「世界の産声に耳を澄ます」石井光太
世界のお産事情をレポート。
読んでいて、初期の作品「神の捨てた裸体」「物乞う仏陀」を思い出した。
旅する作家、石井光太健在である。
タイの代理母出産事情
P70
――もし人助けの仕事じゃなければやらなかった?
「しないですよ。お寺で人に喜んでもらえて借金も返せることだって言ってもらったから、したんだもん」
仏教に敬虔なタイ人らしい考えだと思った。特に地方の人々は、高い教育を受けていないこともあって社会的な倫理観より、仏教の教えに従った生き方を選ぶ。メムもまた寺院の僧侶が示した「人助け」という考え方で、代理母出産を善行だとして受け入れたのだろう。
シリア内戦状態のお産事情
P168
覚えているのは、21歳の妊婦さんが、旦那さんを失ってわずか1週間後に出産したことです。入院当初は、妊婦さんは夫を亡くしたショックから「もう赤ちゃんなんていらない!」と泣き叫んでいました。自暴自棄になっていたんでしょう。
いよいよ始まったお産は大変な難産でした。(中略)それでも3日後の夕方になって無事に産むことができました。
あの時、付き添っていた助産婦さんの喜びようといったらなかったですね。赤ちゃんを抱えて病院中を回って言いました。
「ついに生まれましたよ!みんな祝ってあげてください!」
【参考図書】
「レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち」石井光太
「地を這う祈り」石井光太
「感染宣言」石井光太
「飢餓浄土」石井光太
「ルポ餓死現場で生きる」石井光太
「遺体 震災、津波の果てに」石井光太
「ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死」石井光太
「アジアにこぼれた涙」石井光太
「戦場の都市伝説」石井光太
「ノンフィクション新世紀」石井光太/責任編集
【ネット上の紹介】
過酷な環境でも、日々生まれてくる新たな生命。先住民族、ストリートチルドレン、代理母出産、HIV感染者、紛争地…。海外ルポルタージュの名手が七年ぶりに世界を旅し、悲しみの現場から“希望”を見つめた、新機軸ノンフィクション!
第1話 ミャンマー―流浪の首長族
第2話 グアテマラ―秘境に消えて
第3話 ホンジュラス―嬰児の川/妊婦の家
第4話 フィリピン―ミルクとココナッツ
第5話 タイ―子宮貸します
第6話 シリア/ヨルダン―戦場で産む/砂に描く絵
第7話 タンザニア―アフリカの白い精霊たち
第8話 スワジランド―HIVの王国
第9話 スリランカ―家庭の味
「カルト村で生まれました。 」高田かや
両親がカルト教信者なので、子どもも同じ教団へ。
通称「村」から、一般の小学校へ通う。
お金を持たない、という価値基準なので、買い食いなんてもってのほか。
食事は1日2食、常に空腹の上、「村」での労働、体罰は常態。
ペンタッチは、ほのぼのとしているのが、過酷で特殊な日常が描かれる。
「村」の施設、親と子は別々に暮らす…本書では小学生時代が描かれる
食事抜き、体罰はあたりまえ
しらみがわいて、戦後間もない頃のように、丸坊主+頭にDDT散布
【参考リンク】
高田かやの作家ページ|コミックエッセイルーム|CREA WEB(クレア ...(試し読みできる)
著者インタビュー第1回、第2回
高田かや『カルト村で生まれました。』
【ネット上の紹介】
WEB連載時から大反響!!「所有のない社会」を目指すカルト村で生まれ、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を描く「実録コミックエッセイ」
村の問題児
村の子の生活
村の子の四季
村の子旅に出る
先日、毛虫の毛…チャドクガにやられたと書いた。
経過を書いておく。
2~3日が最悪であった。
痒い、腫れる、痛い、三拍子…さらに自分でもキモい。
土曜の晩から激しくなったので、月曜に皮膚科受診。
ステロイド系クリーム「スチブロン」、
飲み薬は、抗アレルギーの「アゼプチン」「ニポラジン」…こちらは花粉症内服薬を流用。
でも、一番効いたのは、熱湯につけたスプーンで、発疹にひとつずつ当てていった事。
これらにより、1週間後に収束に向かった。発疹もかなり薄くなって目立たなくなった。
【参考リンク】
チャドクガに刺されたら〜かゆみが1分で止まる効果抜群の応急処置 ...
毛虫1匹にある毒針毛は50万本から600万本あると言われている。
空梅雨で、雨が何日も降らなかったから、毛虫の毛が空気中に飛び回っていたのでしょう。
(だいたい、この毛虫、庭にいてるし!…見てるだけで痒くなってくる)
「実況中継トランプのアメリカ征服」町山智浩
週刊文春連載「言霊USA」単行本化、第五弾。
P58
アメリカは先進国中最も10代の妊娠が多いが、それは圧倒的に南部に偏っている。地方議会を支配するウンターマンのような福音派の共和党議員によって、学校の性教育で避妊方法を教えることが禁じられているからだ。
監督ウォシャウスキー兄弟がウォシャウスキー姉妹になった話
P60
17年前の『マトリックス』公開時は兄弟だったが、まず兄ラリーが性転換してラナに改名し、次に弟アンディもリリーになった。これはちょっと意外だった。兄ラリーはのび太風インテリだったがアンディはまるでジャイアンだったから。
『あまちゃん』のヒロイン能年玲奈が事務所の同意なく独立したことについて
P182
『この世界の片隅に』は日本の民放ではほとんど告知されない。「のん」に対する芸能プロの団体「音事協』の圧力だ。ワイドショーでも、20歳かそこらの女の子が仕事と本当の名前すら奪われていることについて、誰も口にしない。暗黙の了解がメディアを支配している。
ポスト真実について
P196
「アメリカの都市部の暴力犯罪は史上最悪に増えている」実は史上最低に減っている。
「オバマはISの創立者だ」実は…なわけないだろ!
デタラメにもほどがある。ところが、これらの放言にトランプ支持者は熱狂した。真実より大事なのは人々が求めるもの。それがポスト真実だ。
P240-241
個人の大麻吸引や所有、譲渡を犯罪扱いする州は全米でもはやアイダホ、サウスダコタ、カンザス、イリノイ、ケンタッキーの5州だけになってしまった。(中略)
だが、州法ではOKでも、連邦麻薬取締法では大麻は依然としてヘロインやコカインと同じく危険な麻薬に分類されている。だから州法で認可された大麻店を連邦麻薬取締局が摘発する事態も続いている。
ツェッペリンについて
P50-52
たとえば、「ハウ・メニー・モア・タイムズ」はハウリン・ウルフの「ハウ・メニー・モア・イヤーズ」の。、「胸いっぱいの愛を」はウィリー・ディクソンの「ユー・ニード・ラブ」の、「ブリング・イット・オン・ホーム」はソニー・ボーイ・ウィリアムソンの「ブリング・イット・オン・ホーム」の、ギターリフばかりかメロディも歌詞も、曲名すら伝説のブルースメンたちの丸パクリだったのだ。(中略)
「幻惑されて」は、ジミー君と共演したこともあるアメリカのミュージシャン、ジェイク・ホームズの同名曲ほとんどそのまま。(中略)
「天国への階段」のイントロが、スピリットというグループのインスト曲「トーラス」と同じだったのだ。作曲者ランディ・ウルフは97年に波にさらわれた息子を助けようとして溺死したので、遺族が「天国への階段」発表から43年を経てレッド・ツェッペリンを訴えた。
【関連図書】
第一弾…「教科書に載ってないUSA語録」町山智浩
第二弾…「知ってても偉くないUSA語録」町山智浩
第三弾…「マリファナも銃もバカもOKの国」町山智浩
第四弾…「トランプがローリングストーンズでやってきた」町山智浩
【その他関連図書】
【ネット上の紹介】
悪夢が始まった!狂乱のアメリカを現場からレポート!澤井健のイラストも完全収録。週刊文春連載「言霊USA」単行本化、第五弾!トランプ勝利に熱狂するオルタナ右翼!大統領就任式を襲撃するアナーキスト!8000本ものマリファナを路上でばら撤き!これが自由の国アメリカか…!?
「サイコパス」中野信子
100人に1人の割合でサイコパスがいるそうだ。
日本には、約120万人いる計算になる。
こうなると、職場や趣味の世界でも、接触する確率が高い。
「悪意」を持った存在にどう対処したらよいのか。
ユピック(イヌイット)には、サイコパスに該当する言葉「kunlangeta」が昔からあるそうだ。
P111
これは「何をすべきかわかっていながら、それをしない」=「くりかえしウソをついたり、騙したり、盗んだりする男」を意味します。
(中略)
最終的にkunlangetaはどうなるのかというと、集落の誰かが氷の海に突き落として殺してしまうのだそうです。
それでも、サイコパスたちは死滅せずサバイバルしている。
これは一体どういうことか?
実は、サイコパスにも負け組と勝ち組があるそうだ。
本書では、具体的な人物名が挙げられている。
織田信長、毛沢東、ピョートル大帝、がそうではないか、と。
また、ジョン・F・ケネディやビル・クリントンが顕著なサイコパス特性を示しているそうだ。
意外なところでは、マザー・テレサ。
あ、そうか、と思うのが、スティーブ・ジョブズ。
P164
しかし、中にはルール・ハックをする個体も少数あらわれます。
コストを払わないのに、利益だけを得る人です。仕事をしているフリをしてサボっていたり、法律の抜け穴を使って脱税していたり、といった人たちです。こうして集団にパラサイトするかたちで生き延びる個体を学術的に「フリーライダー」と呼びます。(エル・キャピタン、サラテのヘッドウォール迂回ルートに、このような意味もあったのか?)
P168
人類の心や感情は、なぜ生まれたのでしょうか。
進化心理学は、人間が心や感情を持ったほうが環境に対して「より適応的だったから」と説明しています。集団で生活する生物にとって、「他者がどう行動するか?」を予測できた方が、その集団が生き残る確率が高かった。つまり、「他者にも心がある」と仮定して自分も行動した方が万事うまくいった、というわけです。
(中略)
「良心」も「適応」の結果のひとつにすぎません。
P190
自己犠牲を美徳としている人ほど、サイコパスに目をつけられやすいのです。
P198
何かを信じたら、そのまま信じたことに従い、自分で意志決定しない方が、脳に負担がかからず、ラクなのです。たとえば、宗教を信じている人の方が、そうでない人よりも幸福度が高いというエビデンスもあります。
P213には、自分がサイコパスかどうか、診断できるようになっている。
P225には、サイコパスの多い職業トップ10もある。
1位 企業の最高責任者
2位 弁護士
3位 マスコミ、報道関係
サイコパスの少ない職業
1位 介護士
2位 看護師
3位 療法士
【参考リンク】
中野信子 良い人にはサイコパスが多い!? - YouTube
トランプ大統領も『サイコパス』?!中野信子×佐々木圭一(後編) | まんがで
中野信子『サイコパス』
【ネット上の紹介】
とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る!
【目次】
第1章 サイコパスの心理的・身体的特徴(サイコパス事件簿
サイコパスの心理的・身体的特徴とは?)
第2章 サイコパスの脳(サイコパスの脳の知覚能力、学習能力
「勝ち組サイコパス」と「負け組サイコパス」)
第3章 サイコパスはいかにして発見されたか
第4章 サイコパスと進化
第5章 現代に生きるサイコパス
第6章 サイコパスかもしれないあなたへ
「風呂ソムリエ」青木祐子
先日読んだ「狂う人」が重い作品だったので、軽い作品を読みたくなった。
OL風呂小説「風呂ソムリエ」である。
以前、この著者の「これは経費で落ちません!」を読んだことがある。
本作品は、同じ職場が舞台。
登場人物もかぶるので、楽しめた。
息抜きも必要だ。
P91
「私は無香料じゃなきゃ困るわ」
「美月さんは鼻がいいですからね」
芹沢は笑った。
「無香料が好きな人は、他人に無関心な人のような気がします。自分が何かと混じり合うのを嫌う人ですね。臆病者か自信家、あるいはその両方です。(後略)」
【ネット上の紹介】
天天コーポレーション研究所の受付嬢、砂川ゆいみは風呂が大好き。銭湯で失恋の痛手を癒しているときに、入浴剤開発員の鏡美月と知り合ったことから、モニターに抜擢される。美月は営業部の円城格馬とともに、バスタオルと水着に身を包み、今日も理想の風呂を目指して研究に励む。ゆいみ、美月、格馬ははたして理想のお湯を作れるのか!?本邦初!?OL風呂小説!
「狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ」梯久美子
666ページ、読みごたえがあった。(読むのに、たっぷり1週間かかった)
「死の棘」の妻・島尾ミホの評伝。
膨大な資料と、関係者への取材から書かれている。
戦後の文壇を背景に、「死の棘」を、ミホの立場から読み解いていく。
梯久美子さんは昭和史の研究家と思っていたが、
文芸にも造詣が深い、と分かった。
文中にも高名な文学者、評論家が多数登場する。
(戦後文壇史としても興味深い)
島尾敏雄さんは、特攻隊の隊長であり、
奥さんのミホが、奄美大島の旧家の出で、
戦争末期の極限状態で出会った…これが全ての始まりである。
島尾家という、究極の「家族」を描いている。
やはり、読まざるを得ない作品だ。
P133-134
(前略)島尾は、日本人の持つ「固さ」の原因は近世以降の武士道にあり、それ以前の日本人は挙措にしても考え方にしてももっとのびやかで自由だったはずだと考えた。
P227
故郷を侮辱されることは、ミホにとって両親を侮辱されることでもあった。のちに『死の棘』に描かれることになるミホの狂乱は、結婚以来プライドを踏みにじられてきたことへの悲しみの噴出でもあったのである。
P232
そのとき眞鍋は、「島尾は自分の情事について書いた日記を、わざとミホさんに読ませたのかもしれない」と言ったのだ。
P249
死という裏打ちが失われたとき、エロスもまた失われた。二人の戦後はこうしたずれの中で始まったのである。
P261
「そういえば島尾敏雄の『死の棘』、あの浮気は“藤十郎の恋”なんですってね」
(中略)
「藤十郎の恋」は菊池寛の小説で、上方歌舞伎俳優の坂田藤十郎が不義密通する男の役を演じるため、人妻であるお梶に恋を仕掛ける話である。
【蛇足】
島尾敏雄さんは、ミホが日記を読むように、わざと開いておいた。
それは分かった。
うすうす、ミホは夫の浮気を知っていた。
でも、狂ったのは、その日記を読んでからだ。
梯久美子さんの説は、文字により狂った、と。
その負債返済のために膨大な時間と労力を費やし文字により贖った。
その結果「死の棘」が完成した。
読んでいて感じたのだが、ミホは、『夫が読ませようとしておいた』、
それを直感的に感じとり、その動機と甘えを許せなかったのではないか?
【ネット上の紹介】
戦後文学史に残る伝説的夫婦の真実に迫り、『死の棘』の謎を解く衝撃大作。島尾敏雄の『死の棘』に登場する愛人「あいつ」の正体とは。日記の残骸に読み取れた言葉とは。ミホの「『死の棘』の妻の場合」が未完成の理由は。そして本当に狂っていたのは妻か夫か――。未発表原稿や日記等の新資料によって不朽の名作の隠された事実を掘り起こし、妻・ミホの切実で痛みに満ちた生涯を辿る、渾身の決定版評伝。
【目次】
「死の棘」の妻の場合
戦時下の恋
二人の父
終戦まで
結婚
夫の愛人
審判の日
対決
精神病棟にて
奄美へ
書く女へ
死別
最期
安威川の水が少なくなってきた。
歩いて渡れる
鳥も魚を捕りやすくなった?一網打尽?
湿疹が出来て痒いので皮膚科にかかった。
「チャドクガです」、と即答された。
毛虫の毛が風に乗って飛んでいる。
それが皮膚に付着すると湿疹が出来るそうだ。
今、流行っているらしい…病名が分かって何となく安心。
今日は朝刊と夕刊の両方でクライミング記事が掲載された。
朝刊は、白石阿島さんの記事。
夕刊は、伊藤ふたばさんと森秋彩(あい)さんを中心とした日本女子クライミング界の記事。
白石阿島さんの記事(2017/6/17朝日新聞・朝刊)
「普通のスポーツだったら競技会が一番大事だけど、クライミングは自然の岩場でやるのが一番魅力だから。だから難しい岩をたくさん登りたい」
ボウフラが湧かないようネットをかぶせた。
来年は金網ネットを探そうと思う
ウメの実が出来てきた
紫陽花は毎年咲いてくれるのでありがたい
「風雲児たち」(6)みなもと太郎
シリーズ6巻目。
カタツムリのように、ゆっくり読み進んでいる。
この巻では、林子平登場。
けっこうユニークな人物であったようだ。
岩波新書「犯科帳」を元に描かれているオランダ屋敷と唐人屋敷
この時点より70年以上も前からロシアには漂流民を教師とした日本語学校がひそかに作られていたのである……
(米原万里さんのエッセイにより、語学には力を入れていたのは知っていたが、その萌芽がこの時代に既にあった、と)
90年代、鳳来で私が作ったルートがある。
鬼岩のルート数が10本くらいしか無かった頃の話。
「よし、私も作ってみるか」、と。
ヒルティのドリルは重く、開拓セットを持って登るのも一苦労。
周囲には開拓レジェンドが多くいたので、色々教えてもらったり、手伝ってもらったり。
それで、ルート名は「他力本願」としようか、と。
完成したその夜のキャンプ場で酒を飲みながら、
「ルート名は『他力本願』…」と言い出したら、宴席の彼らが、
「痛恨の逆回転」
「ダブルアンカー」
「花嫁募集中」
…と、勝手な事を言い出し、定着してしまった。
(同時期に開拓していたnakano君は、これを見ていたので、最初から「ファースト」ですから、と宣言していた)
無駄話は、ここまで。
今回は、ueda君に頼んで、個人的にリボルトしてもらった。(感謝!)
私は、事情があって、岩場に行けないから。
これで、一安心である。
自分のルートでケガをされると寝覚めが悪いので。
内容は、次のとおり。
設置アンカー:salewa ケミカルアンカー14mm×70mm ×8本 4,320円
終了点:salewa rook anchors with chain and ring natural one ×1 3,345円
海外から購入のため、送料1,429円
接着剤:ARケミカルセッター MUアンプル‐M12 ×10本 3,200円
もし、私のルートで、何らかのトラブルがあったら、
リボルトしてくれたueda君ではなく、私の責任である。
トライする場合、下部は岩がもろいので、気を付けて。
それなりの技量がないと、ケガをするかもしれない。
(自己レベルの判断も実力のうち)
「こんな私はだめですか?」シモダ アサミ
自分で「普通」と思っていても、「ヘン」なところ、ってある。
「性」が大きなテーマで、「変態」を扱っている。
ポップな絵柄なので、陰湿さがない。
あくまでも明るく、軽く、描かれている。
そこが、この著者の特徴だし、いいところ。
上村一夫さんの頃とは隔世の感がある。
【ネット上の紹介】
別れた男の文句を言いまくる真由。長続きしないのはひと癖ある男性たちのせい? それとも…。「認めない」女である真由をはじめ、各話の主人公は「期待しない」「受けいれない」など、ナイナイばっかのアラサー女子たち。彼女たちがこじらせた恋愛観や現実拒否脳と向き合ったら…? そんな残念アラサー女子の[七つの大罪]を暴くオムニバス・7編!
「京都の凸凹を歩く 」梅林秀行
京都の街を地形から読み解く、フィールドワーク作品。
P96
「人の世に熱あれ、人間に光りあれ」
(中略)
この宣言を採択した全国の初代委員長南梅吉が楽只(らくし)地区に住居を構えていたことから、御土居近くのこの地点に記念碑が建てられました。御土居とは、京都の「内」と「外」を分ける社会的排除の象徴でありました。
凸凹地形、すなわち高低差とは、単なる地形を超えて、社会の高低差も意味するのかもしれません。(単なる地形の本と思っていたが、ここまで言及されるとは思わなかった…驚いた)
御土居地図
この北あたりに、鷹ヶ峰御薬園跡がある
澤田瞳子さんの女薬師・真葛シリーズの重要舞台である…いずれ訪問したい
【参考リンク】
→まいまい京都
【おまけの感想】
不思議に思うのだが、神社仏閣のような聖地と祇園のような俗地が共存すること。
これは祇園だけではないと思う。
生駒山を奈良県側に下った時もそう感じた。
【参考図書】
「ふたり女房」澤田瞳子
「師走の扶持」澤田瞳子
【ネット上の紹介】
NHK「ブラタモリ」でも注目!京都高低差崖会崖長の著者が、貴重な古地図と特製「3D凸凹地形図」で紹介する、街歩きの新提案。