MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『渾身 KON-SHIN』 50点

2013-01-28 21:54:00 | goo映画レビュー

渾身 KON-SHIN

2012年/日本

ネタバレ

‘汚名’の原因

総合★★☆☆☆ 50

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 本作の主軸となるものが島根県の隠岐古典相撲であることは冒頭から丁寧にナレーションで説明されるために理解できるものの、それを支えるはずの物語の描写が酷すぎる。主人公の坂本英明は結婚式をドタキャンして麻里と駆け落ちのようにして島を出て行くのであるが、島に戻ってくる理由がよく分からない。そもそも結婚式をドタキャンして麻里と駆け落ちした理由さえ詳細に語られることもなく、ドタキャンされた相手が登場することもない。当然のことながら島の人間は英明を好意的に見ることはなく、仕事は見つからない。帰郷直後に出会った英明に対して多美子がよそよそしく振舞うことは分かるのであるが、一緒に駆け落ちしたはずの麻里に対しては久しぶりの再会を喜び合う、その差がどこから来るのか不明瞭なのである。
 その麻里は帰郷後にあっという間に妊娠して琴世を産み、さらに原因を明かされないまま病死してしまう急展開は呆気にとられる。過去と現在を交錯させることでごまかしているようで、ごまかしきれていない。英明は‘汚名’を晴らすために古典相撲大会に出場するはずだが、結局、その‘汚名’の原因が具体的に描かれていないために説得力に欠けるのである。
 病弱の子供を抱えたまま、自身が告げたリストラ直後に親友が交通事故で亡くなり、さらに故郷の島根に住んでいる母親が入院したことをきっかけに大手家電メーカーの経営企画室長から地元の一畑電車の運転士に転職した主人公の物語である錦織良成監督の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)のような物語の流暢さは影をひそめてしまっており、『RAILWAYS』のようにチームを組んで脚本を練るべきだったと思う。


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出来すぎた星取表

2013-01-28 12:17:48 | Weblog

日馬富士「一生懸命やった結果」自身3度目の全勝優勝…初場所千秋楽(スポーツ報知) - goo ニュース

 私は相撲にはそれほど興味は無いのであるが、星取表はいつもチェックしている。今回の

大関、関脇、小結の星取りの仕方は怪しくないだろうか 琴奨菊は千秋楽で鶴竜に勝って

何とか8勝で勝ち越しているのであるが、その鶴竜は既に8勝していたから琴奨菊に勝ちを

譲ったように見える。把瑠都は西前頭5枚目の勢に勝って何とか8勝で勝ち越しているので

あるが、勢は既に8勝していたから把瑠都に勝ちを譲ったように見える。豪栄道は東前頭6

枚目の栃ノ心に勝って何とか8勝で勝ち越しているのであるが、栃ノ心は既に8勝していた

から豪栄道に勝ちを譲ったように見えるし、小結の栃煌山は東前頭7枚目の高安に勝って

何とか8勝で勝ち越しているのであるが、高安は既に12勝していたから栃煌山に勝ちを

譲ったように見える。2013年大相撲初場所の星取表は出来すぎている。


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