遥かなる山の呼び声
1980年/日本
車のナンバープレートについて
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
淡々と進むストーリーは結局ラストシーンを盛り上げる伏線であるだろうし、オチも観れば分かることだから余計な説明は必要ないが、主人公の田島耕作を演じる高倉健が、子役の風見武志を演じる吉岡秀隆に時折かますアドリブ以外に興味深い部分は車のナンバープレートにある。
九州からやってきた風見民子の従弟である勝男と彼の新妻の佳代子が乗ってきた車のナンバーは「21-12」と‘均衡’を保ったもので、これは勝男夫婦のみならず、耕作と民子の関係も象徴しているのだろうが、やがて警察に居場所が見つかった耕作が牧場を去ろうとした朝に耕作の元にやって来たパトカーのナンバーは「20-08」で‘均衡’が崩れているのである。
冒頭で一度、勝男が民子の元から離れる際に、民子が謝礼としてお札を折って封筒に入れて武志に持って行かせるのであるが、何故か勝男が封筒からお札を取り出す時には、お札は折られていなかったところや、民子を巡って虻田三兄弟が勝男と果し合いをしようとした際に、虻田三郎の汚れた服が、場所を変えた時には綺麗になっているところなど小さなミスはあるが佳作である。
体罰顧問は土下座した…涙して擁護するOBもいる桜宮バスケ部顧問の「素顔」(産経新聞) - goo ニュース
予算を人質に圧力 橋下市長「間違いなら選挙で落とせ」 桜宮高2自殺(産経新聞) - goo ニュース
大阪市立桜宮高校(大阪市都島区)で、男子バスケットボール部主将だった17歳の男子
生徒が47歳の顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題に関して「体罰は愛情の裏返し」
と涙を流して顧問を擁護するOBがいることに驚かされるが、一番問題なのは体罰を与える
教師を注意するために体罰を与える人間がいなかったことに尽きる。おそらく当初は体罰
も上手く機能していたのであろうから、全国高校総体や新人大会に何度も優勝出来たり
したのであろうが、やがて「体罰=優勝」のような方程式が教師の中で常態化してしまい、
箍が外れてしまったのだと思う。叱咤と体罰は似て非なるものである。