青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

面倒なもの

2009年12月05日 08時04分13秒 | 日常

(北陸夜行急行・能登@高崎駅)

今年の3月で廃止になった寝台特急「富士・はやぶさ」に引き続き、東京~北陸方面のアクセスを担った夜行急行・「能登」も来年の春のダイヤ改正を前に消滅してしまうとの噂が。…この手の噂で噂で終わったためしがないのでホントなんでしょうね。首都圏に乗り込んでくる唯一の夜行急行、ボンネット型車両489系が運用に入る最後の列車でもあります。東京~北陸方面は北陸新幹線の開通までとりあえず現行体制でキープされると思っていたので、能登の廃止はちと早い。
また、同じルートで運用されている寝台特急「北陸」も定期運用から外れてしまうとの話。「北陸」は寝台特急の中では現在でもかなり利用率の良い列車であると言う認識だったので、いわゆる利用者云々ではなくよーするに「夜行列車を動かすのはめんどくさい」と言うのが現状のJR各社の認識なんでしょうね。

1.電気機関車を使用した列車=機関士の確保が面倒
2.夜間の運行=乗務員と到着駅の夜間人員確保が面倒
3.出発前後の寝台の整備=人を割かなくてはならず面倒
4.現有車両は寿命が近い=代替車両を作るのは面倒
5.整備新幹線による地方在来線の3セク化=3セクへの路線使用料の支払いが面倒

とまあ簡単に思い付くだけでもこれだけ、「夜行列車が面倒な理由」があります。
たぶん、今後10年で「夜行列車」と言うのはきれいさっぱりなくなってしまうでしょう。
「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」みたいな例外を除いてね。

私は「能登」も「北陸」も乗った事があるのですが、どちらも金沢競馬場に行くために使いました(笑)。
ま~だそん時は「能登」は碓氷峠回りだった記憶があるなあ。
大学1年の時、GWに某先輩氏と上野から能登の自由席に乗り込んで、運良く座れたんだけど直江津の手前の高田くらいまで通路に立ち客がいてよく眠れなかった事を覚えている。朝に金沢に着いて、ぼーっと兼六園を回って駅裏のヘンピな場所にあるバス停から金沢競馬に行ったなあ。「北陸ワイド周遊券」ってのを買うと「目的地までの往復に急行の自由席ならタダで使ってもいい」と言う特典があったのでね。

で、「能登かわいいよ能登」ってどういう意味?w

コメント
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