(2019年4月12日付毎日新聞)
【安倍首相会見全文】「SNS使う若い世代が政治や社会に変化を」 SMAP名曲や「ニコ動」にざわざわ
「万葉集という選択は自分でも思いきったなと」新元号発表後の発言に見る安倍首相の“思い入れ”
希望に満ちた新元号「令和」 安倍首相の願い「世界に一つだけの花」
2019年4月1日に「令和」という新元号が発表されてから、安倍晋三首相が首相官邸で記者会見した際に、「平成の改元期とかわり、今回、自ら談話を読み上げる判断をした理由」を訊かれた安倍首相は「今回元号を発表するにあたり、誰が発表するかということについてはずいぶん議論があったと思いますが、新しい元号は本日政令という形で閣議決定いたしましたが、通常閣議の内容は官房長官が公表しております。そのため今回も新元号については平成のときと同じように官房長官が発表することといたしました。そのうえで平成の改元期についてはですね、当時の竹下総理の談話が発表されています。当時は総理大臣が会見を行うことは極めてまれでありましたが、平成の30年を経て、総理大臣が直接発信する機会も増大をしました。私自身、何らかの出来事があると、官邸に入る際、記者のみなさんから声がかかり、マイクを向けられることもあります。そうした時代にあってですね、平成のときと同様に総理大臣談話を発表するのであれば、私自らが会見を開いて、国民の皆様に直接申し上げるべきだ、こう考えた訳であります。」と答えているのであるが、毎日新聞によるならば「2016年以降の安倍氏の首相としての記者会見(党総裁としてのものを除く)は年14~19回。88年の竹下首相の19回と大きな差は見られなかった。竹下氏は消費税など税制改革への理解を得るため地方での会見が多かったが、それ以外は現在とほぼ同様の機会に開いていた。」ようなのである。
安倍首相が意図して嘘をついたのでなければ、安倍首相は元号に関しても自民党の歴史に関しても何も知らないということになり、これほど無知な人が長期にわたって首相を務められるということに日本の平和ボケが垣間見える。