【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

ジム年会費支払い

2013年11月30日 21時37分05秒 | ジム練習

ジム年会費支払い。
・・・105,000円(フリーパス)
有効期限は12月23日だけど、
たまたま持ち合わせていたので支払った。
一年間、病気や怪我に注意して、練習したい。
以上、覚書として書いておく。


ジョン・ギルのトレーニング

2013年11月28日 23時40分02秒 | クライミング(一般)

クライミング情報サイト・『雪山大好きっ娘。+』で、
ジョン・ギルのトレーニング映像が紹介されていた。
76歳になるジョンギルのトレーニング - 雪山大好きっ娘。+

ジョン・ギルも76歳。(1937年となっているので、昭和12年生まれだ!)
ウィキペディアで次のように紹介されている。
John Gill :He is considered the Father of Modern Bouldering by many climbers.

映像から拝見すると、驚くほど元気。
自分ならどうだろう?
60歳前半までなら、なんとか「維持」できるような気がする。
でも、60歳後半ならどうだろう?
70歳なら・・・自信は無い。

さて、私も『John Gill』で検索してみた。
その結果が次のとおり。(皆さんも自分で検索してみて)

Exercise Film 2012A - YouTube

John Gill (climber) - Wikipedia, the free encyclopedia

 UKC News - FRI NIGHT VID: John Gill Exercising at 76 Years Old
ジョン・ギルの スーパー・ボルダリング


「さんてつ 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道」吉本浩二

2013年11月25日 21時10分35秒 | 読書(マンガ/アニメ)

「さんてつ 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道」吉本浩二

三陸鉄道、通称「さんてつ」。
3.11大震災で、壊滅的な打撃を受ける。
本作は、その地震当日、復旧を漫画で再現してくれている。


線路を人が歩いている・・・こちらの方が、道を歩くより瓦礫が少ない。

あの石井光太氏も登場!

【ネット上の紹介」
3.11のあの日、岩手県沿岸部を走る三陸鉄道では、路線の多くを被災した。大地震、津波の爪痕が生々しいガレキの中、それでも、さんてつマンたちは、自らの力で立ち上がろうとする……。三陸鉄道関係者、周辺の人々への綿密な取材を元に再構成する震災ドキュメンタリー漫画。「ブラックジャック創作秘話」の異才、吉本浩二が描く真実の人間ドラマの決定版!!

忍頂寺から竜王山

2013年11月24日 22時14分56秒 | 登山&アウトドア(関西)

久しぶりに竜王山に登った。

山頂からの景色

紅葉はオシマイ

こちら京都方面


「さようなら、オレンジ」岩城けい

2013年11月23日 21時08分13秒 | 読書(小説/日本)

「さようなら、オレンジ」岩城けい

著者は、大学卒業後、単身オーストラリアへ。在豪二十年。
本作で、第29回太宰治賞受賞。

読みごたえのある作品だった。
とても良かった。
今年読んだ文芸作品として、トップクラス。

ネット上では、次のようにストーリーが紹介されている。

オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。
母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。

この難民の女性・サリマと日本人女性の友情、成長が描かれる。

物語の核心は、サリマが下の子が通う学校で、難民として出てきた祖国アフリカについて話をしてくれ、と頼まれるところ。
P78
「お母様にお国のことを子供たちにお話していただけたら、と思いまして」
下の息子の担任の教師に声をかけられたのは、息子を迎えに行ったときだった。

発表の当日、サリマは作文を読み上げる。
けっして上手い英語ではない。
しかし、全員が胸を打たれた。

P98-99
サリマが読み終えると子供たちはしずまりかえったままだった。
(中略)
子供たちは話を聞いた後口数がたいへん少なかった。本当にびっくりしたり感動したりするとき、子供というのは表現の術を失い無口になる(後略)

【おまけの感想】
ページ数は166ページと短いが、文字密度が高い。
ほとんど改行が無く、紙面が文字で覆われている。(満腹感保証)

【ネット上の紹介/あらすじ】 
内戦のつづくアフリカから、難民としてオーストラリアの田舎町に流れてきたサリマ。母語の読み書きすらままならない彼女は、二人の息子を育てながら精肉作業場で働く一方で、英語学校に通いはじめる。そこには、自分の夢をあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」ほか、さまざまなクラスメートたちとの出会いが待っていた。 月日がたち生活が軌道にのりはじめたころ、都会へと逃げた夫から、息子たちを引き取りたいと連絡が入る。別離の前日、サリマは息子の学校からの依頼で、アフリカの故郷について子供たちに紹介することになった。友人ハリネズミが用意してくれた客観的な資料の数々。しかしサリマは、やっと使えるようになった英語で、自分の生まれ育った場所について、稚拙だが力強い作文を発表するのだった。 人種的・言語的な差別をうける中で、生まれてくる友情と絆。女性たちが支えあいながら、やがて自分の足で逞しく各々の道へと踏みだしていく。物語の底流では、母語で書く/母語以外で書くとはどういうことか問われ続ける。主旋律となる物語と書簡・メールが、交互に進行するシャープな構成で、淡々と、しかしダイナミックに描かれる大河ドラマ。


「ふるさと銀河線 軌道春秋」高田郁

2013年11月20日 22時07分00秒 | 読書(小説/日本)

「ふるさと銀河線 軌道春秋」高田郁

高田郁さんは、かつて漫画原作を生業としていた。
短編集「軌道春秋」(漫画・深沢かすみ)を、小説としてリライトしたのが本作品。

P285
(「あとがき」著者の言葉)
生きにくい時代です。辛いこと悲しいことが多く、幸福は遠すぎて、明日に希望を見いだすことも難しいかも知れない。それでも、遠い遠い先にある幸福を信じていたい――そんな想いを、本編の登場人物たちに託しました。

軌道春秋と言うだけあって、ローカル線が出てくる。
関西人にもなじみの電車や駅が登場してうれしい。

「車窓家族」では、『大阪と神戸を結ぶ私鉄電車の沿線に』とあるが、阪急か阪神電車のことでしょう。
「ムシヤシナイ」では、『JR大阪環状線の駅のT駅は、私鉄電車と接続するため』とあるが、T駅=鶴橋で、近鉄でしょう。(あるいは、T駅=天王寺で、南海は廃線なので、近鉄南大阪線?)

『みをつくし料理帖』のような大きな起伏、怒濤の展開はない。
だが、ほっこりした気分になるようになっている。
あるいは、人生について考えたり、とか。
高田郁作品らしく、食べ物、食事のシーンの描写が上手い。
短編集なので、小鉢に盛られた、いろんな味の料理を楽しむ感覚で読める。

【ネット上の紹介】
両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。苦難のなかで真の生き方を追い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら描いた珠玉の短編集。

Pen(ペン) 2013年5月15日号

2013年11月19日 23時38分59秒 | 読書(エッセイ&コラム)


Pen(ペン) 2013年5月15日号

3代巨匠を比較分析・・・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。
聖母を描いた作品を比較すると、それぞれの特徴が出ているのがわかる。

ファイル:Virgin of the Rocks.jpg
『岩窟の聖母』ダ・ヴィンチ、1483年 - 1486年、ルーヴル美術館

ファイル:Michelangelo Buonarroti - Tondo Doni - Google Art Project.jpg
『聖家族』ミケランジェロ(1507年頃)ウフィツィ美術館(フィレンツェ)


ファイル:Raffael 030.jpg
『 ベルヴェデーレの聖母(牧場の聖母)』ラファエロ(1506年頃)美術史美術館所蔵


レオナルド・ダ・ヴィンチ(トリノ王宮図書館が所蔵)


ミケランジェロ60歳当時の肖像画(byヤコピーノ・デル・コンテ)


ラファエロ『自画像』(1506年)、ウフィツィ美術館


【ネット上の紹介】
ダ・ヴィンチ/ミケランジェロ/ラファエロ
 3大巨匠を徹底解剖。
 ルネサンスとは何か。2

 ◇いますぐ把握!3大巨匠早わかり表。
 ◇ルネサンス最盛期に活躍した、3人の足跡をたどる。
 ◇ルネサンスに、3大巨匠が生まれた背景とは。
 ◇彼らが出会った都市、フィレンツェとローマ

 ◇レオナルドが残した、奇跡の壁画。
   ・人物画の極みに到達する、その過程を追う。
   ・ヨハネに託された、両性具有体への賛美。
   ・先進性を手稿研究の第一人者が語る。
   ・寡作ゆえに限定的だった、継承者の系譜。
   ・世界が渇望し続ける、新たなレオナルド伝説。
 ◇ミケランジェロ単独で描いた、裁きの日。
   ・初のフレスコ画は、 1000□の大天井画。
   ・神とつながる、崇高なダヴィデ像。
   ・彫像と建築が融合した、メディチ礼拝堂。
   ・ピエタに込めた、すべてを超越する母の愛。
 ◇ラファエロに備わる、天賦の才と教養。
   ・聖母子を包む、漆黒の闇の意味とは。
   ・肖像画の名手が表現したのは、そのドラマ
   ・偉大なる先達、2巨匠から学んだラファエロ
   ・ 短い生涯の最晩年に到達した、新たな境地。
 ◇建築においても、たぐいまれな才能を発揮した。 
 ◇誌上で夢の対決!個々の才能を分析する。
 ◇今年、3大巨匠の作品が日本にやってくる!


農業祭

2013年11月18日 22時52分58秒 | お出かけ

農業祭に行ってきた。土曜、日曜と2日間開催された。
初日、イモと羊羹を購入。(300円+250円)
翌日、みかんと花を買おうとおもったら、売り切れ。
【教訓】
初日9:00から会場に行って、目当てのものを、即購入のこと。



「はじめてのルーヴル」中野京子

2013年11月16日 22時24分21秒 | 読書(エッセイ&コラム)

「はじめてのルーヴル」中野京子

初心者のために、ルーブル美術館のツボを指南してくれている。

P48
西洋文化における縞模様は、ふつう隷属や不名誉の印として、身分の低い従者や死刑執行人、罪人などが身につけるとされていたが、断続的に――それほど長期ではなく、縦縞だけが、高貴な模様と見做された。また手袋は、国王が授ける狩猟権や貨幣鋳造権の象徴とされており、片方の手袋をにぎった各国の王の肖像画はかなり多い。

P51
鬘は父王ルイ十三世が禿隠しに使いはじめたと言われる。息子のほうは背があまり高くないので被ったらしいが、被ってみればこれはいろいろと便利、ということでフランス革命が起こるまでブームが続く。後半には貴族ばかりでなく、お金さえ出せば誰でも頭に載せることができるようになった。
鬘と髭は相性が悪いらしく、鬘の時代には顎髭は無く(口髭はままある)、顎髭の時代に鬘は無い。男性というのはどちらか一方に毛が生えていればオーケーなのかもしれない。

P133
磔刑というのは、もともとユダヤ社会での処刑法ではない。ローマ帝国が、奴隷や反逆者、重罪人にのみ適用していたもので、断首や絞首と違い、死ぬまでの苦痛が長く、処刑というより拷問に近い。かけれられた者は悶死し、あまりにも残虐だというので、神経を麻痺させる薬を与えることも許された。



PS
以前パリを訪問した際は、クライミングショップに行ったり、レンタカーを借りたり、と忙しく、
入り口まで行ったが、結局入館しなかった。
次回は、ぜひ訪問したい。

【ネット上の紹介】
ダ・ヴィンチ『モナリザ』、ルーベンス『マリー・ド・メディシスの生涯』、ダヴィッド『ナポレオンの戴冠式』など、ルーヴル美術館の至宝の絵画を独自の視点で読み解く、これまでにない美術館名画案内。
[目次]
なんといってもナポレオン―ダヴィッド『ナポレオンの戴冠式』;ロココの哀愁―ヴァトー『シテール島の巡礼』;フランスをつくった三人の王―クールエ『フランソワ一世肖像』;運命に翻弄されて―レンブラント『バテシバ』;アルカディアにいるのは誰?―プッサン『アルカディアの牧人たち』;捏造の生涯―ルーベンス『マリー・ド・メディシスの生涯“肖像画の贈呈”』;この世は揺れる船のごと―ボス『愚者の船』;ルーヴルの少女たち―グルーズ『壊れた甕』;ルーヴルの少年たち―ムリーリョ『蚤をとる少年』;まるでその場にいたかのよう―ティツィアーノ『キリストの埋葬』;ホラー絵画―作者不詳『パリ高等法院のキリスト磔刑』;有名人といっしょ―アンゲラン・カルトン『アヴィニョンのピエタ』;不謹慎きわまりない!―カラヴァッジョ『聖母の死』;その後の運命―ヴァン・ダイク『狩り場のチャールズ一世』;不滅のラファエロ―ラファエロ『美しき女庭師』;天使とキューピッド―アントワーヌ・カロンまたはアンリ・ルランベール『アモルの葬列』;モナ・リザ―レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』


「夫婦一年生」朝倉かすみ

2013年11月14日 21時39分45秒 | 読書(小説/日本)

「夫婦一年生」朝倉かすみ

朝倉かすみ作品を初めて読んだ。
けっこう面白かった。
新婚生活の1年を描いている。
結婚するところで終わる小説は多い。
本作品は、「その後」を描いている新婚シミュレーション小説。
実際、生活が始まると、どんな現実が待っているか?
実家、義理の父母とのやりとり。
行き違い、すれ違い、思い入れ、思い違いが、リアルに描かれる。

P56
結婚は、ひと昔前には、永久就職といわれていたらしい。その喩えを聞いたとき、そんなばかなと青葉は思った。永久とはまたえらく大きく出たものだな。就職って、と鼻で笑った覚えがある。ところが、結婚してみたら、永久感は確かにあった。永久をやってやろうじゃないのと思う。
しかし、就職感はなかった。それに近いものがあるとすれば、会社を興した感覚だ。共同経営に乗り出したような心持ちだった。商うものは家庭である。

【参考リンク】
作家の読書道:第96回 朝倉かすみ - WEB本の雑誌

PS
家庭を舞台にしたユーモア小説、と言えば、田辺聖子さんの独壇場。
円熟期の田辺聖子作品を知っているので、比較してしまう。
見劣りしてしまうのはしかたない。
でも、読んでいて田辺聖子作品を思い起こさせるというのは、
ある意味、それに匹敵するものを感じた、と言うことだ。
それは、すごいことだ、と思う。
けっこう楽しめた。
機会があれば、他の作品も読んでみたい。

【ネット上の紹介】
事務系OLの青葉は、仕事で出会った男、朔郎と結婚した。新居は彼の赴任先の札幌の築十五年3LDKのマンション。新婚旅行のお土産選定に頭を悩ませ、料理のレパートリー向上に努め、ご近所付き合いにも前向きに取り組むなど、主婦業を全うしようとする青葉なのだった。それでも、うまくいかないこともある。ご近所さんに夫の極秘情報をうっかり流してしまい、初の夫婦げんかに発展したり、夫の両親が泊まりがけで来訪するという一大事に振り回されたりする。嫁は一日にしてならず、な日々を綴った、ムフフときどきトホホな新婚デイズ小説。

高齢者こそ肉を?! 

2013年11月12日 22時54分59秒 | TV/ドラマ

NHKクローズアップ現代、「高齢者こそ肉を?!」(2013年11月12日(火)特集)
今までの「常識」は、老人は野菜中心に食べて、肉を控えめに。
しかし、たんぱく質が不足して、栄養失調の年寄りが増えている、という。
『栄養不足によって筋力低下や脳梗塞の増加、認知症になりやすいなどのさまざまな影響が出ることがわかってきた』、と。

私のよく作る献立は・・・
①ご飯(胚芽米を入れている・・・週末は餅米で炊き込みご飯)
②味噌汁(人参、玉葱、茄子、ジャガ芋、白菜、大根・・・どれか3つは入れる、寒くなって粕汁にすることも)
③豆類(出来合のもの・・・以前、黒豆を煮たら半日以上かかって懲りた)
④魚(これも缶詰等、出来合のもの・・・時間短縮を図る)
⑤果物(これは必須デザート、今の季節、柿かミカン、あるいは一年中あるバナナ)

・・・こんな感じで、肉料理が少ない。(炒め物は、ほとんどしない)
今後、メニューを考え直す必要があるかも。

【参考リンク】

眼鏡について

2013年11月11日 20時25分31秒 | 身辺雑記

老化の訪れが一番早いのが眼、だと思う。
普通の眼鏡だけで対応出来なくなった。
3年前に、中近レンズの眼鏡を買った。
今回、さらにもう一つ購入。

普段の仕事は室内。
パソコンを含めて机の上と、周辺10mくらいが見えたらOK。
普段の生活も中近レンズを使っている。
車に乗るときは、単焦点レンズの眼鏡を使用。
読書は裸眼で行っている。
遠近レンズ眼鏡は、所持していない。

現在所持している眼鏡は次の5つ。
①中近眼鏡・・・仕事+普段の生活
②中近眼鏡・・・仕事+普段の生活(予備)
③普通の眼鏡・・・車運転用
④普通の眼鏡・・・クライミング用
⑤普通の眼鏡・・・クライミング用(予備)

クライミングで中近レンズや遠近レンズはダメ。
下を向いてフットホールドを探すと、ぶれる場合がある。
単焦点で瞬時に視点を合わせる必要があるから。

ハイキングや登山の際は、単焦点のクライミング用眼鏡を使用。
でも、地図やメモを見るときに不便。
遠近眼鏡を買うとしたら、野外の生活が増えた場合。
例えば定年になって、デスクワークが少なくなった時かな・・・。
(遠近は近くと遠くの振幅が大きいので、今は敬遠している・・・眼に負荷をかけたくないから)

PS
今回、中近レンズのみで24600円。(ピンからキリまである)
遠近レンズは、もう少し安い。多くの人が使うポピュラーなレンズだから。
視力の良い方が、つくづく羨ましい。


「てふてふ荘へようこそ」乾ルカ

2013年11月10日 12時03分38秒 | 読書(小説/日本)

「てふてふ荘へようこそ」乾ルカ

P12-13
大学の学生部には下宿やアパートを紹介する閲覧資料があった。
【家賃:月1万3千円】
【間取り:2K】
【敷金・礼金:なし】
【管理費:なし】

しかも、最初の1ヶ月は家賃をとらない
ただし、契約書の1行目にはゴシック体で次のように印刷されていた。
『*部屋には幽霊がいます(実害がほぼありませんので、ご安心ください)』

このアパートを舞台に、各部屋の個性的な住人と幽霊の事情が描かれる。

P98
「生きてりゃなあ、嫌ーなことばかりさ。基本的にはなあ」遠藤がとろりとし始めている目をこする。「百の出来事がありゃあ、そのうちの一つか二つさ、いいことなんて。でもなあ、人間ってのは上手いことできてるもんだよ。自分の人生を振り返ってみたらなあ、おっちゃん楽しいことしか覚えてないよ。一つきりをしっかり覚えておけば、あとの九十九もそれなりの思い出に変わっているんだよう」

ドラマ化もされた佳作。
しっかり楽しめた。

【ネット上の紹介】
直木賞候補作『あの日にかえりたい』の異才が挑んだ、笑いあり涙ありの連作ヒューマンドラマ!このアパート、なにやら秘密があります。特異な事情を抱えた6人の住人たちが出会った奇跡。切なくて、哀しくて、でもあったかい、おんぼろアパート物語。予想外のラストまでノンストップ。
[出版社商品紹介]
ある街の高台に佇むおんぼろアパート「てふてふ荘」。敷金礼金なし、家賃はわずか月1万3千円、最初の1ヶ月は家賃をとらない。破格の裏には、秘密があって…。

「フイチン再見(ツァイチェン)!」(1)村上もとか

2013年11月08日 23時25分05秒 | 読書(マンガ/アニメ)

「フイチン再見(ツァイチェン)!」(1)村上もとか

「フイチンさん」で有名な漫画家・上田としこさんの伝記。
上田としこさんを描き、漫画界を描き、当時の日本を描いている。

父は当時、北満州ハルピンの正金銀行に勤務していた為、
わたしは生後40日で海を渡り、
以後小学校卒業までハルピンで育つことになったのです。
わたしの生まれた年にはロシア革命が起こり、
革命から逃れて亡命したたくさんの白系ロシア人がパルピンに住みついたのです。
父はどういうわけか日本人が住む街でなくロシア人やユダヤ人が住んでいる街に住まいを置いたので、
幼い頃のわたしは自然とロシア人、ユダヤ人、そして中国の子と一緒に遊ぶことが多かった。

学生時代、復刻版「フイチンさん」を読んだことがある。
ハルピンの街を舞台にいきいきと子供たちが描かれていた。
とても面白かった記憶がある。
だから今回さっそく手にとって読んでみた。
なるほど、こんな人生を歩んできたから、「フイチンさん」が描けたのか、と納得。
まだ1巻目だけど、続きが出たら読んでいこうと思う。

【ネット上の紹介】
日本にはまだ「女の漫画家」はいなかった! 漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。これは、まだ誰も歩いたことがなかった「女流漫画家」という道を拓いた 一人の実在した「女」を主人公とした物語である。上田としこという一人の素っ頓狂な少女が、戦前の満州ハルピンの高く広い空に、想像の絵を思いうかべた時から、日本の、女の、「漫画の歴史」ははじまったともいえる。村上もとかが渾身の力を込めて描く、漫画の青い青い春。待望の単行本第1集! 
【編集担当からのおすすめ情報】
 膨大な資料、史料、数多くの関係者への取材を重ね、村上もとか氏が満を持して描く「もうひとつのまんが道」。「漫画家漫画」の決定版です。

ファームパーク

2013年11月05日 23時42分02秒 | お出かけ

淡路ファームパークに行ってきた。
こんな感じ。

子連れファミリーが多い

コアラがいる

ヤギもいる

ワラビーもいる

ウサギもいる

【感想】
動物も楽しめる植物園、って感じ。
どちらかというと、子供を連れて家族で訪問するところ。
先月行った草津市立水生植物園のような落ち着いた雰囲気はない。
(入り口の外にある野菜売り場は、再訪してみたい)

【参考リンク】
休日は淡路島へ!淡路ファームパーク イングランドの丘【公式】