MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『スティーブ・ジョブズ』

2013-11-02 21:57:04 | goo映画レビュー

原題:『Jobs』
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
脚本:マット・ホワイトレイ
撮影:ラッセル・カーペンター
出演:アシュトン・カッチャー/ジョシュ・ギャッド/アーナ・オライリー/ダーモット・マローニー
2013年/アメリカ

わざわざ「仕事」と名乗る男について

 本作において、自分の好きなボブ・ディランではなく、むしろ嫌いなビートルズが設立したレコード会社と同じ名前を自身のコンピューター会社に付けてしまうところが、スティーブ・ジョブズのその後の人生を暗示しているように見える。つまり才能のある人々の良いところだけを頂いてそれらを次々と組み合わせていくことで、コンピューターの性能も知名度も上げていくのであるが、その人たちの嫌いな部分を見逃すという寛容さが無いために、人間関係が上手くいかないのである。
 最初の子供であるリサを頑なに自身の子供と認めなかったスティーブが、いつの間にか一緒に暮らすようになっているところなど、彼の私生活に関する部分は極めて曖昧なのであるが、恐らく本作はタイトル通りに「Jobs(=仕事)」を巡る辛辣な物語であるが故であろう。


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これっていじめだろうか?

2013-11-02 00:45:43 | Weblog

TBS社長 みの降板「数回話し合い、決断」 後任は未定(デイリースポーツ) - goo ニュース

2013年11月1日付けの毎日新聞夕刊にみのもんたのインタビュー記事が掲載されている。

「手出しこそしないけれど『あいつはくさい』と言い立てられるいじめと共通していませんか?

僕はね、活字の世界に憧れ、畏敬の念を抱いている。だけど僕に関する報道には活字の力が

悪用されているようだ。テレビは厳しい声と寛容な意見の双方を取り上げてくれているが、

活字には僕の存在まで否定され、裏切られたようです。特に週刊文春、週刊新潮はひどい」

というのがみのの言い分であるが、一方、自身の仕事に関しては、「僕の役目は江戸時代の

瓦版売りのお兄さんのようなもの。配るだけでなく『ニュースの裏にはこんなことがありそうだ』

と伝える。番組では社会の出来事におかしいと感じたことは批判します。でも解説は

コメンテーターに任せる。僕のコメントが正しいか間違いかの判断は視聴者に委ねてきた。

本音でコメントするスタイルはこれからも変えません」と述べているのだが週刊文春も週刊新潮

も瓦版のようなものではあるし、記事が正しいか間違いかの判断は読者に委ねていると思う。

何故一流企業に勤めていて、妻子もいるのに窃盗のような犯罪をしたのかが誰もが不思議に

思うことであるのだが、「厳しすぎた」の一言で片付けようとすること自体無理がある。それなら

ば長男も同様に犯罪に手を染めていてもおかしくはないのに、何故次男だけなのか謎は

とけないままで、結果的に、「ニュースの裏にはこんなことがありそうだ」という様々な憶測が

無数に飛び交うはめになっているのである。これっていじめなのだろうか


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