砂漠の流れ者
1970年/アメリカ
批判に対する映画監督としての応答
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
かなり苦労して制作した作品を貶されれば誰でも機嫌を損ねるであろうが、散々批判を浴びた作品が後に傑作と呼ばれるようになることは実は多々ある。前年の1969年に公開された『ワイルドバンチ』という、今では傑作の誉れ高い作品をを撮ったサム・ペキンパーは、公開当時は過激な暴力描写で批判を浴びてしまい、それで完全にブチ切れたサム・ペキンパーはテーマはそのままで『ワイルドバンチ』と全く撮影手法を変えて1970年に公開される『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』を撮ることで批判に応える。
因って『ワイルドバンチ』で効果的に使われたスローモーション撮影の代わりに齣落し撮影が使われ、細かなカットを多用する代わりに、作品冒頭で画面自体を4つにカットしてしまい、結果的にフランスのヌーヴェル・ヴァーグ作品のような実験映画の様相を呈することになり、更に『ワイルドバンチ』のような重厚さを避けるために物語を意図的にグダグダにしてしまった。
そのようなサム・ペキンパーの‘実験’が成功しているのだとするならば、テーマが西部開拓時代の終焉であり、何事も終焉する時にはグダグダになるものだからであろう。上記の理由により『ワイルドバンチ』と一緒に見る方がより良く面白さが理解できると思う。
被災地でなくても不安・動揺 保健室駆け込む子が急増(朝日新聞) - goo ニュース
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震度5弱以上、新たに89地点=データ送信不具合で揺れ過小に―気象庁(時事通信) - goo ニュース
被災地でなくても子供でなくても緊急地震速報には本当に驚かされて、それが結果的に
45回のうち30回が発表地域で震度2以下の揺れで、たいした震度ではなかったとしても、
余りにも精度が低すぎる。震災が大きすぎてシステムが壊れているのかと思っていたが、
複数の地震が同じタイミングで起きた場合、震源が同じ一つの地震とみなして揺れを
大きく判断するシステムらしいからややこしい。しかし実際に震災による機器の故障などで
観測点からのデータが届かず今回の大震災の震度を過小に評価した箇所があったらしい。
放射能も含めて何が正しいのか分らないまま、今後はじわじわと精神的なストレスが
日本人を襲うことになるのだろうね。