MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

馬脚を露す“入れ墨の人”

2013-11-27 00:01:48 | Weblog

入れ墨なぜ浴場に入れない…市議、ペンで顔突く(読売新聞) - goo ニュース

 奈良県御所市議の小松久展は、奈良県橿原市内のホテルの1階フロントで、副支配人の

男性に、体に入れ墨をしているとして大浴場の利用を断られたことに立腹し、「議員なのに

なぜ入れない」などと怒鳴った挙句、近くにあったボールペンで副支配人の顔を突き、左の

目尻を切る軽傷を負わせたということである。1994年に初当選し、5期目で、議長などを

歴任した自負はあったようではあるが、怒鳴って、手馴れたようにそばにあったボールペンを

使って相手に怪我を負わせるなどするような“入れ墨の人”だから利用を断られたわけであり、

典型的な「馬脚を露す」である。


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『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

2013-11-27 00:01:00 | goo映画レビュー

原題:『Bill Cunningham New York』
監督:リチャード・プレス
撮影:リチャード・プレス/トニー・セニコラ
出演:ビル・カニンガム/アナ・ウィンター/カルメン・デロリフィチェ
2010年/アメリカ

仕事ではなく喜びになる「盗撮」について

 『厨房で逢いましょう』(ミヒャエル・ホーフマン監督 2006年)の主人公で「官能料理」を提供する一流シェフのグレゴアは独身で、近所のカフェで働いているウェイトレスのエデンを‘ミューズ’として見つめることが、美味しい料理を作る原動力にしていたのである。それはもちろんフィクションであったが、やはりそのような人は現実においても存在し、事実、ニューヨーク・タイムズ紙で長年ファッション・コラム『ON THE STREET』や社交コラム『EVENING HOURS』を担当しているファッション・フォトグラファーであるビル・カニンガムは、80歳を過ぎても独身のままで女性の新しいファッションを追い求めて、写真を撮り続けている。
 私の興味はカニンガムのセクシャリティよりも、彼の仕事の仕方である。カニンガムは被写体となる相手に事前に断ることなく勝手に写真を撮っているのであるが、ニューヨークでは有名なファッション・フォトグラファーだから許されているのであろうか? 2人の黒人の女性たちに抗議を受けているシーンもあったが、カニンガムは何も言わずにただ苦笑いしているだけだった。カニンガムは2008年にフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを受勲されるほど高く評価されているようだが、私にはどうしても‘盗撮’に対する違和感が残る。


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