2017年度のJFA会員証とステッカーが送られてきた。
「マネーロンダリング」橘玲
香港在住の秋生。
謎の美女・麗子が訪ねてくる。
「五億円を日本から海外に送金し、それを損金として処理したい」、と。
即ち「脱税」である。
その後、彼女は5億でなく50億の金と共に消える。
金の行方を探るにつれ、彼女の過去も明らかになってくる。
2002年の作品だが、旧さを感じず、面白く感じた。
ほとんど一気読み、である。
パソコンや脱税の描写は、今となっては古いものもあるかも知れないが、
それ以上に、物語の面白さが凌駕している。
【おまけ】
先日読んだ「言ってはいけない」と同著者だが、小説の方が読ませる内容だ。
これだけ優れた内容なのに、「このミス」「文春ミステリー」にランクインしていない。
「ミステリ」じゃなく「経済小説」としたのだろうか?
いずれにせよ、重大なモレ、と思う。
【おまけ】2
作中で「精神分裂病」と表記されるが、「統合失調症」である。
認知機能の低下によるもの、と現代では考えられている。
ちなみに、境界例を扱った傑作に「症例A」がある。(お薦め)
【ネット上の紹介】
香港在住の元・ウォール街のファンドマネジャー工藤秋生は、香港の銀行口座開設の手助けなど、脱税を目的とした、もぐりのコンサルタント業をしていた。ある日、日本の知人からの紹介で工藤を美しい一人の女・若林麗子が訪ねる。「じつは五億円を日本から海外に送金し、それを損金として処理したいのです」工藤に求められたスキーム、それは完全に脱税の指南だった…。そして四ヶ月後、麗子は消えた。五億ではなく五〇億の金とともに。麗子はどこへ消えたのか?金融のことを何も知らないはずの麗子が、五〇億もの金をどうやってあとかたもなく消し去ることができたのか?そして、そもそも麗子が話を持ち込んだ「五億の金」とは、どんな“ファンド”だったのか?金融を知り尽くした新人作家による、驚天動地の“脱税”小説。
「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘玲
P79
夫婦間での殺しの大半は夫の嫉妬が原因だ。妻はもちろん嫉妬することはあるが、それを理由に夫を殺すことはほとんどない。妻が夫を殺すのは正当防衛か、父親の虐待から子どもを守るのが理由だ。
P136
あらゆる社会に共通する美の基準は顔の対称性と肌のなめらかさで、女性の体型で重要なのはウエストのくびれだ。これを進化論的に説明すると、顔の対称性が崩れていたり、肌に湿疹や炎症ができているのは感染症の徴候で、ウエストのふくらんだ女性は妊娠の可能性がある。いずれも子孫を残すのに障害となるから、進化の過程のなかで健康な異性や妊娠していない女性を選考するプログラムが脳に組み込まれたのだ。
P138
美人は生涯に2400万円得し、不美人は1200万円も損して、美貌格差の総額は3600万円にもなるのだ。
【おまけ】
新書大賞1位の作品。
でも、読んで楽しい作品ではない。
遺伝と環境で、未来は決まってしまうよ、と。
言われなくても分かってるけど、データを駆使して証明しているのがエライところ。
話の種に読んでも良いけど、あまり人に薦めようとは思わない。
【ネット上の紹介】
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない―だが、それらは絵空事だ。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。
1 努力は遺伝に勝てないのか(遺伝にまつわる語られざるタブー
「頭がよくなる」とはどういうことか―知能のタブー
知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
反社会的人間はどのように生まれるか)
2 あまりに残酷な「美貌格差」(「見た目」で人生は決まる―容貌のタブー
あまりに残酷な「美貌格差」
男女平等が妨げる「女性の幸福」について
結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?)
3 子育てや教育は子どもの成長に関係ない(わたしはどのように「わたし」になるのか
親子の語られざる真実
「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実)
「高橋源一郎の歩きながら、考える」
2017.4.20朝日新聞記事
「この世界の片隅に」が異例のヒットになったのは、そこに、みんなが忘れたはずの「過去」が生々しく存在していると感じられたからではないだろうか。誰の「過去」が?わたしたち日本人全てにとっての「過去」が、である。
(中略)
過去を失う時、わたしたちは未来もまた失うのではないだろうか。
天気が良いのでハイキングに行ってきた。
久しぶりの交野山。
山頂が露岩している
歩いていると、タンポポが咲いていて、カエルの鳴き声が聞こえる。
これぞ日本の里山ハイキングだ。
【本日の行動食】
国産りんごのアップルパイとチーズクロワッサン、及び、自宅にあったゴマせんべい
【資料】
9:45自宅出発(自転車で45分かけて枚方市駅へ)
10:35京阪枚方市駅
10:46京阪河内森駅(210円)
↓
(京阪河内森駅-天田神社-獅子窟寺-くろんど園地-榜示-交野山-いきものふれあいセンター-源氏の滝-織物神社-JR津田駅…ハイキング3時間半)
↓
2:38JR津田駅
2:40JR河内磐船(160円)
2:46京阪河内森(JR]河内磐船と京阪河内森は徒歩数分)
2:58京阪枚方市駅(210円)
4:00自宅到着(途中で買物をしたので、15分余分にかかった)
クライミング記事を掲載しておく。(2017.4.22朝日新聞・夕刊)
スピード競技の為の練習壁が出来た、と。
今さらだけど、なぜ、「スピード」「ボルダリング」「リード」の3点セットにしたのだろう?
「サヨナラお金の不安」畠中雅子
お金に関する悩みの相談+指南書。
いろんな悩みが具体的に描かれている。
目次を見ると、次のようになっている。
1 夫婦問題のトラブル
2 親子問題のトラブル
3 教育費のトラブル
4 身の回りのお金でトラブル
5 大きなお金のトラブル
6 家計管理のトラブル
人間関係にはお金がついてくる。
お金が絡む所に、トラブル有り、ってとこか。
浪費&浮気夫への対策
P26-27
そもそも借金体質の男性は、女性にもだらしない傾向があります。
(中略)
クレジットカードのキャッシング機能をゼロにすること。夫のカードの明細やログインIDを妻がちゃんと確認して、ネット経由でログインしてキャッシングできなくしてしまう。
(中略)
そこまでしてダメなら見切るのか、そういう人だとあきらめるのか、あとは愛情の問題です。この先はもうお金の問題ではないでしょうね。
(う~ん、この先生、クールでシビア…でも、的確なアドバイスだ)
車は何年乗るのが良いか?
P136-137
やはり車を買うときは、手元にあるお金で買うのが基本。そしていまは13年を超えると税金が高くなる制度になっていますから、15年乗るのは難しいけれど、13年は乗ること。
マイナス金利での資産運用について
P175
銀行にふつうにおいておいたらダメだとあわてて、あちこち動く人がいちばん損をするんです。とりあえず普通預金でも、私はいまのままでいいと思います。
(中略)
マイナス金利だからといって運用するのはイコールではありません。(中略)貯金を運用でふやそうというのは言語道断!
過去のいろいろな動きからわかるのは、みながいっしょに動くときにいっしょに動く人は、ほとんど負けている。動くなら最初の動きをとらえて俊敏に動くか、完全に動き終わってから動くか。いずれにしても運用はブームでやるものではないということです。
P174
自分でいろいろ調べてやっているつもりが、目先の得におどらされているだけで、総額としては、思ったほどふえていない。
P181
最後にお伝えしておきたいことは、Fさんもそうですが、人からすすめられるままに買わないということ。すすめられたものって、たいてい当たりません(笑)。
子どもを育てるのにいくらかかるか?
P99
私立と公立で、これほど違うとは。
私立の小学校に6年通うだけで一千万近くいるのか。
でも、小学校が私立だと、中等部、高等部も同じ流れで動いていく。
さらに塾やお稽古ごとにもお金がかかる。
【おまけ】
おそらく、世の中の悩みの大半はお金で解決可能、と思う。
解決しないのは心の問題。
愛情、宗教…満足も金で買えるかもしれないが、欲望にはきりがない。
ただ、圧倒的な金があれば、ひっくり返る可能性もある。
そこがお金のすごいところ。
【ネット上の紹介】
自分の「身の丈」を知っていますか?「失敗の淵」に足をかけていませんか?その行動が「貯まらない理由」では?
「資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ」佐藤優
資本主義とは何か?
恐慌はなぜ起こるのか?戦争との親和性は?
明治にまでさかのぼり、資本主義がどのように入り、現在に至るかを解説している。
あとがきによると、『宇野弘蔵の方法論にしたがって、明治維新以後の日本史を題材に、資本主義の内在的論理を読み解いた』、とある。
P87
資本主義の根底にあるのは、「カネをすこしでも稼ぎたい、カネをすこしでも貯め込みたい」というイデオロギーです。
P160
私の読解では、『蟹工船』は「正しい階級闘争の仕方」についてのマニュアル小説であり、「日本共産党以外にプロレタリアートに救いなし」を伝えることを目的として書かれています。
P164
ファシズムは「束(たば)」を意味するイタリア語の名詞から来ているように、味方を束ねて動員型政治を展開するところに特徴があります。
P218
結局、安倍政権が意図していることは、資本主義社会を維持するために、女性をどう“利用”するかということでしかかりません。だから一方では「すべての女性が輝く社会づくり」と言いながら、改正労働者派遣法を成立させて、不安定雇用を強化しています。
P230
たとえば友達に本をプレゼントする、割り勘にせずにご馳走しあう、家族と過ごす時間を大切にする。こうした商品経済の論理とは異なる人間関係を大事にすることが、1人の個人にとっては、資本の論理に支配されない最善の方法なのです。
P231
「絆」や「結束」の強調は、ファシズムへの一歩を踏み出すことになります。「一億玉砕」を想起させる「一億総活躍」を打ち出す安倍政権は、意識しているかどうかは別として、ファシズムに向かっている。つまり安倍政権というのは、新自由主義的な要素とファシズム的な要素が無自覚に同居しているのです。
【ネット上の紹介】
将来不安が増す一方で、急速な世界株安が起こり、テロの暗雲が世界を覆う。なぜ、このような状況に陥ったのか?戦争の時代は繰り返されるのか?個々の生き方から国際情勢までを規定する資本主義の本質を解き明かす。明治期にまでさかのぼり日本独自の問題点を明らかにするとともに、資本主義の矛盾のなかで生き抜く心構えを説く。新境地を開く書き下ろし!
序章 資本主義を日本近代史から読み解く
第1章 日本資本主義はいかに離陸したか?―「明治日本」を読み解く極意(近代的貨幣制度の幕開け
資本主義と農業はどう結びつくか
インフレ政策からデフレ政策へ―大隈財政と松方財政
日本資本主義はどこが特殊なのか)
第2章 日本資本主義はいかに成熟したか―「恐慌の時代」を読み解く極意(恐慌から産業革命へ
明治期のブラック企業
商人資本から産業資本、金融資本へ―「段階論」の三つの類型
財閥登場―帝国主義段階への移行)
第3章 国家はいかに資本に介入したか?―「帝国主義の時代」を読み解く極意(バブル経済から金融恐慌へ―第一次世界大戦期の日本経済
世界恐慌は日本経済をどう変えたのか
日本資本主義論争のインパクト
恐慌か、さもなくば戦争か)
第4章 資本主義はいかに変貌したか?―現下日本と国際情勢を読み解く極意(「経済の軍事化」「TPP」をどう捉えるか
アベノミクスをどう捉えるか
同時多発テロをどう捉えるか
「教育格差」「女性の活用」をどう捉えるか
むきだしの資本主義社会をどう生き抜くか)
山岳部は人気がない、と思っていた。
そうではないようだ。
高校山岳部所属登録者数、10年間で1.8倍、「空手や体操より多い」、と。
2007年=6,935人
↓
2016年=12,598人
先日、ニクソン・ショックの元となる「誤訳」を紹介した。
これに関して、興味深い話が「天声人語」に掲載された。
赤谷源一氏の長女・慶子さんの言葉:
「交渉がもつれたりこじれたりすと当の政治家が通訳のせいにすることって昔からあるんじゃないですか」
参考リンク=「戦後史の中の英語と私」鳥飼玖美子
雑草の花が咲いている。
種が勝手に飛んできたのだ。
タンポポも昨年と同じ場所で咲いている。ありがたいことだ。
坊主だったハナミズキも感じよくなってきた
「話すための英語力 」鳥飼玖美子
「話す」ことに関する英語学習法についてだけでなく、
「異文化コミュニケーション」を意識した英語について考察されている。
P20
日本における英語が第二言語でないというのは、植民地になったことがないという歴史を意味しているのですから、実に幸運なことなのです。
I think以外の、思いを伝える言葉
P88
I assume---
It seems to me that---
In may opinion, ---
In my view,---
As far as I'm concerned,---
Belive me, this is effective, because---
P124
アメリカでは訴訟になるからI'm sorry.と言わない方が良い、と言われた時期がありましたが、1986年マサチューセッツ州で、「I'm sorry法案」が立法化され、テキサス州、バーモント州、カリフォルニア州などでも立法化されました。(中略)
I'm sorry法は、事故を起こした直後に誤るのは人間の自然な感情なので、交通事故の現場で謝っても、その言葉を、非を認めた証拠にはしない、法的責任を認めたとは解釈しない、という法律です。
【おまけ】
「本物の英語力」の続編になるそうだ。(身も蓋もない言い方をすると、前作が10万部超の売れ行きだったので、講談社が柳の下のどじょうをねらったとも言える)
最新の話題を盛り込みながら、英語エッセイ風に書かれていて読みやすい。
【ネット上の紹介】
第1講 英語で「話す」
第2講 会話では「場」を読む
第3講 会話の「参与者」と向き合う
第4講 会話の「目的」を明確にする
第5講 困った時の方略とは
第6講 異文化コミュニケーションの専門家
第7講 これからの英語学習
幕末から現在に至るまで、日本人を魅了してやまない「英語」。「英語をうまくしゃべれるようになりたい」は見果てぬ夢なのでしょうか。日本(もしくは日本人)が抱えている「英語コンプレックス」の根幹にあるのは、外国人を前にすると萎縮してしまい、言葉を発することができないことにあります。いわゆる「外国語不安」です。短い言葉で切り抜けようとしたり、思い出せるフレーズを連発するだけで、相手と話が続かない(続けようとする意思がないと見られても仕方がない応答をします)、自分の意見を言わない(そうした日本人特有の習慣があることも事実です)等、相手よりも話し手の自分の方が落ち込んでしまうのが現状です。こうした「英語コンプレックス」を打破するための最良の「コミュニケーション・ストラテジー」を同時通訳としての経験豊富な著者が丁寧に教授します。1・会話の「目的」は何か 2・会話では「場」を読む 3・会話の「参加者」と向き合う 4・困った時の最強の作戦 5・異文化コミュニケーション理解 6・英語学習の真実 以上に的を絞って分かりやすく解説します
「海街diary」(8)吉田秋生
4/9日曜に発売されて、店頭に並んだのは月曜。
その晩に読んで、翌日火曜に再読した。
念のために言うと、未読の方は、今回のブログは見ないように。
孤立と孤独は別なものだ
あの人は孤独を好んではいるけれど
孤立してるわけじゃないからね
浜ちゃんがあの山で失ったのは足の指だけじゃなかったんだなって思った
それが何かあたしにはわからないけれど
できればそれを取り戻して欲しいの
あんたはあの人の登山家としての誇りを傷つけるところだった
この絵には、どうしても違和感を感じてしまう
一般公募登山ならともかく、先鋭登山を目指すなら無酸素アルパインでしょう。
(…重箱の隅をつつくようで申し訳ない)
【ネット上の紹介】
お待たせしました!海街第8巻発売! 鎌倉を舞台に繰り広げられる四姉妹の物語。家のゴミ箱で見つけてしまった妊娠検査薬のことを誰にも相談できず、気持ちが落ち着かないすず。そんなとき、地蔵堂の軒下で眠っている千佳を見つけて、彼女の秘密も知ってしまい・・・。姉達には隠したまま、千佳とある願掛けに出掛けるすずだが、そこで事件が・・・。そして姉妹それぞれの恋が、大きく動き始めて!?
「戦後史の中の英語と私」鳥飼玖美子
みすず書房なので、注釈がついて学術的な体裁になっているが、
内容は興味深く、面白かった。
戦後史の中に、英語教育や同時通訳者としての体験が織り込まれて語られる。
「ラブ・アンド・ピース」について
P38
文字通りには「愛と平和」だが、隠れた意味として「性の開放と反戦」
「ニクソン・ショック」について
ニクソンは繊維輸入の自主規制を佐藤首相に求めた。
佐藤首相は、「善処します」、と。
著者の調査では、次のように(通訳者=赤谷源一氏が)通訳したのではないか、と。
“I understand what you mentioned, so I will make my best effort”
外務省の赤谷源一審議官の言葉
P100
「いずれにせよそれは英語でははっきりYESを意味している印象だった」ので、佐藤首相に「互いの思惑が行き違って大変なことになるのでは」と進言したところ、「佐藤氏は急に不機嫌になった」という。
P102
自分の方は約束通り沖縄を返還したのに、見返りとしての繊維自主規制について日本政府はいつまで経っても何もしない。日本国内では繊維業界からの強い反発で動きが取れない状態になっていたのだが、ニクソン大統領は「日本人は信用ならない」と憤慨したとされる。その後は日本の頭越しに1971年7月の米中関係改善の決定、8月の関税追徴金を含む経済政策など、日本を苦境に陥れる政策を相次いで発表し、二度にわたる「ニクソン・ショック」で日米は冷え切った。
著者と大野晋先生との会話
P119-120
私が「は」と「が」の違いについて質問すると、「その説明をちゃんとするには一年間の授業をする必要がある」と言いながら、「要するに未知と既知との違いだ」と、「昔々、おじいさんとお婆さんがいました。おじいさんは山へしばかりに……」の例を挙げ、ポイントを教えてくれた。
福沢諭吉の英語力
P140
「(前略)和文英訳の方はてんでダメで、彼の訳文はとても公用文として使えるものではなかった」というさんざんな評価で、「使節団のお荷物」だったようだ。
【誤植】
P38
プラック・パワー
↓
ブラック・パワー(濁点、である)
P244
「適正語」
↓
「敵性語」
【ネット上の紹介】
同時通訳者としての華々しいキャリア、英語教育最前線での奮闘、研究者としての情熱。新たな挑戦、葛藤、決意の舞台裏が明かされる待望の自伝、書き下ろし。
第1章 英語との出会い
第2章 一九六〇年代とアメリカ
第3章 アポロ宇宙中継と大阪万博、そして沖縄返還
第4章 偶然の積み重ね 通訳から大学英語教育という世界へ
第5章 「通訳者」という存在
第6章 教育そして教師というもの
第7章 生涯学習を実践する
第8章 メディア英語講座と私
第9章 言葉へのこだわり
第10章 思い込みからの脱却