ももへの手紙
2011年/日本
落下後の‘上昇’という成長
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
父親の宮浦カズオを亡くした主人公の宮浦ももは母親の宮浦いく子と共に東京のマンションを引き払って、いく子のふるさとである瀬戸内の港町の汐島にフェリーを利用して越してくる。既に多くの人が気づいているようにももが再び汐島から出ることはなく、それはたとえ母親のいく子が喘息で苦しみ、医者を呼びに暴風雨の中で郵便局員の幸市と共にバイクで橋を渡ろうとしても、ももが汐島から出る様子が映されることは禁じられたままである。汐島に‘閉じ込められ’、よって必然的に島内を走り回ることしか出来なくなったももの成長は‘上下運動’で描かれることになる。空から降ってきた3つの雨粒が装った地元の妖怪と、橋からの落下の試みがももにとっての‘試練’となり、思いがけなく島外から浮遊してきた小舟で運ばれてきた、イワによって「ももは元気です。いく子も元気です」と太字で書かれた部分が同じ太字で消された上で、改めて父親の字で書かれた「ももへ」の手紙を受け取った後に、やがて空に上がっていく3つの雨粒と、橋から水中に落下した後に水面に浮上することで友人を得るももの笑顔が、ももが置かれていたストイックさ故に、この上なく美しい作画と共に感動をもたらすのである。
食品の放射能検査「独自基準やめて」 農水省が通知(朝日新聞) - goo ニュース
おそらく生産者からの苦情が入って農林水産省は、スーパーや食品メーカー、外食産業など
の業界団体(270団体)に対し、国が設けた放射性物質の基準を守るよう求める通知を
出したのであろうが、基準を超える放射性セシウムが検出されたのならばともかく、国よりも
厳しい独自基準を設けて自主検査を実施して購買者の信用を得ようと努力している
業界団体に、しばしば暫定基準を改めてしまい、基準が基準を成しておらず、国民から全く
信用されなくなった農林水産省が偉そうに注意喚起するなどという愚挙は更に信用を失い
かねないだろう。まさか過剰な規制は“独占禁止法”に抵触するのか