(画像:八丈島空港)
東京から45分で、こんなに楽しめるとは思いませんでした。
ありがとう、八丈島。
●お別れの時
宿に戻り、クーラーを効かせて荷物を片付ける。片付け終わったら昼寝。夕方まで使い放題の特権だ。起きたら、もう午後の日差しは西に傾き始めていた。そろそろ、帰るか。
宿の人にご挨拶を済ませようと食堂に降りる…が、誰もいない(笑)。
おいおい、このまま帰っちまうぞ…
しばらくしてようやく帰って来た賄い係のオバちゃんに喜朗との連絡を取ってもらい、宿代の精算。
「ン、帰るの?」
「ええ、お世話になりました」
「ンなら、乗って」
島のオヤジらしい無愛想にも慣れました(笑)。
シャイなだけです。
「…アジッコは釣れったンかい」
「ええ、神湊漁港で結構釣れましたよ」
「今ァ港でショゴ(カンパチの子供)もソーダもカカるよぉ~。フネなんか乗らんでも堤防で充分さァ」
「私なんか素人ですけど、それでも釣れましたもんね」
「…」
相変わらず話の膨らまないオヤジだw
車はほどなく八丈島空港の前に着いた。
「ン、お気を付けてな」
「お世話になりました!また来ます!」
「…ン」
それだけかよ!(笑)。
オンボロハイゼットが去って行く。オヤジ、愛想も商売のうちだぜw
でも、必要な時以外は常にほっとかれる感じが良かったかもしんない。
好きなときに、好きなようにさしてもらったからね(笑)。
シャルムハウス、お世話になりました。
島焼酎、島唐辛子を漬け込んだ島唐醤油、そしてムロクサヤを始めとする八丈島の特産品と、あとは職場で配る用のどうでもいいお土産(笑)を買い込んで、空港の展望デッキに出る。終始雲をかぶっていた三原山も、最後の最後ですっきりとした姿。羽田からの最終便が八丈島に到着し、大勢の帰省客を降ろして行く。今日は臨時便も飛ぶほどの盛況であった八丈空港。この週末には島の祭りを控え、お盆を故郷で過ごす島出身の人々が、八丈へ戻って来ているようだ。この便が折り返せば、羽田への最終便。混雑のため搭乗の案内が15分遅れたANA831便は、満員の乗客を乗せて八丈島空港を離陸するのでありました。
窓の外に、みるみる小さくなる大賀郷の集落。
夕日を浴びて銀波光る八重根の海原。
飛行機は八丈小島の上を旋回し、機首を北へ向ける。
右手に遠ざかって行く八丈富士の姿を見ながら、さよなら八丈。
私は帰ります。
島と言う隔絶された場所には、非日常が一杯詰まっている。
空と海と、雲と星と。山と大地と、人と魚と。
それぞれに、都会では味わえない「何か」を強く感じた4日間でありました。
羽田空港で、スーツを着た人間の多い事に驚く。
まあ、3~4日経てば、悲しいかなそれがごく当たり前に戻ってしまうのだろう。
日焼けした肌に食い込む荷物の重さが、余計重くなりそうな目の前の現実社会。旅の終わりはいつもこんなものだ(笑)。
それでも、八丈の4日間は、大いにリフレッシュ出来たいい旅でした。
だって、また行ってもいいかなと思ってますからね。
ふたたび、みたび、しまのたび。
まだまだ日本は面白い。
終わり。
東京から45分で、こんなに楽しめるとは思いませんでした。
ありがとう、八丈島。
●お別れの時
宿に戻り、クーラーを効かせて荷物を片付ける。片付け終わったら昼寝。夕方まで使い放題の特権だ。起きたら、もう午後の日差しは西に傾き始めていた。そろそろ、帰るか。
宿の人にご挨拶を済ませようと食堂に降りる…が、誰もいない(笑)。
おいおい、このまま帰っちまうぞ…
しばらくしてようやく帰って来た賄い係のオバちゃんに喜朗との連絡を取ってもらい、宿代の精算。
「ン、帰るの?」
「ええ、お世話になりました」
「ンなら、乗って」
島のオヤジらしい無愛想にも慣れました(笑)。
シャイなだけです。
「…アジッコは釣れったンかい」
「ええ、神湊漁港で結構釣れましたよ」
「今ァ港でショゴ(カンパチの子供)もソーダもカカるよぉ~。フネなんか乗らんでも堤防で充分さァ」
「私なんか素人ですけど、それでも釣れましたもんね」
「…」
相変わらず話の膨らまないオヤジだw
車はほどなく八丈島空港の前に着いた。
「ン、お気を付けてな」
「お世話になりました!また来ます!」
「…ン」
それだけかよ!(笑)。
オンボロハイゼットが去って行く。オヤジ、愛想も商売のうちだぜw
でも、必要な時以外は常にほっとかれる感じが良かったかもしんない。
好きなときに、好きなようにさしてもらったからね(笑)。
シャルムハウス、お世話になりました。
島焼酎、島唐辛子を漬け込んだ島唐醤油、そしてムロクサヤを始めとする八丈島の特産品と、あとは職場で配る用のどうでもいいお土産(笑)を買い込んで、空港の展望デッキに出る。終始雲をかぶっていた三原山も、最後の最後ですっきりとした姿。羽田からの最終便が八丈島に到着し、大勢の帰省客を降ろして行く。今日は臨時便も飛ぶほどの盛況であった八丈空港。この週末には島の祭りを控え、お盆を故郷で過ごす島出身の人々が、八丈へ戻って来ているようだ。この便が折り返せば、羽田への最終便。混雑のため搭乗の案内が15分遅れたANA831便は、満員の乗客を乗せて八丈島空港を離陸するのでありました。
窓の外に、みるみる小さくなる大賀郷の集落。
夕日を浴びて銀波光る八重根の海原。
飛行機は八丈小島の上を旋回し、機首を北へ向ける。
右手に遠ざかって行く八丈富士の姿を見ながら、さよなら八丈。
私は帰ります。
島と言う隔絶された場所には、非日常が一杯詰まっている。
空と海と、雲と星と。山と大地と、人と魚と。
それぞれに、都会では味わえない「何か」を強く感じた4日間でありました。
羽田空港で、スーツを着た人間の多い事に驚く。
まあ、3~4日経てば、悲しいかなそれがごく当たり前に戻ってしまうのだろう。
日焼けした肌に食い込む荷物の重さが、余計重くなりそうな目の前の現実社会。旅の終わりはいつもこんなものだ(笑)。
それでも、八丈の4日間は、大いにリフレッシュ出来たいい旅でした。
だって、また行ってもいいかなと思ってますからね。
ふたたび、みたび、しまのたび。
まだまだ日本は面白い。
終わり。