青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

リバイバルには目がなくて

2013年01月27日 20時16分00秒 | 京浜急行

(エア急15D運用@上大岡駅)

先週の木曜日から走り始めたらしい京急2000形リバイバル塗装。デビュー30周年を記念しての事らしいのですが、「リバイバル」ってーのはこの業界の最近のトレンドの一つと申しましょうか…ちょっと昔の色に塗り直しゃあホイホイとヲタが寄って来るだろ的な見立ては各鉄道会社にあるだろうな、と言う気はしないでもない(笑)。んで、登場から初めての土日。そんな見立てにホイホイと乗っかった一家族が京急に乗りに行ってるんだから何をかいわんや、と言う訳でして…適当に沿線をウロウロしていたら六浦で羽田に向けて走って行ったところを見かけたので、適当に時刻に当たりを付けて上大岡で捕捉してみました。

 

とりあえず八景まで乗ってみて、改めてもうワンカット。
この京急の2000形、昭和57年に登場した特急車でして、当初は2ドア・固定クロスシートでしたっけね。今はその座を2100・1000・600あたりに譲り渡し、車体の真ん中にはドアを付けられて3扉化されてしまいました。座席もロングシートに変えられて、主にエアポート急行(羽田空港~新逗子)が主戦場となりましたが、側面に太白帯を巻くと往年の優等バリバリな「あの頃」が蘇って来るような気がするから不思議なものです。ダイヤモンドカットじゃないけど、微妙に傾斜が付いた正面の一枚窓が冬の光を浴びてキラッキラに輝いております。腰の位置に置かれた箱型の前照灯は当時の流行と申しましょうか…同じ年にデビューしたのが小田急の8000なんだけど、「それまでの車両のデザインとは一線を画す」と言う意気込みでこんなデザインを採用した会社が多かったですね。細かい事を言えば、サイドの太白帯の隅がちゃんと前面ガラスと同じように傾斜しているトコに注目だよ!(ヲタ的視点)。今の細白帯の塗装にも見慣れちゃったけど、やっぱ正面の顔にインパクトあるから、サイドの白帯が太いほうが軽快な感じで似合ってますよ。


塗り替えられた2011編成は8連の固定ですから、基本的には新逗子~羽田のエア急で行ったり来たりするのが運用のベースみたいですね。新逗子まで乗る予定だったんだけど、八景で返して来るシーンを待ってみる。駅前のパン屋でパンを買って、家族でパン食いながらブンパチ界隈をブラブラしていると、あっという間に返しのエア急で羽田に向かって飛んで行きました。

 

この文庫~八景間は頻繁に走り回る赤い電車といい、文庫検車区といい、旧東急車両の工場といい、30分もいれば飽きるほど電車が見られます。線路の横の公園には、我々のような家族連れもチラホラ。抜けるような冬の青空の下、ブルスカの600形が大川を渡って文庫の駅へ滑り込んで行く姿が、青空と川面に映っていい感じだねえ。息子は京急の中でもブルスカが好きなんで、ブルー行った!!行った!!と叫びながら興奮しとりまんがな。


リバイバル塗装として走り始めて最初の土日ですから、沿線にはそれなりのファンがカメラを向けてましたが、上大岡とか八景でいかにもフツーのおばちゃんまで携帯のカメラを向けているのはビックリ(笑)。単純に、マニアがカメラを向けているための好奇心からなのか、ホントにお好きな方なのかは分かりませんでしたけど…

エア急として走る羽田空港~新逗子間にはそんなにパッとした撮影地が思いつかなかったんで、最後は黄金町で。
個人的には久里浜線方面の運用に入ってくれないかなあと…
大仏俯瞰で東京湾バックにサイドの白帯をバシッと一枚、撮ってみたいものです。
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