寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

台北での最後の晩餐(その1)

2009年07月01日 | 

台北で最も古い歴史を持つ「龍山寺(1738年開基)」にお参りしてから晩御飯を食べに行くことになった。私の希望で台湾の一般大衆が利用する店に入る。先客は2人だけで店内はガランとしていた。

ネタケースにプリプリの豚のモツが無造作に置かれているのを見て生唾を飲み込んだ。台湾麦酒で乾杯し、つまみを適当に持ってくるように頼んだ。

「俺は腸詰を食おうっと」

Tさんがモツを苦手とするのをすっかり忘れていた。

「Tさんの分まで責任をもって食べますからね」

結局、出てきたモツ類の大半は私の胃袋に収まることになった。

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台北の路肩に吐き捨てられた檳榔(びんろう)

2009年07月01日 | 

台北の夜市を歩いて気になったことがある。路肩にいくつも血痰のような赤い染みができているのだ。私は台湾通のTさんに尋ねた。

「ありゃー何ですの?」

「あの赤いヤツは檳榔(びんろう)の吐きかす。ガムのように噛むと目が冴えるんだって。覚醒作用を期待してトラックの運ちゃんなんかが買ってる。まあ、まともな人間は檳榔なんて噛まないよ」

「しかし、汚らしいですな」

昔はカゴを持った色っぽい檳榔売りの姉ちゃんが街角に立って男を吸い寄せたそうだが、規制が厳しくなってからはいなくなったとのこと。私は妙に生々しいかすを見つけて大声を出した。

路肩に吐き捨てられた檳榔(びんろう)

「これなんか馬鹿犬の捻り出した糞にそっくりですよ」

「あら。嫌だー」

Rさんは思い切り顔をしかめた。それを見て男達はニヤニヤしたのである。

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