(春の芝桜臨@東吾野駅)
神奈川県民である私にとっては、西武鉄道の路線というものはそう縁があるものではありません。西武を使うシチュエーションと言えば、専ら国分寺から電車(多摩湖線)に乗って西武球場へ行く時がほとんどでしたが、オトナになってからは、秩父観光やらなんやらで西武秩父線を使う事が多くなりましたね。まあ観光っていうよりも、秩父にデキ撮りに行くための交通手段として使うことが多かったかもしれん。という訳で、ここでは少し前の西武4000系の姿をプレイバックしてみます。芝桜の多客対応で4+4の8連の普通列車がホームギリギリに停車します。どっかの交換待ちで撮影したと思うんだけど、東吾野かな?昔は方向幕にアルファベットは入っていなかったんですね。
SL芝桜号を撮影しに行った際の三峰口での一コマ。三峰口乗り入れ車は、午後の返しまで側線で留置されていましたね。秩父鉄道も、まだ国鉄101系上がりの1000系が主力だった時代。たった10年ちょっと前でしかないんですけど、現在の東急車天国とは隔世の感があります。この頃は、パレオの客車もまだ深緑でしたね。
大雪の降った次の日、まだ夜も明けやらない横瀬付近を走る4000系。後方には秩父のシンボル・武甲山がどっかりと聳え立つ。芦ヶ久保から滝の枕を降りて来て、生川の谷を高架橋で渡ったあたりだったと思う。どうしても秩父のデキは両パンの時期(冬季)に撮影に行く事が多いので、いきおい4000系の画像は冬時期のものが多いような気がする。
芦ヶ久保の駅で撮影した快速急行長瀞・三峰口行き。池袋から秩父方面の土休日の行楽列車としてお馴染みでありました。ちなみにこの秩鉄乗り入れの快速急行は、先日の2020年3月改正を最後に運行を終了しております。この快速急行は朝早く武蔵丘の検車区から回送で池袋まで送り込んで運用していたので、面倒くさいっちゃ面倒くさい列車ではあったんですよねえ。3月改正で秩父線系統の特急は全車「Laview(ラビュー)」に切り替わってしまったので、「秩父行きたい人は新しい特急乗ってくださいよ」という事なのだろう。また、土休日に2往復だけとはいえ2ドア車を池袋口に入れるとなると、中長期的にはホームドアの設置計画に影響してしまうとかもあったのかも。
現在の秩鉄乗り入れ列車は、行路を短縮した上で飯能発の各駅停車に置き換えられていますが、こんな活躍の場の狭まり方も「リバティ」の導入により浅草乗り入れが打ち切られた東武6050系と似てるんですよねえ。どちらも落成から30年を経て、私鉄急行型にも曲がり角が来ている事実をヒシヒシと感じてしまうのであります。