「スポーツクライミング「リード」上達バイブル 実践テクで差がつく!」安間佐千/監修
P41
クライミングをする上で、脱力は永遠のテーマとも言えます。
P43
登る10分ほど前から少しずつ呼吸に意識を向けましょう。
P47
長年クライミングを続けていると、波ができるのが自然です。そのようなときは、無理にモチベーションを上げる必要はありません。
ビレイヤーとのコミュニケーション
P49
普段から「今、壁に当たったけど、もっと落とした方がいい?」とか「落ちたときに壁に当たるから、もう少しロープを出してくれる?」など話ができる関係性を作るためにコミュニケーションを取ることが大事です。
P55
レベルを変えながら1日トータル10本前後登る
週に3日、1日4時間を目安に練習している
ウォーミングアップ:10B→10D→11B→11C
1~4本目のトライ:12D→12D→12C→12C
クーリングダウン:11C→11B
【誤植】
この手の本に多い誤植、ご多分に漏れず。
校正するほど予算がないのでしょう。
P102
(誤)カサメリ沢というという有名なルートがあります。
↓
(正)カサメリ沢という有名なエリアがあります。
備中について
P102
(誤)「青龍門」が有名です。
↓
(正)「棲龍門」が有名です。
【感想】
技術書と言うほど大層な本でもないし、体系だってもいない。
(技術書なら菊地敏之さん、保科雅則さん、山岸尚将さんのを読んだ方が良い)
しかし、リードに特化してのトレーニング、具体的なアドバイスやコツが書かれていて参考になる。
そこが本書の特徴で注目する点と思う。
1990円は少し高いように思うが、読者層が限られるから仕方ないか。(クライマー人口自体が少ないし、ボルダーはしても、リードする人はさらに少ない)
自然の岩場の写真をもっと載せて欲しかった。
それも海外のものを。(実は半ばそれを期待して買ったんだけど)
いずれ、ラ・ランブラ、リアライゼーションなどのDVDを出して欲しいと思っている。
【ネット上の紹介】
呼吸の意識や脱力など実践的な技術をクローズアップ!攻略に不可欠なオブザベーションやレストがわかる!的確な弱点克服でコンペ&大会で差をつける!リードならではのメンタル調整法や発想法を紹介!
1 目標のルートを知る(自分の方向性を知る
自分の目標を知る ほか)
2 レベルアップするための技術(無駄な動きを省こう
脱力する ほか)
3 リード上達のためのトレーニング法(練習スタイルの確認
1日の練習の流れ ほか)
4 上達につながるメンタル調整法(恐怖心は自然な感覚だととらえる
緊張感を受け入れよう ほか)
5 上達のために今一度見直しておくべきこと(リードに適したウェアは?
自分に合ったシューズの選び方は? ほか)
「雨を見たか」宇江佐真理
髪結い伊三次捕物余話シリーズ7作目を読んだ。
P254
猪牙舟の乗り方には、少し呼吸がいる。何しろ猪牙というぐらいだから船体が細長い。悪くすれば引っ繰り返る恐れがあった。その代わり船足は速い。
【ネット上の紹介】
北町奉行所町方同心見習い組には六人の若者がいる。伊三次の仕える不破友之進の嫡男、龍之進を始め、緑川鉈五郎、春日多聞、西尾左内、古川喜六、橋口譲之進という面々。俗事に追われ戸惑いながらも、江戸を騒がす「本所無頼派」の探索に余念がない。一方、伊三次とお文の関心事は、少々気弱なひとり息子の成長だが。
スーパーモックを修理してもらった。
製造中止なので、修理しながら使うしかない。
この縫製箇所がほつれてくる
破れていたのが直りました…1080円
「君を乗せる舟」宇江佐真理
髪結い伊三次捕物余話シリーズ6作目。
吉原は元和三年(1617)に在来の傾城町を一ケ所に集めたのが始まりである。そこは葦の繁る土地であったことから葦原遊郭と呼ばれ、数年後に吉原に改められた。
当初は日本橋の東にあったが、明暦三年(1657)に江戸は大火に見舞われ、吉原も全焼した。それから浅草の日本堤に近い浅草田圃の中に移転したという。
【ネット上の紹介】
伊三次の上司である定廻り同心の不破友之進の嫡男、龍之介もついに元服の年となった。同心見習い・不破龍之進として出仕し、朋輩たちと「八丁堀純情派」を結成、世を騒がせる「本所無頼派」の一掃に乗り出した。その最中に訪れた龍之進の淡い初恋の顛末を描いた表題作他全六篇を収録したシリーズ第六弾。
「黒く塗れ」宇江佐真理
シリーズ5作目。
P211
「先生、満ち潮の時刻に赤ん坊が生まれるんですかい?」
伊三次はお文の腹を摩っている黄湖に訊いた。
「まあ、そう言われています。月の満ち欠けが人間の身体にも影響するのでしょうな。不思議なものです、天然自然の理は」
【ネット上の紹介】
お文は身重を隠し、年末年始はかきいれ刻とお座敷を続けていた。所帯を持って裏店から一軒家へ移った伊三次だが、懐に余裕のないせいか、ふと侘しさを感じ、回向院の富突きに賭けてみる。お文の子は逆子とわかり心配事が増えた。伊三次を巡るわけありの人々の幸せを願わずにいられない、人気シリーズ第五弾。
蓬莱山に登ってきた。
権現山996m
ホッケ山1050m
蓬莱山1,174m
蓬莱山頂から小女郎峠に戻る途中の景色
小女郞ヶ池
【データ】1
JR堅田駅-(バス)-平バス停(ここから歩き)-アラキ峠-権現山996m-
ホッケ山1050m-小女郎峠-蓬莱山1174m-小女郎峠-小女郎ヶ池-小女郎峠-JR蓬莱駅
【データ】2
活動時間:5時間30分
スタート9:30「平バス停」
アラキ峠10:12
権現山10:56-11:10
小女郎峠12:05
蓬莱山12:31-12:36
小女郎峠13:09-13:11
ゴール15:00「JR蓬莱駅」
【感想】
雪山気分を味わうことが出来た。
雪はあまり深くなく、凍結もしていなかった。
今回の、裏テーマは新しく買った冬用登山靴の試し履き。
「どんな具合かな」、と。
「靴擦れは大丈夫かな」、と。
普段履いているファイブテンのアプローチシューズより重いし、大きいので(当然)歩きにくい。
冬山だからこんなもんでしょう。(それでも、現在持っている冬用登山靴よりかなり軽い)
スポルティバ トランゴタワーエクストリームGTX 58,000円×10%引き(ロッジ冬山セール)
サイズ#41(関西近郊の日帰りや、小屋泊まりなら、これで十分)
タイプとしては冬山入門用といったところ。
ラッセルしたり、テントで北アルプスに行くなら、これより上位モデルが必要。
【覚書】
雪の量が少ないので、ロングスパッツは着用せず。
雪は凍結せず硬くないので、アイゼン装着せず。
アプローチシューズでも大丈夫かもしれないが、今回は、新しい登山靴を履くことが重要。
冬用登山靴が試せてよかった。結果もまずまず。
ピッケルは持っていかなかった。(今回は)特に必要を感じなかった。
代わりに、トレッキングポールを持っていった。
登りでは使用せず。権現から蓬莱山の稜線上と、下山の際のバランスに利用。
登山タイムは、前回より20分ほど余分に掛かった。
雪があったし、登山靴も慣れないし、ザックの重量も増加したし、
こまめに服を脱いだり、着たりを繰り返した。
滑らないよう、気を付けて歩行した。
時間的には、こんなもんでしょう。
ロングスパッツやアイゼンを装着したら、さらに時間は掛かる。
時間よりも、慎重に行動することが重要と心得る。
冬山では、ちょっとしたミスが重大事故に繋がるから。
「さんだらぼっち」宇江佐真理
髪結い伊三次捕物余話シリーズ4作目。
P119
さんだらぼっちは米俵の両端に当てる藁の蓋のことである。桟俵法師が訛ったものだ。
P162
(前略)ただの藁の蓋に過ぎないのだが、なまじ命を繋ぐ大事な米の俵にのせられていたため、人は粗略に扱うことができないのだ。神饌の台盤として疱瘡除けに使ったり、流し雛をのせて川に流したりする。また胞衣をのせて土の中に埋めるなどもする。
【ネット上の紹介】
芸者をやめたお文は、伊三次の長屋で念願の女房暮らしを始めるが、どこか気持ちが心許ない。そんな時、顔見知りの子供が犠牲になるむごい事件が起きて―。掏摸の直次郎は足を洗い、伊三次には弟子が出来る。そしてお文の中にも新しい命が。江戸の季節とともに人の生活も遷り変わる、人気捕物帖シリーズ第四弾。
「さらば深川」宇江佐真理
髪結い伊三次捕物余話、シリーズ3作目。
著者あとがきより
P352
すでにお気づきの方もおられると思うが、本一冊につき、伊三次に一歳、年を取らせている。同い年のお文も当然、その通りである。
第一作目の伊三次は25歳だった。本書では27歳になっている。(中略)
私は五十を過ぎた頃から老いと死のことを考えるようになった。いつまでも若くありたいとは思うが、生ある者はいずれ老い、そして死ぬことは避けられない。
(シリーズ途中で亡くなった著者の言葉は重い)
【ネット上の紹介】
「この先、何が起ころうと、それはわっちが決めたこと、後悔はしませんのさ」―誤解とすれ違いを乗り越えて、伊三次と縒りを戻した深川芸者のお文。後添えにとの申し出を袖にされた材木商・伊勢屋忠兵衛の男の嫉妬が事件を招き、お文の家は炎上した。めぐりくる季節のなか、急展開の人気シリーズ第三弾。
ポンポン山に登ってきた。
いつもの山頂
いつも歩きながらの行動食なので、今回は、山頂でラーメンを作ってみた。
【データ】1
神峰山寺駐車場(ここから歩き)-本山寺-天狗杉--ポンポン山-天狗杉-本山寺-神峰山寺駐車場
【データ】2
活動時間:4時間08分
スタート9:20「神峰山寺駐車場」
ポンポン山11:24-11:51
ゴール13:28「神峰山寺駐車場」
活動距離:13.1Km
消費カロリー:1654kcal
高低差:546m
累積標高上り/下り:758m/741m
JRでPitapaを使用するためにはチャージが必要、と思っていた。
しかし、今年の10月からそのまま使えることに。
知らずにチャージしていたので、JR窓口で返金しもらった。
PiTaPa(ピタパ)カードでJR西日本も後払いに!
「看る力」阿川佐和子/大塚宣夫
阿川佐和子さんと慶友病院、元院長・大塚宣夫 さんが介護や老後について対談。
阿川:点滴もしない?
大塚:しません。はっきり言えば、口に入れてもらったものを飲み込めなくなる、つまり食べられなくなったら、ほどなく最後を迎えると言うこと。その人の生きる限界だという考え方なんです。
認知症とは?
P30
大塚:認知症はひと言でいえば記憶の障害があるがゆえに、自分の中に入ってきた新しい情報をうまく処理できなくなっている状態とも言えます。人間は過去の経験を記憶という形で残しています。それと照合しながら、今起きていることに対してどう行動すべきか判断をする。けれども認知症は、その過去の記憶にうまくアクセスできない、あるいは即座につながらなくなっている状態にあるのです。
遠藤周作さんの言葉
P146
阿川:入院している旦那さんがだんだんと弱ってきて記憶が曖昧になって、最後まで覚えている言葉は、奥さんかお嬢さんの名前。ところが、反対に奥さんが弱って記憶が薄らいでいった場合、最初に忘れるのが、亭主の名前。
【ネット上の紹介】
作家、インタビュアーとして活躍するいっぽう、九十四歳で亡くなった父・弘之氏を看取り、いまは認知症の母の世話をするなど、介護経験豊富なアガワ。一万人以上のお年寄りと向き合い、六千人以上の最期を看てきた高齢者医療の第一人者、大塚医師。二人が語る親&伴侶の正しい介護法、理想的な老後の生活術―。
1 看る力・家族編(好物は喉につまらない
医療より介護、介護より生活
赤ちゃん言葉は使わない ほか)
2 看る力・夫婦編(認知症の診察は夫婦一緒に
定年後の夫は新入社員と思え
一人暮らしのススメ ほか)
3 看られる覚悟―あなたが高齢者になったら(七十五歳が節目
老人に過労死なし
なぜ老人はいつも不機嫌なのか ほか)