バード★シット ニュープリント版
1970年/アメリカ
敗北した‘かもめのジョナサン’
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
主人公のブルースター・マクラウドはテキサスのヒューストンにある屋内野球場(アストロドーム)の待避所に住みながら鳥のように自分の力で空を飛ぶために研究を重ね(作品の冒頭では鳥類学者が研究成果を披露している)、トレーニングで肉体を鍛えていた。ブルースターの身に危険が及ぶとどこからともなく現れ、助けてくれる‘堕天使’のルイーズが彼の飛行計画をサポートしているが、彼のもとへ食料を運んでいるホープとブルースターの肉体関係を禁じていた。童貞であることが人間が飛べる条件と見做しているからであり、ホープはブルースターがいない彼のベッドで一人で自慰にふけるしかない。
ブルースターは飛行機の発明家ライト兄弟の兄であるエイブラハム・ライトの運転手をしているのであるが、過去の栄光の面影を無くした高齢のエイブラハムは貸した金の取立て屋として勤しみ、ついには雇っていたブルースターが自分のお金を盗ったとして疑う始末である。数日後のエイブラハムの死因は、おそらくブルースターの身を案じたルイーズがエイブラハムが座っていた車椅子を彼を座らせたままクルマが走る道路に転がしたからだと思うが、それはブルースターを襲おうとする筋骨隆々のビリー・ジョーや、マリファナタバコでブルースターにトラップを仕掛けようとした、妻や息子に暴力的な刑事と同じように、顔に鳥のフンらしきものがかけられて死体となって発見される。
政治家のハスケル・ウィークスの肝入りで、ニューヨークから呼ばれた名刑事であるフランク・シャフトもルイーズの妨害によってクルマごと道路わきの池に飛び込んでしまい、面目を失ったシャフトはこめかみに銃口を当てて自殺してしまう。
全てはルイーズの計算通りに運んでいるように見えたが、ブルースターがアストロドームの案内嬢であるスザンヌと出会ったところから思わくが狂ってくる。翼をようやく完成させて飛行を試みようとした前日に、ブルースターはスザンヌを抱いてしまい、それを知ったルイーズはブルースターのもとから去ってしまう。実際に、ブルースターは真白な翼を背負ってアストロドームの2階の観覧席から飛び立ったのであるが、まもなく力尽きてフィールドに墜落して即死する。
ブルースターの、あるいはルイーズの目的は一体何だったのだろうか? ‘堕天使’のルイーズは若者の理想を提示する。それは人間が‘鳥’になることである。しかしブルースターは飛行機の発明家ライト兄弟の発明を踏襲しながら、あくまでも飛行機ではなくて、人間のまま‘鳥’になることを試みる。‘イノセンス’の権化であるルイーズがブルースターの‘夢’を妨げようとする‘権力’をことごとく排除したまでは良かったのだが、‘イノセンス’を喪失したブルースターは‘現実’に直面することで敗北してしまうのであり、それは本作が撮られた1970年当時の、‘井の中’ならぬ‘ドームの中’で繰り広げられていた学生運動で敗北した若者の戯画のように見える。このアメリカン・ニューシネマのあまりにも美しく哀しいラストシーンを上手く表現する言葉が見つからない。
反論に反論!幸子提示慰労金は口止め料か(日刊スポーツ) - goo ニュース
小林幸子の代理人を務める芝昭彦弁護士は「経営方針の違いから女性社長らが退職の
意向を示したとし、相応と考える慰労金額を提示したものの女性社長が応じなかったため、
やむなく解任した」と説明し、小林本人も文書で「真実と異なる報道になるのが悲しい」など
とコメントを出した。それに対する、個人事務所「幸子プロモーション」の関根良江前社長の
出した文書には、小林が結婚した時期と重なる昨秋から突然、経営者として批判を受ける
ようになり、今年2月に退任を勧告されたなどとされ、“2回分割”の退職慰労金が決定的な
溝になったとされている。理由は「私が退職後に何らかのネガティブな情報を週刊誌などに
流すことを疑い、その心配が解消された時期に支払いたい」であり、小林がここだけは譲れ
ないと主張したとしているということは当然何かがあったということであり、小林は33年間
ビジネスパートナーとしていた関根を実は全く信用していなかったという意味になる。
これで“真実”が報道されたことになると思うが、小林の反論を楽しみに待ちたい。