MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ノイズ』

2022-06-19 00:59:02 | goo映画レビュー

原題:『ノイズ【noise】』
監督:廣木隆一
脚本:片岡翔
撮影:鍋島淳裕
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/神木隆之介/黒木華/余貴美子/柄本明/永瀬正敏
2022年/日本

真犯人の動機の弱さについて

 愛知県の猪狩町という離島で黒イチジクで町おこしをしようと企てる主人公の泉圭太に、成功すれば5億円という特別地方交付金もかかっているために町長の庄司華江を初め町挙げて圭太の事業を応援することになるのだが、そんな時に保護司の鈴木賢治が幼女誘拐の前科を持つ小御坂睦雄を連れて圭太に働き口を世話をしてもらおうとやって来る。
 ところが車で島に到着すると小御坂は背後から首を絞めて鈴木を殺してしまい、その後、小御坂はビニールハウスで圭太ともみ合っている最中に頭を打って死んでしまい、親友で猟師の田辺純と地元の警察官で後輩の守屋真一郎と共に小御坂の死体を巡ってストーリーが展開していく。
 鈴木に対する捜索願をきっかけに畠山努と青木千尋が猪狩町に乗り込んできたことで、それまで平和だった島が騒がしくなってくる。
 何故鈴木が小御坂の就職先となる圭太に事前に連絡を入れなかったのかという理由を置いておいても、詳細は避けるが「真犯人」の動機が弱いように思う。例えば、圭太たちが若い頃に大きな海難事故で彼らは父親を亡くし、その頃に圭太の妻となる加奈が「別の人」と交際していたならば、もっと説得力があったように思うのである。
 因みにこの物語は2022年10月の出来事である。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/eiga_log/entertainment/eiga_log-123885


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