「今日も怒ってしまいました」益田ミリ
益田ミリさんのエッセイ。
ところどころ四コマ漫画が挿入されている。
「まえがき」文章を一部紹介する。
怒りといってもいろいろある。
ムカムカする怒り、殴ってやりたいほどの怒り、爆発寸前の怒り。
わたしは時折、あまりにも腹が立ち、布団に入ってからも収拾がつかなくなることがある。
ああ言えばよかった、こう反論すればよかった。
頭の中で怒りがうねりはじめると、天まで届きそうなねじり飴のように長くなり、おもたーい気持ちになる。
しかし、それは、まだ楽チンな怒りなのである。
怒りだけの怒りは救われている。
いちばん苦しい怒りは「哀しみ」が入っている怒りだ。
わたしは眠れないほどに怒っている自分自身にいつも質問する。
「その怒りに、哀しみはあんの?」
さらに、もうひとつ文章紹介。(P170)
わたしの友達に、結婚して5年目の女性がいる。
「子供が欲しいけど出来ない」
前々から言っていた彼女のセリフが、最近、一層苦しそうに聞こえる。
いろんな人から「お子さんはまだ?」攻撃にあっているようで、彼女は、この質問をされそうだなと感じとった瞬間、両耳をふさぎたくなるのだという。
子供ができるのは当然。
自分の当然が、人を傷つけていることもわからない。
人の心に土足で上がっちゃだめなの!!
[要旨]
女の怒りもいろいろある。大阪から上京して文化の違いに驚いた「戸惑い怒り」。家族のボケをあかるく嘆く「つっこみ怒り」。愛するペットに対するひどい仕打ちに涙する「本気怒り」まで…。それでも怒りはためこまず、笑い飛ばしましょう!怒って笑って、最後はスッキリ。ストレス解消型エッセイ&4コママンガ。
[目次]
今日の言葉;クリーニング;スペシャルコース;交通事故;長電話;同窓会;使用中;花泥棒;パチンコ;考え過ぎ;漢字知らず;無欠席;部屋探し;100円玉;里帰り;キャッチセールス;青春;芸能人;机の下;チビのお墓;短気;プチ金持ち;テレビ出演;好き嫌い;サンタもいいけど;夢話;テレビに出る人;大バカもん;夢のためなら
年寄りに無くて、若者にあるもの、
それは・・・にきび。
若者に無くて、年寄りにあるもの、
それは・・・ほうれい線。
一般論のように書いたが、最近、自分のほうれい線が気になる。
いったい、いつから出現したのだろうか?
それでなくても、老けてきたなぁ、と感じるのに。
人相学的には吉相、と聞くけど、どうなんだろう。
原因は、加齢、乾燥、ストレス・・・どれも思い当たるものばかり。
さて、めずらしく摂津店でリード練習をした。(昨年12月以来?)
内容は次のとおり。
10b,10b/c,11a,10c,11b,10d,11a,11a,11a,11b/c,
以上10本、体力作りを兼ねて、2本ずつトライ。
そして、本日の勝負ルートは次の2本。(それぞれ2回ずつトライした)
●12b(シルバー・21手)出だしからずっと悪いムーブが続く。ルーフ越えた箇所のクリップが悪い。ほとんどのホールドが細かく、それでも進み続けなければいけない。なんとか、2回目のトライで1テン・・・でも、RPは遠い、と感じた。
●12a(赤白・22手)これも出だしから悪く、グランドの恐怖あり。グレード12aだけど、既にRPした2本より難しく感じるし、先のシルバー(12b)と同じくらいか、難しく感じる。こちらもクリップ悪く、たぐり落ちの危険あり。ムーブは面白い。
この後、11d,11cとトライして本日全部で16本トライして終了。
【おまけ】
昨年末、摂津店で2本、12をRPした。
おまけで、紹介する。(参考にして)
●白ピンク12a(26手)=これは最後のクロスが核心。核心に備えて、いかにパワー消耗せずに省エネで登るか、って課題。摂津リード壁の12入門ルート、と思う。
●赤水色12a(30手)=これは右壁から始まって、左上するラインで、3ピン目クリップが悪い。(ビレイヤー注意)さらに凹角での右手アンダーから、左手あまいアンダーで左足を上げてステミングに入るのが核心。この核心のコツが分かったら、すぐ登れるかも。
「飢餓浄土」石井光太
石井光太さん、最新刊。
過去の石井光太作品で、1番よかったのが「神の捨てた裸体」、
次に「物乞う仏陀」「レンタルチャイルド」がくる。(海外モノでは)
今回の作品は、それぞれの取材でこぼれ落ちた「ストーリー」、
さらに最新の取材で得たエピソードをまとめてある。
だからといって、質が落ちるわけでもなく、テーマにばらつきがあるわけでもない。
石井光太作品らしい、濃度の高い仕上がりになっている。
ボルネオ島、妊娠している(ようにみえる)娘と2人ペアで売春する母親を取材する(P93)
母親はベッドの端にすわり、結わえていた髪をほどいた。豆電球の下で、白髪が反射している。
目もとには無数の皺があった。
「ここにお客さんを呼んで、仕事をしているんですか」と私が尋ねた。
「ええ、1回につき、20リンギ(約530円)もらっているわ。外の宿をつかえば、お客さんはさらにお金を払わなければならない。けど、この部屋をつかえば、宿代も含めて20リンギでおさまる。インドネシア人の小娘なんか買うより絶対に得よ」
タイ北西部、ミャンマーとの国境に近い難民キャンプでHIV感染を取材(P110)
「ココナッツ・・・・・・どうしてそんなものをペニスに注射したんですか。麻薬と同じような効果でもあるとか?」
「いや、そんな複雑なことじゃありません。単純に、ペニスを大きくしたかったらしいんです。若い男なら、みんな巨根に憧れますよね。ペニスが大きくなれば女にモテると信じ込んで、仲間たちと集まってココナッツの汁を注射したそうなんです。どうやら、彼らの間ではココナッツの汁を注射すると、ペニスが大きくなるという迷信があるようなのです」(中略)
私はそれを聞いて、もし本当だとしたら、HIV感染が拡大している要因の1つなのではないかと思った。
1994年総人口の10分の1が、たった3ヶ月間で殺害された。
今は平穏なように見える、フツ族とツチ族も平和に共存しているように・・・。
ルワンダ虐殺の記憶について取材する。(P246-263)
「誰も語らないだけで、あのときの記憶は今もまだ脳裏にしっかり焼きついているんだな」と私はつぶやりた。
ルンドはうなずいた。
「忘れられるわけないだろ。永遠に忘れられないよ」
・・・これは、読んでみて、今回取材の中でも屈指の内容。
これと、枯葉剤の影響調査に、ベトナムに行った「奇形児の谷」(P133)が秀逸。
【参考リンク】
『飢餓浄土』刊行直前インタビュー
【ネット上の紹介】
人食い日本兵の亡霊、乳飲み子を抱くオカマ、奇形児を突き落とした産婆、人間の死体を食い漁る野犬……棄民たちの世界を象るグロテスクな「幻」が露にする、戦場・密林・路上の実像。
[目次]
第1章 残留日本兵の亡霊(敗残兵の森;幽霊船 ほか);第2章 性臭が放つ幻(せんずり幻想;ボルネオ島の嬰児 ほか);第3章 棄てられし者の嘆き(奇形児の谷;横恋慕 ほか);第4章 戦地にたちこめる空言(戦場のお守り;餌 ほか)
先日、「山と渓谷」2011年3月号を紹介した。
P30に、SOYJOYとカロリーメイトの比較記事がある。
私は、SOYJOY好きで、よく食べる。
追加で、紹介しておく。
SOYJOY
エネルギー:136キロカロリー
タンパク質:4.5グラム
脂質:7.2グラム
糖質:11.7グラム
重量:30グラム(1本あたり)
カロリーメイト
エネルギー:400キロカロリー
タンパク質:8.4グラム
脂質:22.2グラム
糖質:40.7グラム
重量:80グラム(4本)
http://www.otsuka.co.jp/product/
(ちなみに、どちらも大塚製薬)
PS
SOYJOYは11種類あるが、それぞれ微妙に成分量が異なる。
「中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇」中野京子
中野京子さん、最新刊。
タイトルどおり名画の解説書だけど、著者が中野京子さんなので、斬り込みがするどい。
知識も増えるし、コメントも楽しめる趣向。
内容は、大きく4章に分かれている。
1 ゼウスをめぐる物語
2 ヴィーナスをめぐる物
3 アポロンをめぐる物語
4 神々をめぐる物語
ヴィーナスにつて(P68)
男性にとっては、ヴィーナスが最大人気なのは間違いない。何しろ完璧な肉体美の上、いつもオールヌードときては目の保養だ。ただし遠くから愛でるにはいいが、関わると厄介なのがこの女神。「愛」ではなく「愛欲」を司るので、短い恍惚は与えてくれても先には嫉妬やら憎悪やら煩悶やら焦燥やら、ありとあらゆる負の感情がおまけとして付いてくる。必ずしも幸せはセットになっていない。
ピグマリオンについて(P83)
男という生きものは教えたがり屋で、相手を粘土みたいに捏ねて自分好みに作り変えたがる。(中略)
女性はふつうこんな考え方はしない。十歳の少年をみつくろい、手間ひまかけて理想の青年に育てる、などリスクが高すぎる。そのくらいならすでに完成済みの男性を「発見」し、彼好みの女を演じた方が早いし、結婚してしまえばいくらでも夫を操縦できる、と思っている。(のではないだろうか、たぶん)
では文化の問題なのか。悪しき男性優位社会が、悪しき女性優位社会へ変われば、女もまたピグマリオンになるのだろうか。それとも女性はすでに子育てという彫刻によって、自分好みの息子という究極の恋人を太古の時代から作ってきたので、今さら他人で試すことには興味を示さないのか。要するに男が人間を作りたがるのは、出産の代用か。
いや、単に男は女に比べて勘の働きよろしからず、女が何を考えているのかさっぱりわからないため、少しも謎のない恋人がいたらどんなにいいか、と妄想しているだけかもしれない。
ルーベンスの「アドニスとヴィーナス」について(P120)
明らかに外反母趾で、痛そうだ。いつでもどこでも丸裸だったヴィーナスが、なぜ外反母趾に?これはルーベンスのモデルがそうだったのだろう。面白いことに当時の女性の靴は―ヒールこそ現代のよりずっと太いが―7、8センチの高さが流行だった。長いスカートの下にハイヒールを履いていたのだ。長期にわたってハイヒールを履き続ければ外反母趾になる。昔も今もおしゃれな女性の悩みだが、さすがのルーベンスもそこまで気づかず、そのまま描いてしまったのらしい。
ヒュアキントスについて(P146-147)
新興の強力な神によって土着の神が周辺へ追放され、以降、悪魔や鬼と呼ばれる、または殺された後に、敵ながらあっぱれな英雄として讃えられ祭られる―こうした一連の流れは世界中どこでもよく見られることで、日本だと大国主命が例として挙げられよう。
国造りの神にして農業神でもあった大国主命は、自らの国を天照大神へ無血譲渡したとされている。しかし「国譲り」がそれほどきれいごとのはずがなかったことは、出雲大社に大国主命の呪いを封じ込めているのを見ればわかる。(中略)大国主命もヒュアキントスも死して敬されているわけだが、それにしても両者にまつわるエピソードの、何たる違い。(中略)
肉体とエロスを手放しで礼賛する西洋人の趣味には、ちょっとついてゆけないところがある。
ナルシスについて(P228)
生きるだけで精一杯の時代にはなかった長い余暇が、自分自身に深く感心を向ける人々を、年齢性別に関係なく、増やしてきた。彼らの絶えざる「自分探し」は、容易に「誇大自己」と結びつき、そのくせ自らの優位性への証明が曖昧なものだから不安は解消されず、常に鏡を覗いて自己確認しなければならない。地獄なのやら、快楽なのやら・・・・・・。
以上、いかがでしょうか?
興味深く、おもしろい文章の連続。
ところで、「ギリシャ神話篇」とあるからには、続編があるんでしょうね。
楽しみに待っている。
【ネット上の紹介】
1 ゼウスをめぐる物語(官能のダナエ―レンブラント『ダナエ』/クリムト『ダナエ』;「英雄」誕生―ティントレット『天の川の起源』 ほか);2 ヴィーナスをめぐる物語(ヴィーナスのあっけらかん―ティントレット『ウルカヌスに見つかったヴィーナスとマルス』;男のピグマリオン幻想―ジェローム『ピグマリオンとガラテア』 ほか);3 アポロンをめぐる物語(恋人を死なせて―ブロック『ヒュアキントスの死』/ティエポロ『ヒュアキントスの死』;「時の翁」の伴奏で―プッサン『人生の踊り』 ほか);4 神々をめぐる物語(母の執念―レイトン『ペルセポネの帰還』;勝ち目のない闘い―ベラスケス『織り女たち』 ほか)
特集「おいしい山ごはん」、これは気になる。
山で食べると、街中よりおいしく感じられる。
自然環境という調味料の威力抜群。
昔、テントで縦走したが、いろいろ献立を考えた。
料理を考える時、次の3つは重要。
①軽くて、かさばらない
②時間がかからず簡単にできる
③消化がよくて、おいしい
今回の特集では、いろいろ紹介されていて参考になる。
さらに、行動食ランキングが紹介されている。
1位、ソフトクッキー
2位、柿ピー
3位、ドライフルーツ
4位、ミニドーナツ
5位、ぬれせんべい
5位、こっぺぱん
7位、おにぎり
・・・こんな感じ。
なお、基準はとなる要素は、軽さ、糖質、脂質、価格、携行性、日持ち、である。
【参考リンク】1
「山と渓谷」2011年3月号
http://cm.impress.co.jp/?5_83269_5435_4
【参考リンク】2
「元気のでる山の食事」大森博
http://blog.goo.ne.jp/takimoto_2010/e/9fc44318e2d93c7a466b065a070b55eb
「すーちゃん」シリーズ、益田ミリ
先日読んだ「週末、森へ」がよかったので、他の作品も読みたくなった。
特に、人気なのが「すーちゃん」シリーズ。
3冊出てるけど、1冊目でやめていはいけない。
2冊目から濃度が上がってくるから。
とても深く、味わいが出てくる。(すごすぎる、平伏・・・です)
共感度120%、は誇大広告じゃない、正味である。
1巻目、P104-P106
「自分探しってなんだよ。世界にたったひとりしかいない本物の自分を自分が探してどうすんの。それじゃあ自分がかわいそうだよ」
2巻目、P35
将来何になりたいか子供の頃はよく聞かれたけど、大人になってしまえば、もう、聞かれない。
「大人の未来には何が待ち受けているんだろう?」
2巻目、P65-P70
この部分は引用せず・・・実際読んでみて。(ほとんど哲学)
3巻目、P32-P33
それはささいなことなのだと想う
「今日も疲れた~」
人を嫌いになる理由
「ちがうな~、嫌いになるんじゃなくて、嫌いになっていく理由」
なんかひとつのことが嫌いなんじゃなくて、いくつかの小さいイヤな部分が、まるで、たんすの裏のホコリみたいに、少しずつたまっていき、「大きなホコリになるんだ」
そして掃除機で吸いこめないくらいに、その人のことが嫌いになる
3巻目、P89
若いうちの苦労は買ってでもしろとは言うけれど、
「買うゆとりのない人もいるんじゃないかな」
ムリしたら
「借金になっちゃうよ、心の」
3巻目、P117
心の中がねじれてからまって
「だんご結びになりそう」
きついきついだんご結びになったら
「自分で、ほどけなくなんないかな」
PS
ある意味、香山リカさん、勝間和代さんの本を読むより元気がでて、救済があるように感じる。
吉原真里さんも、この作品を読んでたりして?(たまたまと思うけど、内容そっくりな箇所がある)・・・「ドット・コム・ラヴァーズ」吉原真里)
【ネット上の紹介】
お金も美ぼうも男もない。将来自分は、一人でひっそり死んでいくのか。職場の人間関係や友達との付き合い方、恋に悩みながら、自分を見つめる「すーちゃん」の物語。異色の四コマ漫画誕生
【参考リンク】
第1回 ミリさん、本屋さんに行く (益田ミリさん編)
第2回 本屋さんとのつきあい方
第3回 もしも本屋さんになったら
「小夜しぐれ みをつくし料理帖」高田郁
シリーズ最新刊にして、高田郁さん最新刊。
「八朔の雪」
「花散らしの雨」
「想い雲」
「今朝の春」
・・・そして、五作目「小夜しぐれ」、である。
今回も楽しませてもらった。
このシリーズ、レベルが高い。
4話の短編が収録されている。
「迷い蟹」・・・種市と亡き娘おつるの過去が明らかになる
「菜の花尽くし」・・・吉原廓の中でも大見世・翁屋の宴席に料理を頼まれる。澪はどんな料理を作るのか?そしてあさひ大夫は登場するのか?
「小夜しぐれ」・・・日本橋伊勢屋の娘・美緒に縁談がもちあがる。一方浅草寺にお参りの際、生死も定かでなかった芳の息子を見かけるが・・・。
「嘉祥」・・・小松原の妹・早帆が登場する。
澪について、早帆との会話・・・
「一体、どのような娘なのでしょう」
(中略)
「花にたとえれば駒繋ぎ。食にたとえるなら」
数馬は煎り豆をひと粒、手に載せるとそれを早帆に示した。
「さよう、この煎り豆よ」
兄の言う意味がわからず、早帆は眉を寄せて、しげしげと煎り豆を眺めている。
「素朴で地味。華やかさとは無縁だが、滋養に溢れている。やたらとひとに懐かしがれ、好まれる。そんな娘なのだ」
【参考リンク】・・・植物・駒繋ぎ
http://www.hana300.com/komatu.html
【ネット上の紹介】
季節が春から夏へと移ろい始める卯月のある日。日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。美緒の話によると、伊勢屋の主・九兵衛が美緒に婿をとらせるために縁談を進めているというのだ。それは、美緒が恋心を寄せる医師、源斉との縁談ではないらしい。果たして、美緒の縁談の相手とは!?―(第三話『小夜しぐれ』)。表題作の他、つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされる『迷い蟹』、『夢宵桜』、『嘉祥』の全四話を収録。恋の行方も大きな展開を見せる、書き下ろし大好評シリーズ第五弾。
ナカガイ堺リードジムに行ってきた。
2回目の訪問である。
練習内容は以下のとおり。
①正面壁5.8、安心してトライ出来るのは、このルートだけ
②正面壁5.9、9になるとムーブが出て、油断できない
③正面壁5.9、
④正面壁5.9、
⑤正面壁10-、水色(中)今回初見・・・蛍光オレンジ悪い!これで10-なのか!
⑥前傾壁10、ピンク(中)・・・上記ルートよりこちらの方が登り易い
⑦正面壁10、水色(正)
⑧前傾壁10+、水色(正)
⑨正面壁10、黄色(竹)
⑩前傾壁11-、紺(中)11の中で1番登り易い
以上、ここまで2本ずつトライ、この後1本ずつトライ
⑪ルーフ11、水色(竹)RP成功よかった、ほっとした
⑫ルーフ11-、茶色/(中)OSうれしい
⑬ルーフ12-、赤色(中)ムーブ研究中、むずかしい
⑭ルーフ12-、赤色(中)ムーブ研究中、しんどい
⑮前傾11+、黄色(竹)終了点直下の3手激悪、次回登りたいけど・・・
⑯正面11-、紺色(中)垂壁ムズイ、特にコルネ手前が悪い
⑰正面11-、紺色(中)なんとかRP、ほっとした
以上、こんな感じ。
今後の(希望的観測)展望は・・・
未トライの11-が1本残っているので、次回トライしたい。
11+は、全部で3本ある。今回1本触ったので、残り2本もトライして、RPを目指したい。
12-は、さらにムーブを解明し、RPを目指したい。
「女たちは二度遊ぶ」吉田修一
「悪人」「初恋温泉」ときて、今回は短編集「「女たちは二度遊ぶ」を読んでみた。
様々な女性11人が描かれる。
それにしても、この作者、女性キャラクターのバリエーションが多い。
よっぽど、もてたんでしょうね。
さて、吉田修一作品は、これでいったん終了。
他に「パーク・ライフ」「パレード」を読んでみたいけど。
でも、他作家で読む本が、山のように蓄積されているから。
実は、先刻書店にて新刊4冊購入。
さらに、図書館から5冊取り寄せている。
こうなると、読書は楽しみなのか、煩悩なのか・・・・境界線が曖昧になってくる。
(クライミングと同じで、楽しみでもあり、苦しみでもある・・・でも登らずにいられない)
そんなわけで、吉田修一作品は、これでいったん終了とする。
【ネット上の紹介】
電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女…。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。
「週末、森で」益田ミリ
何かの書評で、この本を知った。
それで読む気になった。
なかなか、よかった。
内容は田舎暮らしを始めた早川さん。
友人が週末遊びに来る。
それを淡々と描いている。
自然、田舎の人々、友人たち・・・その距離感が良い。
近すぎず、遠すぎず、とてもいい感じに描かれている。
「ツネフリソウの種だよ。つまむとパンッとはじけるの」
「はじけた種が散らばって、また芽をだすんだよ」
「もう食べられるのかと思った」
「子孫を残すために工夫をしてるんだね植物も」
「あたしたちは子孫を残すのかねえ」
「ビミョーだわねえ」
「あ、この花見たことある」
「アザミだよ」
「かわいい~」
「アザミは、うつむいて咲いて、だんだん上を向くんだよ」
「咲いたからには顔を上げたいって思っているのかもね」
「この世に咲いたんだもんね~」
いかがでしょうか?
仕事に疲れたとき、人間関係に疲れたとき、人生に疲れたとき、
・・・・そのな時にオススメ。
【ネット上の紹介】
思い切って田舎に引越してみた翻訳家の早川さん、経理部ひとすじ14年、「仕事ができる女」のマユミちゃん、接客の仕事を始めて、少し人間が嫌いになったせっちゃんの女3人が、てくてく森を住く!畑を耕すわけでも、ナチュラルライフでもないけれど…てくてく歩けば毎日がキラキラ。
ルカラに行ってきた。
例によって、ウォームアップは白テープ20本。
その後、マンスリー課題に入る。
まず、白テープ5本・・・・サーキット白テープに相当するが、難しめ。
次に、赤テープ5本・・・・いつもより難しいぞ!
さらに、黄色テープ6本・・・・う~ん、予感は的中した、今月は特に難しい。
ルカラがオープンしてから、全てのマンスリー課題をトライして登ってきた。
今月は、もっとも辛い、と感じた。
1周年記念も難しい、と感じたが、それ以上。
ただし、内容は充実していて、素晴らしい。
単に、私が(実力不足で)登れないだけの話。
「これくらいは登って欲しい」、という設定者の意気込みを感じた。
もし、これらをサックリ登れたら、一皮むけて、グレードアップするでしょうね。
さて、ルカラ通信#14も頂いた。
今月はストレッチの重要性について。
関節や筋肉の柔軟性、可動域を拡げ、故障予防にもなる。
ただし、次のような注意点が書かれている。
弾みをつけずにゆっくりと、息をとめずにリラックスして行うこと。
ひとつのポーズに10~30秒かけるように、と。
【本日のお言葉】
ルカラで、マンスリー課題をトライしていて、頭をよぎったことわざがある。
You can't teach an old dog new tricks.
年老いた犬に新しい芸は教えられない。
(なんとなく、悲しくなった・・・わんわん)
「初恋温泉」吉田修一
前回読んだ「悪人」が面白かった。
そこで、他の作品も読もうかな、と。
短編集だけど、なかなかつぶぞろいで楽しめた。
特によかったのが、タイトルになっている「初恋温泉」。
初恋の女性と結婚したが、温泉に出かける前に離婚を切り出される。
男性の心理も、女性の心理もよくつかんでいる、これは巧い。
印象に残る文章を紹介する。
P11
別れたいと思う気持ちは、いつの時点で口から出てくるのだろうかと重田は思う。
別れたいと思ったときか、それとも別れようと決めたときか。
P48
「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ」と彩子が言った。
「どういうことだよ?」
これが分からないから、離縁されるんでしょうね。
でも、この重田さんの「分からない気持ち」も、よく分かる。
「悪人」より、だいぶタッチ軽めの作品集。
文章も読みやすい、とても芥川賞作家の作品とは思えない。
芥川賞受賞作家で、エンターテイメント系の作品も書ける作家は珍しい。
私の知っている限りでは、田辺聖子さんくらい。
山田詠美さんも、そうだけど、「ベッドタイムアイズ」で芥川賞候補になったけど、受賞はしなかった。(残念)
その代わり、「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞受賞。(これも、ある意味すごい)
PS
ところで、レジに持っていくとき、タイトル、ちょっと恥ずかしい。
【ネット上の紹介】
初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。
久しぶりに、竜王山(▲510m)に登ってきた。
アプローチは、(前回同様)昨年完成した『茨木亀岡線付替道路』を利用。
車作の村から、約1時間半~2時間くらいで登って降りることが出来る。
アプローチ、安威川の横を自転車で走る。
朝食のため、魚を探している様子。
春を感じるけど、まだまだ寒い。
標識に従い、登山開始。
これが登山道、頂上近くは急登となる。
見晴らしやぐらからの景色。
無事下山、車作の村。
先鉾橋-阿武山登山口-車作-竜王山山頂(▲510m)