刑務所の中
2002年/日本
細密にならない描写について
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
漫画家の花輪和一の実体験を元に描かれた漫画を原作としている本作は、リアリティーの克明さが面白みを誘うはずなのであるが、例えば、刑務所の上空を低空飛行し、巨大な影を落とす旅客機は、刑務所のそばに空港があることを暗示させはするものの、その後受刑者たちが沖縄県民のように騒音に悩まされるというようなくだりは無く、何のための伏線だったのかよく分からない。あるいは免業日の早朝に歯を磨きながら物思いにふけっていた主人公の花輪がいつも点検用意で正座をして待機することを忘れていて、刑務官に叱責されるシーンにおいて、同室の他の4人の仲間たちとは仲が良いのだから、刑務官が来る前に花輪に声をかけるはずである。もちろんわざと声をかけないという展開もありえるのだが、それならば後でその‘フォロー’となるシーンが挿入されていなければおかしいのである。
このように原作の緻密な描写と比較するならば本作はラストシーンのオチも含めて描写が甘いと言わざるを得ない。
森口尚史ふてくされて釈明会見キャンセル(日刊スポーツ) - goo ニュース
社会を騒がせたというよりもマスコミを賑わせたことを逆手にとって仕事に結びつけた人
としてすぐに思い浮かぶのは麻木久仁子と大桃美代子の元夫で恋愛評論家としてテレビに
出演していた山路徹だが、森口尚史も同じようにタレントとして自らを売り出したいようだ。
しかし山路徹の内輪ネタと違い、森口尚史は命に関わることに対して嘘をついていた訳で
まずはiPS細胞をめぐる騒動について釈明会見を開かなければならないし、その上自身の
実験の正当性を証明しなければ、道義的にテレビに出てギャラを貰うことは出来ないはず
なのだが、森口本人がふてくされているために、会見出来ないらしい。森口は自分自身に
医師の資格のみならずふてくされる資格もあるとでも思っているのだろうか