青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

須原の宿を見下ろして

2016年11月25日 18時00分11秒 | 中央西線

(木曽路の宿場町を行く@須原〜大桑間)

奈良井の手前から追っ掛けを開始したものの、予想通り平日昼間の国道19号の流れは悪く3084レに追い付いたのは単線区間の入口である倉本駅。追い抜いた際にまだ倉本駅の出発信号機が赤だったので、糸瀬山登山口のアウトカーブにしようと思ったのだが通過直前にクルマで突っ込んでくる追っ掛けのヤカラにウロウロ構図探しされたら時間取ってスタンバってる連中に申し訳ないので須原宿の小俯瞰に登ってみる。

立ち位置に付いた時点で3084レが須原の駅を出て行くのが見えたので本当にギリギリ。この時期になるとトップライトの時間帯でも手前の山影が抜けないのと、木の枝が伸びて以前よりも圧倒的に構図が狭くなってしまったねえ。それでも木曽川の流れに沿って続く須原宿の家並みと、奥に幾重にも続く木曽の山々を横目にロクヨン重連が行く風景は好ましいものがあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中山道の山深し

2016年11月24日 17時58分17秒 | 中央西線

(針葉樹の森を抜けて@木曽平沢~奈良井間)

奈良井川の刻む谷を鳥居峠へ向けて進む3084レ。午前に恵那辺りから鳥居峠付近まで6883レを追い、そっからは南松本を10時半に出て来る稲沢行き3084レへ継走するのが木曽谷ロクヨン追っ掛け班のゴールデンコースと言えるのではないでしょうか。3084レって明るい時間に木曽谷を走るのと、途中の単線区間で足が遅くなるから追っかけやすいのよね。通年で基本的に土曜日でも運転があるから、休みの取れないサラリーマンにも優しい列車です(笑)。


3084レの一発目は奈良井手前の楢川小学校下の踏切から。編成を抜くには踏切からリレーボックスの脇を線路際に進んでもっと前に入らないといけないみたいですが、先客がいたのと何となくグレーゾーンっぽいので自粛。編成が切れてしまうけど面はガツーンと光が来るし、何となく木曽路の山深さみたいなのが感じられるので良しとしましょう。タテヨコ2枚の構図があるのは、この日は珍しく先代のD90も持って行って2台態勢で撮影してたんですね。久々に使ったけど電池持ちはいいしシャッターの切れも何にも問題ないし、たまには使ってやらんとなあと。

この日は暖かくて、標高の高いこの奈良井あたりでも昼間は20度くらいあったんだけど、関東平野部で11月に初雪だとはさすがに驚きました。木曽路も白く染まったらしいが、改めて雪景色は撮りに行きたいんだよね。とりあえずやるべきは、スタッドレスへの換装か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の神の洗礼

2016年11月23日 06時24分35秒 | 中央西線

(初冬の山肌@宮ノ越~藪原間)

伊奈川で撮影した6883レは須原駅で30分程度の退避停車を行うため、その時間を使って塩尻方面へ追走を開始します。紅葉の良さげな場所…と思ったものの、標高を上げるに連れて山肌の木々は葉を落として初冬の様相。これ以上標高を上げてもあんまりいい事なさそうなので、宮ノ越の先にある向吉田のポイントで列車を待つ事にしました。


予報では今日は天気が回復するとは言ってたけど、予想以上の天候回復である。寒いかと思って着込んで来たのだけど、暑いくらいでした。風に乗ってハラハラと山から落ち葉が降って来る中を待っていると、ピイッというホイッスルの音が聞こえて、6883レが登場…したのですが。




えっ。



え~。

まさかの本命切り位置でワイドビューしなのにカブられるという(笑)。確かに複線区間だからカブられても文句は言えないんだけど、都会の高頻度運転の路線ならともかくダイヤ的にはスッカスカであろう中央西線でカブられるとは…自分の運の悪さを呪うしかない。


サブのカメラで今一度。結局しっかりと自分の目の前でカブったので、サブカメのドタバタ構図でもワイドビューしなのは抜けてくれませんでした。そもそもブッシュがカマにかかってしまっている時点でお察しと言う感じなのだが…空の色は青くて、山肌もまあ紅葉は終わってしまったけど初冬と言う感じで良かったんですけどねえ。

呆然と通過して行った列車を見送ったアタクシ。線路に積もった落ち葉がワイドビューと貨物列車の風圧で舞い上がって、音を立てて枯葉のシャワーが頭の上に降って来た。これは傍若無人に木曽路を駆け回る撮り鉄に対する木曽の山の神からの洗礼か!なんて思うと、もう笑うしかないw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の木曽谷へ

2016年11月22日 23時26分35秒 | 中央西線

(需要期到来@6883レ)

今週前半は秋の年休消化ウィーク。昨日はザーザー降りの雨で身動きが取れなかったのだが、本日はある程度天候の回復が見込めるとの報を受けて早朝から車を中央道方面に。冬の足音聞こえる晩秋の木曽谷に、燃料需要期の到来を告げる朝の南松本行き6883レが走り始めたとの噂を聞いたもので…まだ火・水・土の三日間運転のようですが、もーちっと寒くなって来れば毎日運転とかになって来るのではないですかね。


早朝からの地震の報に驚きつつ朝の一発目は大桑~須原間の伊奈川の鉄橋。ド定番ですが、まだ日が高くならない時間に山影を気にせずシャッターが切れるこのお立ち台は貴重。紅葉をバックに、JR貨物更新色のロクヨン重連がブロワ音も高らかにゆっくりと駆け抜けて行く。この伊奈川の鉄橋には平日にもかかわらずクルマ4~5台が集まる盛況で、改めてロクヨン人気の絶大さを実感したのだが、仕事とか大丈夫なのかみんなw

今日は日がな一日、国道19号線を恵那から塩尻まで2往復するというハードスケジュール。加えて夕方日の暮れるのが早い時期ですんで、どれだけカット数が稼げるかは未知数。この木曽谷ロクヨンが成功裏に終わるかどうかは、とにもかくにも並走する国道19号の流れが良いかどうかにかかっていると言っても過言ではない。そそくさとカメラを片付けて、次の現場に転戦するのであります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする