(画像:お墓で七夕)
底土港の路地裏の光景。墓地にひるがえる七夕飾り。
こちらの七夕は旧暦なんでしょうかね。
八丈島では、七夕はお盆を迎えるお墓の飾りのようです。
●夕日もいいけど、朝日もね
前日は島焼酎で酔っ払い、旅の疲れもあってか何だか良く分からない時間に野垂れ死に的な寝方をしてしまった。起きたら朝4時。あ~あ、良く寝た。
洗面所に行って顔を洗い部屋の窓を開けると、ほの明るい空に大きな星はまだ輝いている。日の出の時間を携帯で調べ、ハイゼットのエンジンをこっそり掛けてそろーっと宿を出る。日の出を見るには東海岸側だから、底土の港へ朝日を見に行こう。
港に隣接する底土園地に到着。空はまさに夜明け前と言った頃合で、水平線から湧く雲は黄金色に輝き、高い雲は茜色に染まっている。色んな所で日の出を見るけれど、快晴よりも多少雲が浮かんでたほうがいいと思う。光を映す雲の造形と言うのが空にアクセントを加えてくれるから。
時計を見ると朝5時を5分程回ったところ。
水平線がキラッと輝いて、海と雲の向こうからのっそりと朝日が昇って来た。
今日も暑くなりそうだ。
●今日はどこ行こ
宿に戻ってモソモソと朝メシを食い、部屋に戻って一眠り。釣り道具を車に積み込み、二日目の島巡りに出発。今日は、どこ行こ。
昨日は島の南側を回ったから、今日は北側に行ってみっか。
●南原千畳岩海岸
まずは宿の前の道を八重根港で右折。島の北側を一周する道路に出て、まずは「南原千畳岩海岸」へ。ここは、八丈富士の噴火により流れ出た溶岩が海に落ちてそのまま台地状に固まった荒々しい海岸である。黒い台地の上から左には八丈小島、右には八丈富士を眺める景勝の地。おっと、カメラを覗きながら歩いてると足元つまづいてすっ転びそうになるなw
●永郷道路
島の西海岸側をさらに北上。大賀郷から島を北回りにグルッと回るこの道路を永郷(えいごう)道路と言う。沿道には集落らしい集落もない静かな道で、常に車窓左手に形の良い八丈小島を見ながらのドライブだ。島の北端がこの大越鼻灯台。青い海に埋もれそうなかわいらしい灯台です。
釣りやダイビングの有名スポットがこの西海岸側には多い。人の手の入っていない自然のまま磯や岩礁に、ナズマド、クニノミチ、アカサリ、ヨノモウ、イデサリ、オオカタと呪文のような地名が付けられている。漁師の隠語のようなものなのだろうか。
千畳岩から島の北部を回って三根まで一時間程度。北部は南部よりも見所に欠ける印象を受けました。磯釣りやダイバーにはいい場所なんだろうけどね。
●海でも行ってみっか
午前10時を回り、いよいよ日は高く太陽は燦燦と輝く。宿を出る際に、宿の冷凍庫で作っておいた凍らせたペットボトルを喜朗のドデカクーラーボックスに入れ、助手席の下に仕込んでおいたのに救われる。それにしてもハイゼットの車内は結構限界に近い暑さなので、海でも入ってみっかなあ。
そうと決まれば行ってみたかったトコがあるのだ。三根から大賀郷を通過し、大坂道路方面へ。途中で大賀郷の大里と言う集落でペットボトル補充。この地区には玉石垣で囲まれた家屋が目立つ。なんとも南国らしい風景だ。コロコロとした玉石は、台風によって角が削られた石をこの集落の前にある横間(よこま)海岸で採取されたものらしい。きっちりとした六角形の積み方だね。
昼の大坂道路を越えて、坂上地区へ向かう。
逢坂橋の上から今日の一枚。
☆大坂道路・逢坂橋からの展望
●藍ヶ江(あいがえ)港
車は樫立の集落を抜けて中之郷へ。中之郷の集落は、高台にある島の環状道路から三原川沿いに下流へ、段々畑のように海に向かって続いている。中之郷の出張所の交差点を右折し、集落をどんどん海に向かって降りて行く。この三原川沿いに裏見ヶ滝(うらみがたき)や裏見ヶ滝温泉、中之郷温泉などの立ち寄り温泉がある。後で行ってみる事にしよう。
この道を降り切った場所にあるのが中之郷漁港、通称藍ヶ江(あいがえ)漁港である。海の色が藍を流したように深い青色をしていることから付けられた名前だそうだが、作家の椎名誠がよく氏のエッセイ(「怪しい探検隊」シリーズですね)でこの「藍ヶ江の海の美しさ」を語っていた事を何となく覚えていたのだ。
崖の途中から、藍ヶ江の港が見えて来た。
防波堤に囲まれた漁港から、大海原に続くその色は水平線まではるかの群青。
確かに、藍ヶ江だ!
う~ん、なんつーか、海の色が空に映って、空の色が海に映っているようだ。空と海が混じった色が、藍ヶ江の港の色。遠くにうっすら青ヶ島が見える。防波堤に囲まれ掘り抜かれているので、漁港は波も穏やかな海水浴場になっており、今日はここでウン年ぶりかの海水浴をする事にしよう。このためにダイソーで100円の水中メガネも買ってきたしなw
漁港の片隅に車を止めて、レッツスイム。
続く。
底土港の路地裏の光景。墓地にひるがえる七夕飾り。
こちらの七夕は旧暦なんでしょうかね。
八丈島では、七夕はお盆を迎えるお墓の飾りのようです。
●夕日もいいけど、朝日もね
前日は島焼酎で酔っ払い、旅の疲れもあってか何だか良く分からない時間に野垂れ死に的な寝方をしてしまった。起きたら朝4時。あ~あ、良く寝た。
洗面所に行って顔を洗い部屋の窓を開けると、ほの明るい空に大きな星はまだ輝いている。日の出の時間を携帯で調べ、ハイゼットのエンジンをこっそり掛けてそろーっと宿を出る。日の出を見るには東海岸側だから、底土の港へ朝日を見に行こう。
港に隣接する底土園地に到着。空はまさに夜明け前と言った頃合で、水平線から湧く雲は黄金色に輝き、高い雲は茜色に染まっている。色んな所で日の出を見るけれど、快晴よりも多少雲が浮かんでたほうがいいと思う。光を映す雲の造形と言うのが空にアクセントを加えてくれるから。
時計を見ると朝5時を5分程回ったところ。
水平線がキラッと輝いて、海と雲の向こうからのっそりと朝日が昇って来た。
今日も暑くなりそうだ。
●今日はどこ行こ
宿に戻ってモソモソと朝メシを食い、部屋に戻って一眠り。釣り道具を車に積み込み、二日目の島巡りに出発。今日は、どこ行こ。
昨日は島の南側を回ったから、今日は北側に行ってみっか。
●南原千畳岩海岸
まずは宿の前の道を八重根港で右折。島の北側を一周する道路に出て、まずは「南原千畳岩海岸」へ。ここは、八丈富士の噴火により流れ出た溶岩が海に落ちてそのまま台地状に固まった荒々しい海岸である。黒い台地の上から左には八丈小島、右には八丈富士を眺める景勝の地。おっと、カメラを覗きながら歩いてると足元つまづいてすっ転びそうになるなw
●永郷道路
島の西海岸側をさらに北上。大賀郷から島を北回りにグルッと回るこの道路を永郷(えいごう)道路と言う。沿道には集落らしい集落もない静かな道で、常に車窓左手に形の良い八丈小島を見ながらのドライブだ。島の北端がこの大越鼻灯台。青い海に埋もれそうなかわいらしい灯台です。
釣りやダイビングの有名スポットがこの西海岸側には多い。人の手の入っていない自然のまま磯や岩礁に、ナズマド、クニノミチ、アカサリ、ヨノモウ、イデサリ、オオカタと呪文のような地名が付けられている。漁師の隠語のようなものなのだろうか。
千畳岩から島の北部を回って三根まで一時間程度。北部は南部よりも見所に欠ける印象を受けました。磯釣りやダイバーにはいい場所なんだろうけどね。
●海でも行ってみっか
午前10時を回り、いよいよ日は高く太陽は燦燦と輝く。宿を出る際に、宿の冷凍庫で作っておいた凍らせたペットボトルを喜朗のドデカクーラーボックスに入れ、助手席の下に仕込んでおいたのに救われる。それにしてもハイゼットの車内は結構限界に近い暑さなので、海でも入ってみっかなあ。
そうと決まれば行ってみたかったトコがあるのだ。三根から大賀郷を通過し、大坂道路方面へ。途中で大賀郷の大里と言う集落でペットボトル補充。この地区には玉石垣で囲まれた家屋が目立つ。なんとも南国らしい風景だ。コロコロとした玉石は、台風によって角が削られた石をこの集落の前にある横間(よこま)海岸で採取されたものらしい。きっちりとした六角形の積み方だね。
昼の大坂道路を越えて、坂上地区へ向かう。
逢坂橋の上から今日の一枚。
☆大坂道路・逢坂橋からの展望
●藍ヶ江(あいがえ)港
車は樫立の集落を抜けて中之郷へ。中之郷の集落は、高台にある島の環状道路から三原川沿いに下流へ、段々畑のように海に向かって続いている。中之郷の出張所の交差点を右折し、集落をどんどん海に向かって降りて行く。この三原川沿いに裏見ヶ滝(うらみがたき)や裏見ヶ滝温泉、中之郷温泉などの立ち寄り温泉がある。後で行ってみる事にしよう。
この道を降り切った場所にあるのが中之郷漁港、通称藍ヶ江(あいがえ)漁港である。海の色が藍を流したように深い青色をしていることから付けられた名前だそうだが、作家の椎名誠がよく氏のエッセイ(「怪しい探検隊」シリーズですね)でこの「藍ヶ江の海の美しさ」を語っていた事を何となく覚えていたのだ。
崖の途中から、藍ヶ江の港が見えて来た。
防波堤に囲まれた漁港から、大海原に続くその色は水平線まではるかの群青。
確かに、藍ヶ江だ!
う~ん、なんつーか、海の色が空に映って、空の色が海に映っているようだ。空と海が混じった色が、藍ヶ江の港の色。遠くにうっすら青ヶ島が見える。防波堤に囲まれ掘り抜かれているので、漁港は波も穏やかな海水浴場になっており、今日はここでウン年ぶりかの海水浴をする事にしよう。このためにダイソーで100円の水中メガネも買ってきたしなw
漁港の片隅に車を止めて、レッツスイム。
続く。