青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

さよならだけが人生だ。

2025年01月25日 13時00分00秒 | 弘南鉄道

 (雪を蹴立てて・・・@鯖石~石川プール前間)

大鰐線の東急7000系。大鰐線は、弘南線と違ってちゃんと原形顔の東急がやってくるのがいいところ。ちなみにこの写真を撮影したのは2019年(平成31年)の冬のことなので、もう6年も前の話になる。私が初めて弘南電車にお邪魔したこの冬はまだコロナの前だったから、厳しいと言っても今ほどではなかったんですよねえ。この時間の流れの中で、やっぱりコロナによって失われた3年間というのは地方の鉄道事業者には大きな痛手でしたよね。2019年から現在までに変わったところといえば、弘南線では朝の学生向けの4連が廃止、コロナ禍と従業員不足からの日中30分→1時間ヘッドの大幅拡大があって、大鰐線では初電の繰り下げ、朝夕の本数の削減、そして2024年秋の正式廃止表明ですからね。変わるにしても変わり過ぎだろうと。今調べたら弘南線が2019年当時の29往復→23往復(▲6往復12本)、大鰐線が20→17往復(▲3往復6本)だから弘南線がだいぶ減ってますよね。弘南鉄道、かつては津軽地域の交通のベースというか、域内輸送の要みたいなとこありましたけど、人口減少には勝てん。まあね。もう何を言っても詮無きことですから。弘前の街、という意味でも、バスターミナルに併設されてたイトーヨーカドーが退店して(ロピアになったらしい)、土手町の中三弘前店は倒産してますからね。そして津軽と言えばもう一つの楽しみである温泉めぐりなんかでも、お気に入りの温泉がいくつもいくつも休廃業していて・・・新しいものに入れ替わればまだそれは新陳代謝なんだけど、湯ノ沢三湯も新屋もさんないも失われてそのままですからね(たらポッキは頑張ってくれよホント)。百沢温泉みたいに新しい人が入って再興に向けて頑張る温泉もあるけど、そういうのはなかなかないからさ。せめて虹のマートとか鯖石のドライブインとか青柳会館とか、そういうのくらいは生き残っておくれよと思うしかない。

さよならだけが人生だが、そうでもないってことを探しに、行って参ります。


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