青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

吹雪の中で捕まえて。

2025年03月14日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(雪の雷鳥、羽搏く@浦山~栃屋間)

鉛の空はその色を増し、海の方からは大きな雷鳴が鳴り響く黒部平野。大粒の雪の礫が容赦なく体に叩き付けて、雪濡れしないようにカメラを守るのが精いっぱい。1月の津軽は雪はあったけど結構暖かかったことを思うと、津軽の仇を黒部で討たれているような思い。正直、この視界でもあるし、接近音は雪に吸われてしまうし、ということで安全のため踏切の近くに陣取った。線路際に除雪で出来た雪山に雪踏みをして足場を付けて、何とか撮影を試みようとカメラを構える。通過時刻を過ぎてもやって来ぬ列車、コートの中に隠したカメラは割と外気との気温差でレンズが曇ってしまうことが多いので、暴風雪の中でもしっかりとレンズを拭いて待ち構える。雪にAFが引っ張られるのが嫌なので、ここは丁寧に置きピンをしてAFを切った。手持ちなんですけどね。

仕込みは入念、踏切の鐘が鳴る。
雷鳴轟く爆雪突いて、雷鳥カラーがファインダーの中へ。
吹雪に踊る雷鳥を、我捕獲ニ成功セリ。

コメント
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