(年に一度の大公開@JR東海浜松工場)
えー、週末の二日間は私の母親のプロデュースによる「かわいい孫と旅がしたい」ツアーでありました(笑)。土曜日は年イチのJR東海浜松工場「新幹線なるほど発見デー」、日曜日はJR西日本が京都梅小路に開館した「京都鉄道博物館」を見学するという夢のような日程でありましたが、これがJTBのパックツアーで成立してしまうというところに昨今の鉄道ブームを見る思いが。三食アゴアシ土産付き、なおかつ自分じゃカネ払って泊まる事なんてないだろうなあというレベルのホテルにも泊まれましたし、親子孫の三代で夏の良い思い出が作れたのではないかと。
正直鉄道としての新幹線…特に東海道新幹線にそこまで興味がない(だって車両って言っても700系かN700系しかないわけだし!)私でしたが、まあ行ってみりゃそこそこ楽しめるもんで。スカートとか、防音カバーの中とか、外された台車とか見た事ありませんでしたしね。あと、そもそもこういうメカニックな作業場所と言うもの自体が好きなのもあるのかもしれませんけど。
二日目の鉄道博物館は、パックツアーと言う事で通常開館1時間前にアーリーチェックインでの貸し切り見学が許されるというプレミアムがありました。展示フロアに鎮座する500系新幹線、ゴッパーサンに489をこんなアングルで人間入れずに撮れるかと言ったら土日はまず無理ゲーなので、この1時間は子供の世話を親に頼んでオトーサンはガチ勢に変身してしまいました(笑)。
大宮のテッパクも展示車両多いと思うけど、ここは元々あった梅小路蒸気機関車館にさらに展示物がプラスされているもんだから、まあ許された見学時間の3時間では正直見ても見ても見切れない。当たり前だけど西日本で活躍した車両が多いと言うのも興味をそそる。優美なヨーロピアンスタイルのDD54、その姿とは裏腹に複雑な装置を持ち故障が頻発、失格の烙印を押されてしまった悲劇の機関車。DD54と言えば、私の子供の頃の記憶では播但線で客車列車を牽引していた機関車と言う印象が強いのですが、その頃は本線運用から外れた不遇の晩年だったのでしょうか。
京都鉄道博物館の前には高架となり電化された山陰本線が走っていますが、かつての山陰本線と言えば京都から幡生までの日本一の長さの非電化本線でした。寝台特急出雲と言えば揺るぎなき山陰本線のエース列車でしたが、ここ京都の鉄道博物館に保存されている33号機はその出雲の先頭に立っていた栄光の機関車。すっかり様変わりした丹波口の風景を見ながら、里帰りした栄光のカマはピカピカに保存されています。