「山と渓谷」2011年8月号
テント泊特集。
様々なメーカーのテントが紹介されていて参考になる。
ただし、テントというのは、カタログを見ただけでは分からない。
ポールのしなやかさ、生地の丈夫さ、設営しやすさ、風が吹いた時の状態・・・。
使ってはじめて分かることばかり。
P132
クマによる人身事故報告書について
04年に109人(2人死亡)、06年に145人(3人死亡)の被害が出たクマの大量出没年には、全国的に10月の被害が急増、といった傾向がわかる。
・・・明日から10月なので気になる。
http://www.japanbear.sakura.ne.jp/cms/
P146
『山の本棚』文章:池内紀さん
今号では「ファーブル記」(山田吉彦)をとりあげている。
山田吉彦さんのペンネームが「きだみのる」とは知らなかった・・・同一人物だったのか。
P170-173
「日本の山岳ガイド制度の現在と未来」
山岳ガイドといっても様々な種類があるし、組織もいろいろ。
ガイドの技量にばらつきがある理由・・・
①山岳ガイドは国家資格ではなく、資格がなくてもガイド業を行うことができるため、充分な講習や試験を受けていない“自称ガイド”が大勢いること。
②ガイドを認定する組織が全国的にいくつもあり、それぞれが独自の基準を設けているため、どこの組織で認定を受けるかによってガイディングのスキルに差が生じてしまっていること。
他にも様々な問題点が指摘されている。
P220-221
「汗かき特集」・・・質問と答えでわかりやすく学習
●「太っている人は汗かきなの?」
答えは・・・NO、とのこと。
「40歳を越えると汗腺がゆるむので汗が多くなることがあります。
また睡眠不足が続くと、寝ている間にかく汗の量が少なくなるぶん、日中にたくさん汗をかいてしまうことも」
「むしろ、汗をかけず、体温調整がうまくできないほうが心配です」
●「水分を摂らなければ汗が少なくなるの?」
答えは・・・「水を飲んでも飲まなくても汗は同じくかくものです」
「水よりイオン飲料がおすすめです」、と。
汗をかくと水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質も流れ出てしまう。
脱水状態になると、筋肉の異常収縮が起こって足をつることがあり、最悪、意識を失うこともある。
登山・ハイキングをしていると、山頂でビールを飲んでいる光景を見かける。
これは、どうなんだろう?
「アルコールを分解するために体の水分を使ってしまうので、脱水になります。飲んだらその3倍の水を摂りたいものです」、と。
皆さん、気をつけて下さい。
【おまけ】
クライミング中の飲酒についてエピソードを紹介する。
(私のクライミング仲間○○さん、初期鳳来・鬼岩開拓メンバー)
『100岩場』を読むと、鳳来鬼岩「クライミングショウ」初登・草野俊達氏と記載されている。
ほんのわずか時間差で、第2登が同日にでたのを、ご存じだろうか?
実は、その方、ビールを飲んでいてトライ出遅れ、初登を逃したのである。(残念!)
これにより、『クライミング中飲んではいけない』、という教訓をクライマー達に残した。
(それより、鬼岩までよくビール持ってあがったなぁ)