Elvis Costello & The Attractions - (I Don't Want To Go To) Chelsea
エルビス・コステロ&ジ・アトラクションズが1978年にリリースしたアルバム
『ディス・イヤーズ・モデル(This Year's Model)』に収録されている「チェルシー」を
和訳してみる。
「(I Don't Want To Go To) Chelsea」 Elvis Costello & The Attractions 日本語訳
66歳にもなってお前はスリルを求めて
手の込んだトリック撮影の写真を撮る
彼は今まで舐めた唇と
心に刻もうとしている全ての少女のことを考えている
彼女はちょっとした気まぐれで自身の身を委ねた
ミニスカートでよたよた歩く場所はない
死刑を宣告された彼女は去年の流行モデルだ
彼女は(スコットランド系の)エルシーのように見えるのに
(ロシア系の)ナターシャと呼ばれる
僕はチェルシーには行きたくないんだ
僕は映画を観ているのに
心を動かされることはない
僕は君の脈を測りたくはないし
僕は誰もいらないし
僕はチェルシーには行きたくないんだ
誰もが新秩序に従った
良い子でいる証しに
看守にキスをする
今は教師もいないから
子供たち全員が遊び始める
ホワイトコート(白衣?)を身にまとった男たちが
叫びながらやって来て
首を掴んでゆっくりと君を揺さぶる
ガスと言う男とアルフィーという男だった
僕はチェルシーには行きたくないんだ
僕は映画を観ているのに
心を動かされることはない
僕は君の脈を測りたくはないし
僕は誰もいらないし
僕はチェルシーには行きたくないんだ
66歳にもなってお前はスリルを求めて
手の込んだトリック撮影の写真を撮る
彼は今まで舐めた唇と
心に刻もうとしている全ての少女のことを考えている
彼女はちょっとした気まぐれで自身の身を委ねた
ミニスカートでよたよた歩く場所はない
死刑を宣告された彼女は去年の流行モデルだ
彼女はエルシーのように見えるのに
ナターシャと呼ばれる
僕はチェルシーには行きたくないんだ
僕は映画を観ているのに
心を動かされることはない
僕は君の脈を測りたくはないし
僕は誰もいらないし
僕はチェルシーには行きたくないんだ
ところでこの歌詞は何を言い表しているのか様々な説があるのだが、映画『キャバレー
(Cabaret)』(ボブ・フォッシー監督 1972年)と主人公のサリー・ボールズを
演じたライザ・ミネリが歌う「Life Is A Cabaret」をモチーフにしているのではないかと思う。
以下、和訳。
「Life Is A Cabaret」 Liza Minnelli 日本語訳
あなたは部屋に一人で座っていて何か良いことがあるの?
音楽を聴きに来なさいよ
旧友よ、人生はキャバレーなのよ
キャバレーに来なさいよ
編み物や本や箒も置いておきなさいよ
休日なんだから
旧友よ、人生はキャバレーなのよ
だからキャバレーに来なさいよ
ワインを味わいに来てよ
バンドを聴きに来てよ
賑やかしに来てよ
そんな感じでお祝いを始めるから
あなたのテーブルも準備万端なのよ
あらゆる笑顔を消し去ってしまう
悲観的な事ばかり言う人は
何の許可を持ってそんなことをしているの?
旧友よ、人生はキャバレーなのよ
だからキャバレーに来なさいよ
以前私はエルシーという名前で知られている友達がいた
私は彼女とチェルシーで4つの汚れた部屋を共有していたの
彼女はあなたが顔を赤らめた花と呼ぶような女性ではなかったの
実は彼女は時間ぎめで体を「貸して」いた
彼女が亡くなった日
近所の連中がにたにた笑いながらやって来た
「これはクスリと酒の過剰摂取が原因だね」と言った
でも私が女王様のように安置される彼女を見た時
私が今まで見た中で一番幸せそうな亡骸だった
私は今でもエルシーのことを思い出す
私が「あなたは部屋に一人で座っていて何か良いことがあるの?
音楽を聴きに来なさいよ
旧友よ、人生はキャバレーなのよ
キャバレーに来なさいよ」と言った時の
彼女が私の方を振り向いた時の光景を私は忘れない
私としては
私だけは
チェルシーに戻ろうと決心したの
戻る時にはエルシーのように戻るつもり
揺りかごから墓場までは
それほど長くはないと認めることから始めるの
旧友よ、人生はキャバレーなのよ
旧友よ、キャバレーこそが人生なのよ
私はキャバレーを愛しているの
Cabaret | "Life Is A Cabaret" Musical Number | Warner Bros. Entertainment