青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

びわこ・湖都古都電車旅

2015年05月04日 16時16分36秒 | 京阪電鉄

(「湖都古都・おおつ1Dayきっぷ」@京阪石山駅)

恒例のおヒマを貰って日帰り遠征@GWの巻。「今年のGWはここだよっ!(CV:戸田恵子)」と声が聞こえて来そうな「湖都古都・おおつ1Dayきっぷ」で、京阪電車の大津線(京津線・石山坂本線)に乗って来ました。一日600円で乗り放題と言う極めてコスパの高いフリーきっぷですが、関東近辺の私鉄電車もだいたい乗っちゃったもんで、日帰りで行く場所も遠くなって来たな(笑)。


さすがにドライブ好きとは言えクルマ日帰りで大津まで行って帰って来ると言うのはツライので新幹線を使う事になるのだが、ふと調べてみたら新横浜から京都までフツーに往復すると片道13,000円くらいかかる事が判明。どうすれば安く行けるのかと言う事を念頭に色々考えたのだが、結論としては夜中にクルマで家を出て、静岡から新幹線に乗る事にした。これなら片道9,000円くらいで済む。もちろん東名使っては意味ないので静岡までは下道だが、意外に家からは2時間半くらい。ちなみに静岡駅近辺は一日駐車場の相場が高いので、クルマは清水駅の駅近(500円)にブチ込んで電車移動しましたけど。

  

そんな極めて慎ましやかな(笑)旅のお供はこだま693号新大阪行き。ちなみにこの列車は静岡始発なので16両フル編成はGWにこれでもかと言うくらいの見事なガラガラぶりでしたが、まあ当然と言えば当然か…。これが新横浜からだと朝の下りなんかに空きがあろうはずもなく、乗るのならのぞみ自由の争奪戦になったはずなので狙い通りとも言える。

  

夏も近づく八十八夜。牧之原の茶畑なんぞを眺めながら早朝の東海道を駆け抜け、約1時間半で米原到着。ここからは新快速に乗り換え。ホントなら大津に行くなら京都まで新幹線に乗って2駅戻る方が早いのだが、そこは慎ましやかな旅なので(笑)。静岡からだと新幹線特急料金が米原まで3,340円、京都までは4,100円。この差はでかい。

  

米原からは網干行きの新快速で1時間、とりあえず石山坂本線の接続駅である石山までやって来ました。ここでフリーきっぷを購入します。京阪石山駅は以前は駅前広場を挟んで反対側にあったそうなのだが、現在はJRとくっついて橋上化されております。島式1面2線のホームは非常に狭く、部活に出かける高校生がバッグなんかを置いてたむろしちゃってたんで狭さに拍車が。

 

京阪石山から乗車した電車は石山坂本線坂本行き。大津市街の路地裏をキイキイとカーブしながら走り、まずは京津線・石山坂本線の接続駅である浜大津駅へ。浜大津は京阪電車の琵琶湖への一大ターミナルですが、ここもホームは1面2線とさほど大きくはありませんな。浜大津駅に到着した石山坂本線の700形は、「大津市社会福祉協議会」のラッピング。

 

駅に接する2階デッキからまずは浜大津の駅前を。まずここに来てみたのは、浜大津駅前の交差点を見てみたかったから。国道161号(西近江路)と滋賀県道47号伊香立浜大津線が交わる「浜大津駅前」の交差点は、南(R161)から京津線、そして東西(r47)から石山坂本線がそれぞれ道路上をやって来る併用軌道同士の交差点でもあります。

ちなみに今回の日帰り旅に京阪の大津線を選んだのは、ある意味ココを見るのが最大の目的だったと言っても差支えない(笑)。思えばよく行く江ノ電でも、一番写真を撮ってるのは江の島~腰越間の併用軌道区間(電車通り)だったりする訳だが、自分の潜在的な意識の中に「併用軌道好き」ってのがあるのかもしれないな。テツにキョーミない人にはマニアック過ぎるジャンルなのかもしれないが、ともあれまずはここに腰を落ち着けて、行き交う電車を眺めてみる事に致しましょう。
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