MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』

2013-11-06 23:14:57 | goo映画レビュー

原題:『ばしゃ馬さんとビッグマウス』
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔/仁志原了
撮影:志田貴之
出演:麻生久美子/安田章大/岡田義徳/山田真歩/清水優/秋野暢子/松金よね子/井上順
2013年/日本

夢を叶えられる「環境」について

 シナリオライターを目指している34歳の女性を主人公に設定するということは、それではその作品自体のシナリオは面白いのかというツッコミ覚悟がなければ出来ないはずであるが、さすがによく練られた脚本だと思う。例えば、『あの日、母へ』という映画の上映後、監督と主演した女優が登壇してインタビューを受ける際に、初めての主演で緊張したのではないのかと問いかけるインタビュアーに「別に」と女優に答えさせる、多少色あせてはいるが‘鉄板’のギャグや、あるいは天童義美に「Original Thought(独自の考え)」や「Man Knows So Much, Does So Little(行動を伴わない頭でっかちの男)」と書かれたTシャツを着させて皮肉るところなど、シナリオスクールの壁に菊島隆三の名前を載せているだけの細かい配慮がある。
 夢を叶える人と諦める人との線引きというのは難しいと思うが、‘体を張って’までも自分の書いたシナリオを売り込もうとするマツモトキヨコや、馬淵みち代には冗談としていたが、実は母親が元ソープ嬢で、悲惨な幼少時代を過ごしていたという天童義美と、主人公の馬淵みち代に違いがあるとするならば、みち代には帰る実家があるということだと思うのだが、それは監督が意図した結論なのか、あるいはたまたまそういうストーリーの流れになったのか気になるところではある。


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“本物”の「100万円」

2013-11-06 00:04:35 | Weblog

おもちゃの“100万円札”で両替…「あまりにも稚拙」高校生2人逮捕(産経新聞) - goo ニュース

 「100万円」と書かれた玩具の紙幣の両替を巡る“偽造通貨行使”事件は、「100万円」の

“偽札”に騙される方も悪いという意見もあるが、実際に使用された「100万円」をテレビで

見たが、すぐには気がつかないほどに一万円札にそっくりで、騙されてもおかしくはないと

思う。それよりも問題なのは騙されてもすぐにおもちゃの紙幣だと気がついた76歳のたばこ店

の男性店主よりも、上手く騙せたと思い、相手にすぐに気がつかれることを想定することもなく、

ダラダラと現場近くを一緒に歩いていた府内の私立高校1年の2人の男子生徒である。

これほどの“大胆”な犯行に及ぶならば、バラバラになって急いで高飛びしようという心理が

働くものであるが、まさか「100万円」札が“本物”だと思っていたわけではないよね


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