 | 読書(小説/日本)


超エキセントリックなミステリ。
少なくとも、私はこのようなミステリ作品は初めて。
サハラ砂漠キャラバン中の殺人事件。
スペインの風車での失踪事件。
ロシア修道院での悲劇。
アマゾン奥地での事件と殺人。
連作長編で、日本人青年が世界各地で事件に遭遇する、って設定。
よく、これだけ色々な設定を考えたなぁ!
そうとう世界各地を歩き回って、大量の本を読んでいる、と思われる。
これがデビュー作だけど、確かにすごい。
でも、勝負は2作目、かな。

【ネット上の紹介】
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作。


「寵愛の終焉」松田志乃ぶ

2010年08月12日 20時11分37秒 | 読書(小説/日本)


『平安朝』シリーズ8巻目。
(発売直後に読んでいたけど、感想書くヒマがなかった・・・残業続きの上、白馬準備が重なった)
サブタイトルは「寵愛の終焉」・・・何とも暗い暗雲漂うタイトルである。
今回は、ストーリー急展開。
あぁ、一体どうなるんだ?!
(もちろん、私は展開をある程度予想してるけど)
おそらく、××となって、○○の展開で、最後△△、でしょう。
それにしても、このシリーズおもしろい。
これが一部のライトノベルファンにしか読まれないなんて、もったいなすぎる。
装丁とイラストを変えて、一般向け単行本化したら、読者層が広がるのに。
少なくとも、「小袖日記」とか読んでる方にはウケる、と思うけど。

【ネット上の紹介】
『一生に一度の、ぼくのただひとりの恋人だ』妃になって欲しいと、次郎君からはっきりと求婚された宮子。藤壷の中宮が倒れるという不慮の事態に後宮中が騒然とする中、宮子は考えていた。次郎君がどれほど真剣に自分を想ってくれているか。そして、重大な秘密を抱える自分の存在が、彼にとってどれほど危険かを。後宮から―彼の側から離れることが、自分にできる唯一の選択ではないかと。


白馬岳山行覚書

2010年08月12日 19時42分31秒 | 北アルプス(白馬・後立山)


【鉄道】大阪23:27-糸魚川5:28着6:04発-白馬7:45着(7140円+特急1260円)
【バス】白馬7:10発―栂池高原7:33着(540円)
【リフト&ロープウェイ】栂池高原駅-栂の森駅-自然園(片道1720円・往復券なら3000円)
【白馬大池山荘】テント幕営費用500円×2日、夕食代1700円
【バス】蓮華温泉10:10発-平岩11:10着(1490円)
【鉄道】平岩12:09-糸魚川12:44着12:56発-富山14:08着14:19発-(サンダーバード)京都-大阪(6620円+特急2310円)
以上、23,780円

帰阪の歳、昼ご飯を食べる場所とヒマがない。
平岩に食堂は無いし、富山駅も乗り継ぎ時間が10分くらいしかない。
その短い時間で、せわしなくプラットフォームで蕎麦を食べ、再度サンダーバードの中で、ゆっくり柿の葉寿司を購入して食べた。

【装備】
セーター、フリース、ゴア・パーカー&オーバーズボン、帽子、フリース帽子
ヘッドランプ、ライター、カメラ、時計、携帯、ゴミ袋、地図、資料(テント場用サンダルは持っていかなかった・・・特に必要を感じなかった)
ペットボトル500ml×2本、行動食・非常食、(コッヘル、コンロ等の料理セットを持っていかなかった・・・こちらは必要を感じた、次回持っていこう)
テント、フライ、ポール、銀マット、シェラフ、シェラフ用マット
靴はちょっとアウトドア風のローカットシューズ使用(でも一般には、くるぶしまでの登山靴を履いている方が大多数)

【テントと料理】
今回テントで行っておきながら、自炊をしなかったのが画竜点睛で悔やまれる。
テントで行ったら、やっぱり自炊、でしょう。
例え、単純な定番料理・ラーメンでも、山で食べたら美味い。
コッヘル、カートリッジは嵩張るけど、仕方ない。
料理するのも面倒だけど、それ以上に得るものが有る、と思う。

【テント山行】
もし、最新テントを購入したら、もっとコンパクト&軽量化できるかもしれない。
でも、まだまだ現状で使用可能、と考えている。
(以前、ポール繋ぎのゴムはメーカーに修理依頼して直してもらった)
テントの重要ポイントは二つ・・・ポールと生地。
どちらも、まだ大丈夫。
確かに、穴もあいていて補修すべき点はあるが・・・リペアテープを貼ったらOKかな、と思っている。ポールも、まだしっかりしているし。
さすがエスパース、と感心している。
http://www.heritage.co.jp/online_top1.html

実は、もう一つテントを所持している。
このエスパース・テントの数年後に購入したモンベル・ムーンライトⅤ型、である。
でも、こちらは現在ボロボロ状態、生地もポールも傷んでいる。
使用頻度が高かったせいもあるし、エスパースは山用、ムーンライトⅤ型は一般キャンプ用なので、単純に比較できない、と思うけど。

【携帯】
以前、『山と渓谷』で携帯電波状況・検証結果が掲載されていた。
私の携帯はau、docomoに比較して電波状況が悪い。
少なくともアルプスの主な山々では、docomoに軍配が上がる。
白馬大池山荘で確認したが、山荘周辺では、どの携帯でも通じない、とのこと。
「稜線上に出たら、通じますよ」、とのこと。
でも、auは通じず。(docomoはOKの様子)
北アルプス縦走する方は、ソーラー+磁石・高度計付docomoに変更した方がいいかも。(それでも55%くらいだけど・・・あるいは、衛星電話?でも機種そのものが高額)

【参考リンク】
鉄道アクセス&時刻検索に使っているサイト
http://ekitan.com/

バスで行くなら
http://www.sunshinetour.co.jp/alps/
(時刻・本数限定されるので、今回バス使用しなかったが、穂高方面に行くなら便利そう)

【昨年、今年、来年】
昨年は富士山に登った。ひたすら登り続ける、って意味で登山の神髄が感じられた。
今回は、雪渓、岩場、湿地帯、広々とした尾根、ヤセ尾根、お花畑、と変化に富んで楽しめた。
昔は、岩稜の続く高い山を好んだが、最近は緩やかな山が好み。
(標高も200m~300mくらいの低山を登る事が多い)
今回は3000m近い標高の山を登ったので、一気に10倍の高さに挑戦したことになる。
さて、来年はどこに行こうか?
いろいろ考えている。(これがけっこう楽しい)