【ぼちぼちクライミング&読書】

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スーパーモック、再び購入

2011年01月31日 20時57分13秒 | クライミングギア&登山装備

DSCN7286.JPG

昨日(1/30)、スーパーモック(#5.5)を購入した。
昨年12月にも、スーパーモック購入しているので、これで2足目。
(予備が出来たので、これで安心)
90年代半ばから、モカシムが私の定番であった。
今後、スーパーモックにその座を譲ることになりそうな予感。
久々の『当たり』である。
これで、現在私の所持しているシューズ10足となった。
内訳は、以下のとおり。

①今回購入した新品スーパーモック1号(#5.5)
②昨年12月購入したスーパーモック2号(#5.5)
③昨年8月に購入したインスティンクトS(現在、まだ足慣らし中)
④昨年7月に購入したモカシム1号(#5.5)(少しサイズ大きく感じる)
⑤以前購入したモカシム2号(まだOK)
以前購入したモカシム3号(#5.5・・・1度ソール張り替えた、まだまだOK)
⑦以前購入したモカシム4号(#6・・・少し大きめ購入したので、立ち込みに難あり)
⑧練習用のX-ray(#5.5・・・使いすぎ、ぼろぼろ状態)
⑨アナサジ(しばらく使っていたが、相性悪くてイマイチ)
⑩全然使っていない、ミウラー(底が硬くて、相性悪し)


以上、こんな感じかな。
これで当分の間大丈夫でしょう。

話は変わる。
日曜日、ガッキーからメールをもらった。
「赤ちゃん無事生まれました」、と。
当ブログでは(原則として)、他の方のプライベートなことは書かないようにしてるけど、
ヨリコさんも自分のブログに発表されてるから、OKかな?(めでたい話だし)
下記にリンクしておく。
生まれました (01/30)

またまた話は変わる。
最近風邪が流行ってるから、皆さん注意して。
ここで、注意して欲しいのは、風邪をひいたらおとなしく休養する、ってこと。
風邪をひいてるのにジムに来てはいけない。
なぜなら、他の方に感染するから。
密閉された狭いジムだから、一気に周りに感染してしまう。
これは、モラル以前のマナーというか、良識の問題と思う。
幸い、私が行くナカガイジムでは、そのような方を見かけたことは一度もない。
(他ジムではどうなんだろう?)
なぜ、このような事を書いたかと言うと、私が滅多に風邪をひかないから。
だから、もし私が風邪になっても、無意識にジムに行ってしまいそうで怖い。
自戒を込めて書いておく。


セブン・エー保険支払い

2011年01月30日 09時27分09秒 | クライミング(一般)

セブン・エーから郵便が来た。
保険更新のお知らせ、である。
何年も前から、セブン・エーのクライミング保険(ノーマルタイプ)に入っている。
自分がケガするのは、しかたないけど、万一他の人をケガさせたら大変。
(登っていて落石したり・・・とか)
お金で解決できる問題ではないが、多少の助けにはなる。
そんな訳で、保険に入っている。
(幸運なことに、今のところ、保険の世話になっていない)

今回更新で、注意点がある。
(私はN1+Lタイプ)
値段が変わった。
5000円→5620円。
その代わり携行品の保険も付いた。(別にいらない、けど)
もう一つ注意点がある。
これは、前からかもしれないが、パンフレットの文章を転載する。

クラック等ナチュラルプロテクションを使用するルート、地面以外からのビレイを受けるルート、マルチピッチ、開拓、支点整備、懸垂下降中を除きます


これだと、もし備中で支点整備を協力したり、懸垂したりで事故を起こした場合、保険が下りない。
N1+Lでは、範囲が狭いジム中心保険になってしまう。(まぁ、現在の私の行動、そうだけど)
私も時たま山に登るし、クラックをしたくなる時もある・・・これでは具合悪い。
今年度分保険支払いしたけど、来年はA1+Lの山岳タイプ(6840円)に変更してもいいかな、と思う。

PS
年末年始、ニュージーランドに行った。
この時、AIU保険加入を検討した。
時間があったら、レスト日にトレッキング等をしたい、と考えていたから。
レスト日対象にAIUでも加入しておこう、と。長時間、車も運転することだし。
ところが、HIS通じて申し込んだところ、加入拒否された。
なぜなら、日程の中にクライミングが含まれるから。
少しでも、危険な要素があると、加入できないらしい。


「僕は動物カメラマン」宮崎学

2011年01月30日 08時27分40秒 | 読書(写真エッセイ)

表紙
1983年出版された宮崎学さんの自伝。
宮崎学さんのブログを時々見ている。
写真多数掲載され、文章もおもしろい。
それで、自伝を読みたくなった。

著者は伊那谷中央アルプス山麓にある駒ヶ根高原の一角に住んでる。
以下転載。

野生動物たちは、季節の移ろいにはきわめて敏感である。そして、漫然と生活しているように思われがちであるが、じつはきわめて規則正しく、四季の変化に忠実に対応しながら生きているのだ。彼らは、季節の変化を、きわめて正確に計算しながら生活している。そんな野生動物たちの生活圏にもっとも近いところで、私も彼らとおなじようにいち早く季節を感じとりたくて、この高原に生活の場を求めたのだ。
信州の片田舎から他の土地へ出ていかないのも、そのためである。四季がもっともはっきりとしているところで、動物たちが感じているであろう自然の風や熱や空気、土や水や色を、写真の世界にまでとり入れたくて、私は中央アルプスの山麓を選んだ。
(中略)ワナにかかったものを足元だけ隠して写した写真を生態写真だといって発表しても、動物写真でとおってしまう。死んだり、剥製になったものをあたかも生きているもののように写して発表しても動物写真である。これらをひっくるめて、生活のために撮り続けていっても“動物写真家”であるといわる。
だが、私は、自分で山を見きわめ、目ざす動物の痕跡をさぐり、そして、目的の野生動物を写すといった、そのような課程を大切にしながら彼らと対峙することのほうがより重要だと、かたくなに信じているのだ。

【参考リンク】
宮崎がく写真館 森の365日公式ホームページ)


「新世界より」貴志祐介

2011年01月29日 09時33分58秒 | 読書(小説/日本)


これはすごいよ。
日本SF大賞受賞・・・読んでなっとく、である。
骨太、スケールの大きい作品。
上巻・・・498頁
下巻・・・573頁
上下合わせて1000頁以上、まこと、読みごたえがあった。
1000年後の日本が舞台、「呪力」(=PK能力)が普通に使える時代。
でも、「文明」は滅びており、電気も不自由なくらし。
子供たちは大人から管理され、「悪鬼」が伝説として怖れられている。

貴志祐介さんと言えば、「悪の教典」が文春ミステリ1位を獲得し話題になっている。
それ以前に書かれた長編が、この「新世界より」。
(作品で言えば「硝子のハンマー」と「狐火の家」の間に出版された)
読みやすさ、スピード感では「悪の教典」だけど、濃度で言えば、「新世界より」が圧倒的。
「悪の教典」が薄口に感じられる。
一部用語について解説した箇所があるので引用する。(下巻P397)

「でも、サイコっていうのは、精神とか・・・・・・精神異常者のことじゃないのか?」
(中略)
「カタカナで書くと同一ですが、ヒッチコックの映画で知られるようになった精神異常者を意味するスラングは、psychoです。これに対し、念動力を持った人々は、psykoと呼ばれていました。これは念動力=psychokinesisの略称から、一般に広まったと思われます」
(以上、引用終了)

故に、念動力=PK、と略称されるようになった、と思われる。
スケールの大きい作品が好きな方、高濃度作品が好きな方にオススメ。
また、「悪の教典」もの足りなく感じた方・・・ぜひ読んで欲しい。
それ以外の方には、オススメしない・・・この文字量に打ちのめされるから。

PS
敢えて、この作品の弱点を言うなら、主人公の個性が(さらに)欲しい。
イマイチ、魅力が乏しく感じられる。

【追加情報】
講談社より、この1月に文庫本化された・・・上中下3巻。

【ネット上の紹介】
ここは汚れなき理想郷のはずだった。1000年後の日本。伝説。消える子供たち。著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!第29回日本SF大賞受賞

【参考リンク】
「悪の教典」貴志祐介


キャッスルヒル写真

2011年01月28日 20時43分11秒 | クライミング(海外)
【ニュージーランド・映像編】に備えて写真を整理しようかな、と思っていたらメールが来た。
ニュージーランドで世話になった、たいちろうさんからである。
・・・・「写真添付送信します」、と。
現地で世話になり、帰国してからもめんどうかけます。(感謝!)
写真は全部で14枚いただいた。

とりあえず、3枚だけ公開する。
実は、最初の2枚は、たいちろうさんのブログから拝借し、
3枚目は、(こちらもニュージーランド在住)サイトーさんのブログから拝借した。
(調整不要、手間がかからないので楽ちん・・・手抜きでスマン!)
後ほど、本日いただいた写真を整理して、きちんと紹介しようと思う。

【参考リンク】①たいちろうさんのブログ
(ニュージーランド西海岸在住、現地で氷河等のガイドをされている。写真多数で見てるだけで楽しくなるブログ、オススメ)
http://blog.livedoor.jp/coasterlife/

【参考リンク】②サイトーさんのブログ
(ボルダー&クライミング・ブログ・・・The Caveアクセスが書いてあったりして便利、こちらも写真多数掲載)
http://castlehill.blog46.fc2.com/

P1000244
↑これが問題のハイボルダー“Ode to Joy”髑髏マーク入り(撮影:たいちろうさん)
P1000195
↑こちら人気課題“Beautiful Edge”・・・この出だしで膝打撲(撮影:たいちろうさん)

Nikki 72
結局登れなかった“Lung Dyno”(V4)・・・つるつるを叩いているだけ!(撮影:サイトーさん)

「愛ちゃんを捜して」樹村みのり

2011年01月27日 19時19分54秒 | 読書(マンガ/アニメ)


樹村みのりさん、最新刊。
表紙、見てのとおり猫マンガ。
マンガ家には、猫好きな方が多いが、
著者はたまたま迷い込んできた猫を見つけて飼うことになる。
(これが30年近い猫人生の始まり)

この作品には、猫と生活する楽しさだけでなく、
パートナーを失う悲しみもしっかり表現されている。
谷口ジローさんの「犬を飼う」に相当する作品である。
樹村みのりファン、猫ファンは必読か!?

【ネット上の紹介】
著者が出会った数々の猫たち、その一匹一匹に想いを寄せ、かけがえのない喜びと別れの悲しみを描く。感動の名手・樹村みのりが贈る珠玉の短編集。


スペイン写真221枚!

2011年01月26日 23時12分31秒 | クライミング(海外)

wataru君から聞いた、Flickr(フリッカー)に写真を整理している、と。
スペイン写真だけで221枚!
見ごたえがあるし、どれも素晴らしい。
下記にリンクしておく。
(スペインに行きたい気分になるよ!)

【スペイン写真リンク】
http://www.flickr.com/photos/wataruyamada/sets/72157624750267043/

【註釈】
wataru君を知らない方の為に紹介すると、
昨年秋、初めての渡欧、8b+RP、8a+OS!
詳しくは次のとおり。
http://www.8a.nu/?IncPage=http://www.8a.nu/scorecard/AscentList.aspx%3FUserI


『ウメサオタダオ展』

2011年01月25日 22時42分31秒 | 身辺雑記

ちょっと気になるニュースがあったので、紹介しておく。
国立民族学博物館で春季特別展「ウメサオタダオ展」が3月10日から開催...


(梅棹忠夫さんと言えば、「知的生産の技術」が有名)

【参考リンク】
梅棹忠夫・小山修三『梅棹忠夫語る』


『2010年ツアー報告』by S子

2011年01月23日 10時12分28秒 | クライミング(寄稿文)

寄稿文をいただいた。
昨年スペインツアーを行った正田マン夫妻・S子さんから。
(実は、行く前からずっとお願いしていた)
内容は、生活、観光、会計報告、多岐にわたり、写真多数を含んで報告され、
スペインでどのように日々送っていたのか、感じることが出来るようになっている。
また、おまけとしてトルコ観光の様子も記されている。
下記にリンクしておくので、さっそく読んでみて。

【europe tour 2010】by S子
http://homepage3.nifty.com/takimoto/europetour2010.htm


「風にもまけず粗茶一服」松村栄子

2011年01月22日 19時54分09秒 | 読書(小説/日本)

「粗茶一服」シリーズ第2弾
続編が出るとは思わなかったので、嬉しい驚き。
前作がとても面白かったけど、続編はどうなんだろう?
心配しながら読み始めたけど、それは杞憂であった。
やはり、「面白さ」「楽しさ」のパワーは落ちていない。

今回驚いたのは伏線、である。
1作目から、この伏線が張ってあったとは!
これは驚いた。
あまり書くと、ネタバレになるので、押さえておく。
ヒントとして、最後の方は、カンナがメインになってくる、と。
この見事な伏線、著者に脱帽、である。

PS
もし、この作品にクレームをつけるとしたら、表紙装丁、である。
これはマズイ、イメージが限定されてしまう。
即、変更してほしい。
前作・文庫本の柴田ゆうさん、松岡史恵さんのコンビにして頂きたい。
誰がこんな表紙を考えたんだ!(怒)

【ネット上の紹介】
小次郎だって武蔵だって、きっとこんなところで人知れず修練したにちがいない。男には、そんな孤独な時間が必要なんだよな。ああ、なんか、今、俺、カッコイイかも。(本文より)ようやく茶の湯に目覚めた友衛遊馬(19歳)が目指したのは、なぜか比叡山延暦寺の一山〈天鏡院〉。お茶嫌いの住職がいるとも知らず、武家茶道家元後嗣の遊馬はその門をくぐるが…。青年茶人が茶の湯に挑む大傑作青春エンターテインメント。

「雨にもまけず粗茶一服」松村栄子

2011年01月22日 19時22分04秒 | 読書(小説/日本)


実は、以前読んだ作品・・・即ち再読、である。
なぜ再読したかと言うと、この続編が出版されたから。
物語に入り込むため、前作を読みかえそう、と思った。
さて、以前読んだとき、この作品を95点、と高評価した。
やはり、読み返して、その気持ちは変わらず。
おもしろい、読んでいて楽しい気分が持続する。
にこにこしながら読みすすんだ。
再読したついでに、再度紹介したくなった。
2008年
12月7日紹介した時の文章を下記に再録する。

よかった!
読んでいる間、ずっと楽しかった。
これほど楽しい気分で読める作品は少ない。
作品レベルも高い、上質だ。
このような作品が埋もれて、あまり話題にもならなかったのが不思議。
(単に私が情報をつかんでないだけ?)
ストーリーは「お茶」の家元の息子が家業を継ぐのがイヤで家出するところから始まる。
ひょんなことから、京都へ行くことに。
ところが、居候先がお茶の先生。
逃げても追いかけてくる「お茶」の世界。
京都変人キャラクター多数出演。
これはオススメ!

いかがでしょうか?
楽しい気分が伝わったでしょうか?
過去様々な青春小説を読んだけど、少なくともベスト3に入る、と思う。
青春「茶道」ストーリーにして、重要なファクター「成長」もしっかり描かれている。
脇をかためるキャラクターも濃くて、楽しめる。

PS
京都が舞台なだけに、京女多数出演。
京女のしゃべりと表現が巧い。
下記に一部紹介する。(上・P205)

「アズマ君、ようやっと自分の立場ゆうもんがわかってきはりましたなぁ。ええことやと思いますわ。そうやねん。うちは、この家のお嬢様やねん。アズマ君は居候や。可哀想に寝るとこもないのんを、うちのお父ちゃんに拾われてん。そこんとこを忘れたらあかんと思うわ。自転車はうちのやし」
この子も最初に会ったときには、頭のネジが一本抜けているではないかと思うくらいおっとりして見えたものだが、地元に帰ってずいぶん印象が変わった。京女油断ならじと遊馬はいささかおののきの体だ。

どうでしょうか?
絶妙な会話表現である。

【参考】
松村英子
松村栄子 - Wikipedia


「出世花」高田郁

2011年01月22日 18時45分29秒 | 読書(小説/日本)


「出世花」高田郁

身寄りのない天涯孤独の少女・お艶が寺に引き取られるところから始まる。
ここで名前を、お艶からお縁と変える。
さらに、お縁から三昧聖・正縁へ。
出世魚、って魚がいる・・・ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ。
お艶も名前を変えながら成長していく。

作品は連作長編の形式をとっており、短編4作品収録されている。
特にその中の2作品はミステリ色の濃い内容となって読み応えがある。
お縁さんは、尼さんにして検屍官、である。
修道女フィデルマにして、ケイ・スカーペッタかジェシカ・コランか、ってなもんだ!
ぜひシリーズ化して欲しい、切に望む。

PS
「銀二貫」「出世花」共に、ニュージーランド往復、機内読書用としてザックに入れた。
だから、ハズレでは困るのである。
間違いなくおもしろい、と確信を持って「荷物」にしたし、それに十分応える内容でもあった。

【ネット上の紹介】
「不義密通を犯した妻の血を引く娘に、なにとぞ善き名前を与えてくださらぬか」幼いお艶と共に妻敵討ちの旅に出て六年、江戸近郊で無念の死を遂げた矢萩源九郎が寺の住職に遺した言葉である。しかし、源九郎の骸と魂は三昧聖によって清められ、安らかに浄土へ旅立つ。「艶」から仏縁の「縁」と改名した少女が美しく成長する姿を、透明感溢れる筆致で描く感動の時代小説。


「銀二貫」高田郁

2011年01月22日 18時23分40秒 | 読書(小説/日本)


「銀二貫」高田郁

『みをつくし料理帖』シリーズで有名な高田郁作品。
ふとした経緯から、父を亡くしたサムライの子を銀二貫で救う。
自分の店に引き取り、商人の子として一から鍛えていく。
高田郁作品らしい人情モノで、読みごたえたっぷり。
ストーリーの予測はつくんだけど、それでも読んでいて楽しい。
寒天作りが縦糸、松吉と真帆の恋が横糸で物語が展開する。
充分満足のいく仕上がりとなっている。

『みをつくし料理帖』シリーズのファンなら、読んでソンはない。
それに、大阪が舞台なので、具体的に場所が分かる。
なじみ深い地名多数出てきて嬉しい。
天神橋や天満橋だけでなく、高槻や芥川とか出てくるし。
期待を裏切らない内容である。

【ネット上の紹介】
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。


「キノベス!2010」

2011年01月22日 17時09分55秒 | 読書(小説/日本)
第1位『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ/岸本佐知子・訳第2位『切りとれ、あの祈る手を』佐々木中第3位『シューマンの指』奥泉光
あちこちで、昨年2010年ベスト企画がある。
私も、超個人的ベストを選びたいと思っている。
でも、もう少しお待ち下さい。

代わりに、紀伊國屋書店スタッフが選ぶ『キノベス2010』を紹介する。
http://m.kinokuniya.jp/c/abcgaacyr4dhjZab

ニュージーランド(3/5)、会計報告、データ資料編

2011年01月21日 23時44分21秒 | クライミング(海外)

今回は会計報告&データ資料編。
まず、会計報告から。

【会計編】
航空券代:305,170円
レンタカー代金:30,000円
宿泊費①(takaka):$60×3泊=$180
宿泊費②(Springfield)$95×2泊=$190

以上、簡単ながら会計報告。
具体的に言うと、38万くらいあればOK。
航空運賃が一番高額なので、時期を選べばもっと安くできる。
GWなら、航空チケット20万くらいだし。
さらに、夏休み、冬休みを外すと安くなる、と思われる。
私は現地費用として、関空で5万円をニュージーランド・ドルに換金した。
でも、現地で観光の類をしなかったので、1万くらい余った。
時間があれば氷河トレッキング、シーカヤックなど、トライしてみたかった。
(また、飛行機に乗って氷河に降り立ったり、といった事をすれば一気に現地費用が増加するでしょうね・・・これ、ホントはやりたかった)

【資料編】
●道路交通アクセス
①往路
Ch-ch-Kaikoura-Blenheim-Picton-Nelson-Takaka
もし観光にこだわらないなら、kaikoura経由にせず、ハンマースプリングス~スプリングジャンクションを通ってタカカに入る方法が一番早い、とのこと(約6-7時間)・・・でも、我々は12時間かかった。(理由は『ペインズフォード編1/5』参照)
②復路
Takaka-Motueka-Kawatiri-Murchison-Inangahua Junction-Reefton-
Greymouth-Kumara Junction-Arthur's Pass-Springfield
このルート、ニルヴァーナロッジの奥さんに教えてもらった。
核心は2ヶ所・・・MotuekaとGreymouth。
少し大きい街に入ると、標識が色々でて、肝心の標識を見失ってしまう。
グーグルマップで核心部道路地図をプリントして頂き、目印を書き込んでもらった。
おかげで、ハングドッグ無し、全てOSで、Springfield宿泊施設に到着・・・約8時間。


●トポ、資料について
今回の資料として『Rock Deluxe』を使用している。
昨年GW、ニュージーランドに行った親方に買ってきてもらったガイドブック。
ニュージーランド南島全域の岩を網羅しており、428頁の分厚さ。($55)
おかげで、行く前から登りたいルート、課題をピックアップできた。
現地でもトポを購入したが、『Rock Deluxe』が便利で重宝した。
なお、現地で購入したトポは2冊。
①『Paynes and beyond2009』$10
②『Castle Hill』
さらに、CRUX大阪では、スタッフの方にキャッスルヒル『お薦め課題』を紙に書き出してもらった。
(ホント、今回もいろいろ、あちこちで助けてもらっている・・・感謝)

●トライしたルート&課題
①ペインズフォード
1080 and the Letter G (23) ★★★ (どっかぶりで面白い・・・今回のベスト)
Typhoon Tongue (22) ★★★ (どっかぶり・・・こちらもオススメ)
Jibe Bombing (24) ★★ (薄かぶり・・・リーチ必要、ムズイ)
Fish on Heat (25) ★★ (薄かぶり・・・ムーブ出来なかった)
20 Voice of the Beehive (20) ★★
Amino Pro (24) ★★
Make my Grumpy Cat Dance (21)
★★
Gravity (24) ★★★ (レスト出来ないホールドの連続で絶妙配置)
Power Failure (23) ★★
Rawhide (22) ★★★ (面白いけど危険・・・ルーフに自信がある方のみトライして)
(他にも色々トライしたけど、印象に残ったルートのみ記載)

②キャッスルヒル
Jericho(V1)・・・アップに最適
無名課題(V1)・・・Jericho(V1)の隣
Old School(V4)・・・オフィズス、へとへと課題・・・出来なかった、くやしい!
Beautiful Edges(V4)・・・見た目も、ムーブも素晴らしい
Orifice Fish(V3)・・・けっこうハイボルダー、洞窟のような穴を目指して後ろから降りる
Lung Dyno(V4)・・・何度もトライするがダメ、左から入る課題もあるが、こちらもムズイ
Ode to Joy(V1)・・・ハイボルダー、危険、髑髏マーク入り、現地の上手いクライマーも「トライしたことない」、と。
・・・技倆(バランス、テクニック、パワー)とは異なる要素が必要・・・でも、技倆がないと話にならない。
(以上、他にも色々トライしたけど、印象に残ったルートのみ記載)

★今回トライしなかったけど、次回トライしたいな、と思ったのが次の課題。
Th
ink Tank(V4),Curvature(V4),Top Heavy(V3), The Cauldron(V4),
Learning Curve(V5),Spent(V6),The unrepeatable(V6)


【参考リンク】
●Annie's Nirvana Lodge
25 Motupipi St. Takaka
Golden Bay
www.nirvanalodge.co.nz
*ここからペインズフォードの岩場まで5分、takaka中心部にある。

●smylies accommodation and Tours
13 to 17  main west coast road
Springfield , Canterbury 7681  New Zealand

www.smylies.co.nz
*なお、ここではボルダーマットをレンタルしている。($10/1日)
*トポは置いていない。「トポ置いたらどうでしょう?」、と勧めておいた。
(もし、買い取りで、改訂前の旧いトポが多数余ったら大変だけど)
(でも、贅沢を言うなら、キャッスルヒル以外のトポもあれば便利)

ニュージーランド・クライミング情報サイト
http://www.sotoiwa.com/climbing/

●動画
Castle Hill Bouldering - Aotearoa Raka - Chapter 1
Castle Hill Bouldering - Aotearoa Raka - Chapter 2
Castle Hill Bouldering - Aotearoa Raka - Chapter 3
(↑このシリーズまだまだある)

●キャスルヒル・レポート(by あくびちゃん)
Kia Ora day1

Kia Ora day2
Kia Ora day3
Kia Ora day4
Kia Ora day5
Kia Ora day6
Kia Ora day7

↑これがニュージーランドの朝食だ!(スマイリーさんにて)