ウラジミールとローザ
1970年/フランス=ドイツ
テニスというブルジョア趣味
総合
50点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『たのしい知識』『ありきたりの映画』という流れの中で、本作『ウラジミールとローザ』について語ってみたい。
本作は、冒頭でジャッキーという名の湾岸労働者の、誠実ではあるが報われない状況を紹介しながら、メインは1968年のシカゴ民主党大会で暴動を企てたとされる7人(シカゴ・セブン)の被告人の裁判の再現を試み、理論と実践の可能性を追求したものである。当初、8人だった被告人はボビーが黒人であるという‘差別’によって外されてしまう。彼らの弁護士であるジョン・クンスラーは彼らの無罪を勝ち得たが、自身も含めて法廷侮辱罪で有罪となってしまい、システムを変化させるという‘実践’の困難さを証明し、それを克服するであろう共産主義に期待する。それはまるでダブルスのテニスの試合中に、コートの真ん中で録音機材を持ちながらジャン=ピエール・ゴランとジャン=リュック・ゴダールが議論しているにも関わらず、4人の選手たちが彼らにかまわずに試合を続け、陪審員たちも‘彼ら’に気がつかないかのように検察側と被告側の言い合いをテニスボールを目で追うように左右に首を振りながら聞いている様子に象徴される。
例え面白くないと分かっていてもとりあえず観ておきたいと思わせる映画監督としてジャン=リュック・ゴダールは個人的には貴重な存在である。
船越英一郎家出 妻松居一代が殴る蹴る(日刊スポーツ) - goo ニュース
この痴話喧嘩が20代のカップルで起きたのであるならば、その若さが微笑ましくもあり、
年上の彼女の年下の夫に対する激しい嫉妬心と書けば、まだ理解の範囲内に留まると
しても、その女性が54歳で、その夫が51歳となるならば、妻の怒りにまかせたパンチや
キックを受け止めるだけの体力は持ち合わせていないであろうから、玄関に転落してしまった
という夫の老いに同情してしまい、若い女優とのラブシーンなど俳優としての仕事なのだから
妻の、「あのお尻を触った…(略)54歳の私だって、要望があれば尻のひとつやふたつ見せて
あげる キャー ラブシーン 嫌だ嫌だ
」と言われても、欲望で触っているわけではなく、
ましてや家に帰ってまで54歳の妻の尻を義務として見なければならないとなると家に帰り
たくなくなる船越英一郎の気持ちは理解できる。船越英二も草葉の陰で泣いているだろう。