【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

海外事情いろいろ

2010年07月30日 22時26分55秒 | クライミング(海外)
更新しなくて、スマン!
仕事忙しくて・・・。
たまに早く帰宅しても、疲れて(本も読まず)ぐっすり、です。

さて、先週から遠藤由加さんがアメリカ・ライフルを訪問している。
現在も滞在中で、現地からリアルタイムでブログが更新されている。
(便利な世の中だ・・・それにしても、これほど筆まめだったのか?!)

ところで、私も2008年盆休み利用して、ライフル訪問したことがある。(超短期間だけど)
だから、ブログで触れているルート名を、手持ちのトポと突き合わせしながら読んでいる。
ライフルのどのエリアのどのルートなのか?、とか・・・気になる。
もしかしたら、再度訪問するかもしれないし。

私が今まで(クライミングで)訪問した国は次のとおり。

フランス
ドイツ
イタリア
スイス
タイ
中国
ベトナム
オーストラリア
アメリカ
(スイスはハイキングついでに、ほんの少し登っただけ)

ライフルは、今まで訪問した海外エリアと比べても、屈指の面白さ。
渓谷の両側に壁がずっと続いている。
エリア数が多い。
そのひとつひとつのエリアがでかくて、高さもあり、ルート数多く、質も高い。
ルーフ、前傾、フェースと壁もいろいろ。
見た目ぱっとしない感じでも、取り付けば変化に富んだホールドとムーブが楽しめる。

但し、不満、問題もある。
人気ルートはチョークだらけで、誰も降りるとき掃除しない。
だから、ホールドが滑って保持しにくい場合あり。(ブラシ持ってない?)
トップロープでワケ分かってない初心者が、あちこち触ってチョークべとべと。
オンサイトトライで、そのダマしチョークの痕跡に惑わされる。
ホールドは一部百万人ホールドのツルツル状態のモノあり。(慣れないと、最初怖い)
エリアが渓谷の右と左で、午前と午後エリアにはっきり分かれてしまう。
私は夕方調子よくなるので、午前エリアでの勝負はつらい。(これは個人的趣味)
あと、一部エリアで、(最初から)鉄のチェーンにカラビナ設置ルートがある。
私は自分のヌンチャクをセットしたい。

次は、クライミング以外の点について。
食事がイマイチ。
やはり、ヨーロッパの方が美味い。(日本は別にして)
アジアも、アメリカより遥かに旨い。(タイは除く・・・私の胃腸と相性悪し)
アメリカの食事は、量が多くて大味で濃い。
私の好みは、薄味のあっさり系
好きな食べ物はレンコン、ゴボウ、黒豆、ひじき、豆腐・・・湯葉も好き。
だから、アメリカとは相性悪し。(どこの国とも合わない?)
そもそも『薄味』という概念があるのだろうか?
故に、フランス料理は趣味にあらず。(ピザは旨いけど・・・でも南部イタリア・ピザの方が好き)
ドイツとスイスは似ていて、田舎料理風で好き。
(ジャガイモ、肉、チーズのシンプル・コンピネーション)
確かラクレット、って料理があって、スイス(ツェルマット)で食べた。
とてもシンプルだけど、美味しかったのを思い出す。
フランス料理の悪口を書いたけど、エスカルゴ(でんでん虫)は、意外と旨かった。(シャモニーのレストランで食べた)でも、フランスのケーキはイマイチ・・・甘すぎる。
その点、ドイツのケーキは素朴で美味い。
但し、フランスはパンが美味い・・・バゲットもクロワッサンも、超美味い。日本のフランスパンはバッタモン(さらに褒めると、スーパーで普通に売っているプリンやカマンベールが美味しい)
ドイツのパンは、ヒマワリのタネが入ってたりして、フランスとは異なる味わい。硬くて重くて、こんなの頭に落ちてきたら重傷やんけ!、って感じ。(でも、美味しい!)
イタリアのパンは不味い。あちこちで試したけど、イマイチ。
その代わり、スパゲッティ、ピザ、ジェラートは最高、ドロミテ・コルティナの街で食べたプリンも美味だった。(イタリアねーちゃんも美人、仏、独はイマイチ)
オーストラリアは、イギリス植民地だっただけに、基本的に食事マズイ。(但し、手間のかかるフルーツケーキは美味)もし、クライミング抜きで食事のみで海外に行くなら、香港が良かった。なぜなら、お粥専門店と飲茶があるから。(お粥の種類豊富さに驚く)

話がどんどん逸れてきた。
アメリカとライフルの話に戻す。
ヨーロッパと比べて、家や街のたたずまいは味気ない。
これは歴史の違いで、どうしようもない。(ボストンとか行けば、どうだろう?)
でも、自然の風景は、いい感じ。
日数がたっぷりあったら、ロッキーの散策もしたなぁ。
以上、本日これまで。

【参考リンク】
遠藤由加さんのブログ
Blog・飯よりも岩!
(7月30日付ブログ写真、『M女王お怒りの指』には笑った)

【参考リンク】
筆者の2008年ライフルレポート
→アメリカ訪問【報告ライフルUSA】

【世界のジョーク】
「世界の日本人ジョーク集」(中公新書ラクレ)、ってのがある。
●幸福論(P149)
「人生における最高の生活とは?」
「アメリカで給料をもらい、イギリスの住宅に住み、中国人のコックを雇い、日本人を妻にすることさ」
「では、最低の生活とは?」
「中国で給料をもらい、日本の住宅に住み、イギリス人のコックを雇い、アメリカ人を妻にすることさ」
●まずい料理(P158)
世界の三大失敗料理とは?
三位・・・香辛料を入れ忘れたインドのカレー
二位・・・ワサビを入れ忘れた日本のスシ
一位・・・イギリス料理

【筆者のコメント】
イギリス料理の不味さは、世界でも定評?
故に、その植民地も不味い、って事になる。
オーストラリアなんかが、その典型例。
レストランで酒も置いてなかったりするのも困る。(ピューリタン系だから?)
でも、先に書いたようにフルーツケーキは美味い。

(↑典型的なフルーツケーキ、日本だと高価。でも海外だと、巨大で安い)

*今回のような、食べ物とか海外事情なんかを書き出すと、文章止まらない。
色んな事を思い出してくる。
そのうち、気が向いたら、また書くかも。

モカシム(#5.5)購入

2010年07月25日 21時42分20秒 | クライミングギア&登山装備
Anasazi Moccasym™
本日、モカシム(#5.5)を購入した。(¥12,800円)
私が、現在所持しているシューズは下記のとおり。

①今回購入した、新品モカシム1号(フィット感良好)
②以前購入したモカシム2号(#5.5・・・まだまだOK)
③以前購入したモカシム3号(#5.5・・・1度ソール張り替えた、まだまだOK)
④以前購入したモカシム4号(#6・・・少し大きめ購入したので、立ち込みに難あり)
⑤練習用のX-ray(#5.5・・・使いすぎ、ぼろぼろ状態)
⑥アナサジ(しばらく使っていたが、相性悪くてイマイチ)
⑦全然使っていない、ミウラー(底が硬くて、相性悪し)

これ以外に、スカルパ・インスティンクト(#37)を予約中、である。
こうして見ると、靴に関して筆者は保守的で、冒険しないタイプ。
少なくとも果敢なチャレンジャーではない。
まぁ、珍しくインスティンクトをトライしようとしてるけど。(これは例外)
商品棚には、様々なシューズが陳列されているが、モカシムはオーソドックス。
個性もなく、癖もないのが特徴。
攻撃的な外見は全くなく、非常に温和しい、穏和なシューズである。
ターンインもせず、ダインツゥとも縁がない。
(使い込むとダウンツゥと言うより、アップツゥ、って感じ・・・時代に逆行か?!)
その分、流行に左右されず、ロングセラーの理由、と思われる。
最初スティルスC4は、壁をはじく感覚があるが、だんだんなじんでくる。
合成皮革でなく本革なので、最初より少しゆるんでくるので注意。
あと、ヒールフック多用するクライマーには向かない。(深くないから)

周りを見ると、コブラ派かモカシム派、若いジム・クライマーはソリューション、って印象。
私の今後の予定は、モカシムとインスティンクトの併用になる、と思う。
もし、新たなシューズをトライするとしたら、モカシム・オンサイトは可能性高い。
さらに、現在レースアップを所持していないので、テスタロッサも考えている。
また、インスティンクト・レースアップタイプを製造予定、と聞いている。
これも、陳列されたら試してみたい。

ポンポン山▲679m

2010年07月24日 21時51分42秒 | 登山&アウトドア(関西)

ポンポン山に登ってきた。(ホント愛嬌あるネーミングだ)
久しぶりに高い山に登った。(と言っても▲679mだけど)
ポンポン山には、過去複数回、登っている。
リピートするのは、高さもそこそこ有り、頂上からの景色も良く、道中も割と楽しめるから。
残念なのは、半分以上の行程を、舗装された道路を歩かねばならない。
そこが興ざめ。
でも、JR高槻駅からバスで20分くらいで、登山口の神峰山口に到着。
短時間アクセスで登山できる・・・これは大きな魅力。

さらに付加価値として、下山後西武百貨店5階・紀伊國屋書店に立ち寄れる。
さらに、松坂屋の近くに好日山荘・高槻店もある。
今回、2店とも立ち寄った。
紀伊國屋書店では、新潮新書の新刊とマリリン・モンロー主演DVD購入。
好日山荘ではisuka・マットレス購入。
寝袋の下に敷くマットレスは既に所持しているが、旧いタイプなので(20年以上前購入)かさばる。そこで、今回は軽くてかさばらないタイプを購入した。(ウルトラ・ライト)
(¥6,090円の10%引き→¥5,481円)

さて、ポンポン山に関して、下記にデータを記す。

JR高槻駅(バス)→神峰山口→神峰山寺→本山寺→ポンポン山▲679m
→本山寺→神峰山寺→神峰山口→(バス)JR高槻駅
歩行4時間30分 距離16km
資料データ:「行楽の山歩き」参考
*「行楽と山歩き」では京都側に下山するよう記載してあるが、都合により折り返した)

PS
真夏の暑さなので、汗びっしょり。
登山者も、暑さのせいか、少なかった。
登る前に購入した紅茶ペットボトルは、折り返して間もなくゼロ、となる。
下山後、自販機でスポーツドリンク500ml×2本、一気飲み。

【覚書】(1)
JR高槻駅から高槻市営バスで神峰山口まで(210円)1時間に3本~5本
神峰山口から少し行くとソバ屋があって、日曜日のみ営業。
また、ここでは熱処理をしていないどぶろくを販売している。
少し高いが、せっかくなので購入した・・・現在冷蔵庫で冷やしているところ。
(どぶろく:300ml:800円、720ml:1890円、甘酒:720ml:850円)

【覚書】(2)・・・以下、ウィキペリアより
ポンポン山は明治時代になり用いられるようになった呼称だが、当初は頂上のみを指す名称だった。山頂には「この山は正しくは加茂勢山といいますが、標高679メートルの頂上に近づくにつれて足音がポンポンとひびくことから通称ポンポン山と呼ばれています。」と記された京都府設置の案内板がある。
(複数回登っているが、今までポンポン音がしたことはない。by たきやん)


【写真リンク】
ポンポン山

【参考リンク】
21.ポンポン山コース|東海自然歩道連絡協会公式サイト別ウィンドウで開く

「押しかけ探偵」リース・ボウエン

2010年07月24日 08時48分02秒 | 読書(小説/海外)

いったい何年待たせるんじゃ?!
怒るぞ、講談社文庫編集部、職務怠慢!
前作「口は災い」2006年6月発売なので、3年も経ったことになる。
いったい何を考えているのか、講談社文庫編集部は。
著者は現在10作目を執筆中、とのこと。
3作目は、早めに出版していただきたい。
(次作はアンソニー賞・歴史ミステリ賞を受賞しているらしい・・・待ち遠しい)

さて、このシリーズの1番の魅力は、20世紀初頭のニューヨークが舞台になっている点。
(だから歴史ミステリ賞を受賞した)
馬車が通るニューヨーク、って映像が魅力。
(頭の中のスクリーンに映像が浮かぶ)
摩天楼が築かれつつあるニューヨーク。
地下鉄工事で穴が掘削されつつあるニューヨーク。
移民が押し寄せつつあるニューヨーク。
9.11は遙か遠い未来、である。
今作では、史実に基づく大統領暗殺が描かれる。
(「理想の国」アメリカは、既に破綻していた)

【ネット上の紹介】
1900年代初め、ニューヨークに住み着いたアイルランド娘のモリーは、想いを寄せるエリート警部のダニエルの反対を押し切って探偵になると宣言。師匠と見込んだヴェテラン探偵のライリーは頑固な女嫌い。何とか口説いて出入りを許された矢先、ライリーが殺されてしまう。図らずも跡を継いだ彼女は犯人を追う。

「テレプシコーラ」第2部(4)山岸凉子

2010年07月24日 08時19分23秒 | 読書(マンガ/アニメ)

オビの文句はこう・・・

『今は決戦を楽しもう』
『ローザンヌ・コンクール準決勝、
六花は発熱をおして出場するが・・・。
そして、茜、ローラ・チャン、

それぞれの挑戦の行方は?』

雑誌での、この段階では、ホント目の前真っ暗。
六花ちゃんとシンクロして、絶望していたのを思い出す。

いったい、第2部はどこまで続くのだろう?
第1部は10巻まで続いた。
すると、第2部もそのくらいまであるのだろうか?
私の「読み」では、「留学生活」が第3部になるはず。
すると、第2部終了は、ローザンヌが終了して、その後のエピソードをいくつか、
プラス、留学に向けての準備をいくつか・・・そう予想している。

さて、ローラ・チャンは、本当に空美なのか?
(私は、第2部初めから、ローラ・チャン=空美、と読んでいる)
いつどのようなタイミングで、タネは明かされるのか?
興味深いし、待ち遠しい。

アイスマンでキャニオニング

2010年07月22日 22時59分47秒 | 登山&アウトドア(関西)

例によって、ジムで世間話をしていた。
「連休どうでした?」、と。
「キャニオニングに行ってきた」、って方がいた。
日本でもそういう商売が成り立つんですね?!
(関東では、アドベンチャー企画、富士の樹海でケイビング、とかあるけど)
海外のガイドブックを読んでいると、キャニオニングはポピュラーな印象を受ける。
(ニュージーランドやスペインの渓谷で楽しめるらしい・・・そのような話を聞いた)

行かれた方の話を聞いていると、なかなか楽しそう。
場所は北山村・和歌山、奈良、三重県の県境。
山岳会の沢登りに近いけど、少しハードルを低くして、娯楽性を高めた感じ?
下記にリンクしておく。

アウトドアクラブアイスマン

PS
経験のない方が、不用意に単独で入谷しない方が良い。
とても、危険だから。
経験者の方に連れて行ってもらうか、プロの方の企画に参加するか、どちらかを勧める。


「向日葵の咲かない夏」道尾修介

2010年07月22日 22時59分30秒 | 読書(小説/日本)

人気作品で評価が高い。
残念ながら、私はあまり楽しめなかった。
(もちろん、それなりの面白さは有るけど)
でも、世間の評価ほど楽しめない。
書評でも好意的な評価を受けているのに。
う~ん、なぜ?

登場人物が、どうも不自然な印象を受ける。
謎解きのための、単なるコマのような・・・。
だから楽しめなかったのかも。
いずれにせよ、この著者と相性悪し。

【ネット上の紹介】
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

「坂道のアポロン」小玉ユキ

2010年07月22日 22時29分26秒 | 読書(マンガ/アニメ)



以前から気になっていた作品。
簡単に言えば、学園モノ・・・それも昔流行ったようなオーソドックスな、悪く言えば泥くさいタイプ。
それもそのはず、1960年代が舞台だから。
学園モノ+ジャズ・・・舞台は長崎。

登場人物の過剰な行動が気になるが、それも1960年代、と言う事でOKか?
キーワードは、旧いタイプの学園ドラマ?・・・かなり意識していると感じた。
著者は相当量の資料を集め、消化して描いている、と思われる。
その熱意に敬意を表したい。

PS
この著者の他作品として、「羽衣ミシン」「光の海」を以前読んだことがある。
割と面白かったけど、今回の「坂道のアポロン」の方が楽しめた。(60年代だから?)

【ネット上の紹介】
恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラが繰り広げる直球青春物語。 1966年初夏、横須賀(よこすか)から地方の高校へ転入した薫(かおる)。幼い頃から転校の繰り返しで、薫にとって学校は苦しいだけの場所になっていた。ところが転入初日、とんでもない男と出会い、薫の高校生活が意外な方向へ変わり始め…!?

「涼子さんの言うことには」ヤマザキマリ

2010年07月20日 23時58分10秒 | 読書(マンガ/アニメ)

ヤマザキマリさん最新刊。
この作品と姉妹関係のシリーズに、「ルミとマヤとその周辺」(全3巻)、がある。(これオススメ!)今回の作品は、その5年後、って設定。

作品内容は、著者が中学2年の時、ヨーロッパ一人旅をしたのがベース。
すべては、ここから始まった!、って感じ。
「ルミとマヤとその周辺」では妹マヤの視点で物語が展開したが、今回は姉・ルミの視点で展開する。
すなわち、著者=姉・ルミ、だったんですね!
私はてっきり、妹・マヤ=著者だと思い込んでいた。

内容はストレートに表現せず、様々な視点を絡ませ、技巧を凝らして展開する。
でも、その技巧が前面に出ず、読んでいて自然な感じで楽しめる。
(他の作家だったら、一人称でストレートなストーリー展開でしょうね)
妹の視点になったり、マルコ爺さんの視点になったり、ほんと素晴らしい!
このあたり自然な技巧がヤマザキマリさんの実力。

【参考リンク:著者ブログ】
本日発売の「涼子さんの言うことには」

メンテナンス

2010年07月20日 23時27分37秒 | クライミング(一般)
このところずっと忙しい。
休日出勤+残業で、仕事を処理。
おかげで、やっと見通しがついてきた。

さて、私の練習目標は、週10時間(回数は、平日1~2回+週末1回を目指している)。
でも、仕事をしていると、そんな訳にはいかない。
(まぁ、社会人なら、誰もそんな感じでしょう)
皆さん、それで何とかやりくりして、練習してる、と思う。
私の実力でこんな感じだから、私以上のレベルの方は、もっと大変。
つまり、実力が上がって、精度の高い身体になるほど、高度なメンテナンスが必要、だから。
日本のトップの方とか、どうなんでしょう?

1日レッスンを休むと自分で分かり、
2日休むとパートナーに分かり、
3日休むと観客に分かる。(by森下洋子)
・・・このような感じになるのでしょうか?

PS
本日火曜日、残業後、少しジムに立ち寄った。
驚いた・・・いつもより非常に人数が少ない!
3連休出かけて、皆さんお疲れ?

「エデン」近藤史恵

2010年07月14日 16時17分21秒 | 読書(小説/日本)

まさか続編が出るとは思わなかった。
「エデン」は、「サクリファイス」の続編だ!
表紙を見て分かるとおり、ロードレースを扱っている。
(マイナーな話と思われるかもしれないが、少なくともクライミング・ファンより多い)
自転車に興味がある方はもちろん、一般の方が読んでも充分楽しめるでしょう。

今回の話は、あれから3年後、ツール・ド・フランスを舞台に展開する。
華やかな表舞台とはうらはらに、舞台裏では、スポンサー問題、監督とチームの関係、チーム内の軋轢、フランスで開催しながら、フランス人が活躍しないという現状・・・様々な裏事情を描いている。
主人公の白石は、その中で日本人として、一人の競技者として、どう考え行動するのか?
本作品は読者がツール・ド・フランスに参加しているかのような臨場感で展開する。

いくつか、興味深い文章を下記に引用する。

ヨーロッパにきて、知ったことがある。
こちらでは、自転車はスポーツとしての位置づけしかない。
日本の主婦や中高年のように、自転車を単に移動手段と捉えている人々はほとんどいない。

ロードレースは脚力や持久力だけではなく、回復力を競うスポーツでもある。
毎日二百キロ近く走るのは、どの選手も同じ。だからこそ、夜の間にきちんと体力を回復させた選手だけが勝利をつかむことができる。

マイヨ・ジョーヌ。ツールの総合リーダーが身につける黄色い特別なジャージ。
最終的にパリでそれを着た者が、ツールでの勝者となり、その歴史に名を残すことになる。だが、途中で脱ぐことになっても、たった1日だけでもそれを着れば、選手としての人生は一変する。それぐらい特別なジャージなのだ。

以上、引用終了。
さて、レースはどう展開するのか?
パリでマイヨ・ジョーヌを着るのは誰か?
日本人・白石は、レースでどう活躍するのか?

【ネット上の紹介】
あれから三年―。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。そしてまた惨劇が…。ここは本当に「楽園」なのだろうか?過酷なレースを走り抜けた白石誓が見出した結論とは。

↑前作「サクリファイス」第十回大藪春彦賞を受賞し、第五回本屋大賞の第二位にも選ばれた。

「真夏の島に咲く花は」垣根涼介

2010年07月14日 16時17分01秒 | 読書(小説/日本)

フィジー島で起きたクーデターを背景にした群像劇。
著者は、以前から様々な角度からストーリーを展開する技巧を持っていた。
この作品では、特に顕著で、見事な群像劇となっている。
(群像劇得意なローバート・アルトマン監督「クッキー・フォーチュン」を思い出す)
フィジー島は、もともとイギリス領。
そこにはもともと住んでいた島民がいる。
また、インド人も多数住んでいて、潜在的な対立がある。
さらに、中国人、少数の日本人もいる。

普段、表だって対立することのない人々が、クーデターを背景に人間関係に微妙な変化が現れる。
複雑な経済事情と、微妙な人間関係を巧みに描いている。
しかも、舞台が美しい南の島・・・行ってみたくなった。

【ネット上の紹介】
この島には、今までの人生で知らなかったものが、絶対にある―。2000年のフィジークーデターで人種の違う四人の若者は、何を見つけたのか。日本から両親と移住してきた良昭、ガソリンスタンドで働くフィジアン・チョネ、父のお土産物屋を手伝うインド人・サティー、ワーキング・ビザでフィジーに来た茜。「地上の楽園」を探し始めた男女の青春群像。

「あらしのよるに」シリーズ

2010年07月14日 16時06分46秒 | 読書(絵本)





とても有名な絵本らしい。
でも、私は知らなかった・・・ジムで世間話をしていて、教えてもらった。
連作になっており、全7作+特別編1作。
シリーズの各タイトルは下記のとおり。 
  1. あらしのよるに
  2. あるはれたひに
  3. くものきれまに
  4. きりのなかで
  5. どしゃぶりのひに
  6. ふぶきのあした
  7. まんげつのよるに
  8. 特別編 しろいやみのはてで

内容は簡単に言うと、ヤギと狼の友情物語。
真夜中に二人は出会い、(真っ暗なので)お互いヤギと狼と知らず友達となる。
その後、お互いヤギと狼、と分かる。
お互いの部族に知れるとやっかいなので、「秘密」にしてつきあい出す。
しかし、とうとうバレてしまい、その時二人は・・・。
7巻目「まんげつのよるに」は、いきづまる緊迫感、感涙の最終巻、である。

このような、ヤギと狼という2極対立、シンプルでシンボリックな作品というのは、様々な解釈ができる。
あなたが平和運動家なら、アメリカと中東に例えるかもしれない。
もし、あなたが宗教家なら、キリスト教徒とイスラム教徒に例えるかもしれない。
もし、あなたがマルクスなら、資本家と労働者に例えるかもしれない。
もし、あなたがフロイトなら・・・・。

私の感じ方は、どちらかと言うとフロイト風。
幼年絵本なので、友情の形態をとっているけど、「愛」を描いている。
ヤギと狼でありながら、ほとんどロミオとジュリエット。
(このカップル、コミカルにするとトムとジェリー)
相手に食べられるかもしれない、あるいは逆に、相手を貪り食うかもしれないと言う恐怖を含んだ愛。
(私は純粋に物語を楽しむとともに、隠微な雰囲気も感じた)
子どもたちやお母さん達も、それを感じた、と思う。
21世紀、自由平等な社会になって、(タテマエとして)愛に壁と障害は無くなった。
この作品では、仲間から指弾され、社会からはみ出さざるを得ないくらい大きな障害がある。
ヒットした大きな要因、と思う。

【参考リンク】
きむらゆういち公式ホームページ

PS
以下の文庫版も講談社より出版されている。
文庫版 あらしのよるにI(第1部から第3部までを再編集)
文庫版 あらしのよるにII(第4部と第5部を再編集)
文庫版 あらしのよるにIII(第6部と第7部を再編集)


「少女椿」丸尾末広

2010年07月14日 16時06分23秒 | 読書(小説/日本)

海外での評価が高い漫画家である。
以前から知ってはいたが、読んでみようという気分にはならなかった。
なぜ、今回読む気になったかと言うと、「イタリア家族・風林火山」(ヤマザキマリ)P154の影響。
漫画家になる前のヤマザキマリさんが読んでいた作品が背景として描かれている。
・・・つげ義春、花輪和一、そして丸尾末広「少女椿」。

さて内容だが、とても一般受けするとは思えず、はっきり言ってマニア向けでしょう。
でも、見過ごすことのできない作品でもある。

【マニア向けネタ】(1)
「少女椿」の主人公・みどりちゃんは、『エヴァンゲリオン』ヒロイン綾波レイのキャラクターデザインに影響を与えた、らしい。

【マニア向けネタ】(2)
「ちびまる子ちゃん」のキャラクターの1人「丸尾末男」は、本作品の著者・丸尾末広氏から取られている。
ちなみに、同「ちびまる子ちゃん」のキャラクターの1人「花輪一彦」は、漫画家・花輪和一氏から取られている。
(さくらももこさんは、かなりマニアックな作品が好き、と分かる。普通の少女マンガ家で終わるかどうかは、本人の幅広い嗜好も大きい・・・これが資質・才能でしょうね)

【参考リンク】
丸尾地獄 - 公式サイト

RUKA・RA・GHAAM(7月)

2010年07月12日 21時29分33秒 | ジム練習
RUKA・RA・GHAAM通信#7をいただいた。
記事(1)=心理的要因について
記事(2)=京都物集女街道について

心理的要因、ってのは見落されがち。
例えば、ジェットコースターに乗るとする。
これを好きで乗るのと、嫌々乗るのでは大違い、お化け屋敷も同様。
楽しみと恐怖は紙一重、である。
クライミングも好きな人には堪らないけど、高所恐怖の方には、とんでもないでしょうね。
記事によると、練習も喜んでやる、楽しんでトレーニングすると上達が違うんじゃないか、と。
何となく納得、である。

「京都物集女街道」13cはニューエリ・「ランコロ」ロングバージョン、である。(樹人君初登)
「ランコロ」だけで12b/cある。
(私は「ランコロ」相性がよかったのか、朝一「時間よ止まれ」RPした後、その日の3回目で登った)
その時、「ランコロ」終了点から数手をさわってみた。
文字どおり「さわった」だけで、ホールド保持できず。
と言うか・・・「これホールド?」、って感じ。
「男の花道」をRPした方は多いが、「京都物集女街道」RPした、って話は聞かない。
数字は難しさを表現するが、登りやすさを表現しない、と言うことか?
以上、『ルカラ通信』感想、である。

さて、週末ルカラに行って来た。
例によって、『今月のお題』をトライした。
□・・・5本、これは問題なし。(いつもより少し難しく感じた)
・・・5本、これは少し難しい。(特に難しいのは無いが、簡単なのも無い)
・・・5本、かなり難しい。
今月の黄色5本のうち、1本にハマった。
右壁奥の垂壁(うすかぶり?)課題。
十数回トライした。(ホント参った)
最後に30分以上休んで、やっとRP。(ホッとした・・・弱点克服したぞ、って感じ?)
もう一つ難しかったのは、トンネルから始まる課題。(4~5回かかった)
初めの3手に凝縮されている。ここをクリアすると、後はOK(かな?)。
残りの3課題は、私と相性がよく、比較的登りやすく感じた。(1~2回トライ)
(登る順番とか、たまたま要因もある・・・あまり意味深くとらないで)
今月は、少し長めの課題が多かった。
私は普段から長モノ練習してるので、有利だったかも。

さらに上級者用課題もあるがトライせず。
身体を壊したくないので。
→3本、
→2本