通勤で使う最寄り駅にも、毎日毎朝誰かしらが辻立ちに精を出している。
私の在住する地区…まあ神奈川県の某選挙区ですが、ここは「自由民主党の現職大臣」がいると言うある意味鉄板選挙区でございまして、当落と言う意味では全く面白みはございません。まあそんな鉄板候補者も急行の止まらない田舎駅である私の最寄り駅前で辻立ちをしているのを見掛けましてね。自分が票を差し上げなくても絶対当選する人だとは思うのですが、陣営にはそれなりの危機感はあるようで。
んで、今回の衆院選は「政権選択」と言うのがテーマになっておる訳です。
なんか世の中すっかりヨヤトーギャクテンみたいな雰囲気になってるのもおっかないかなあなんて思っている訳ですが。
個々の政党の政策はさて置いて、今回意外にドラスティックな与野党逆転は起こらないのではないかな、と言う感じがしている。
それもこれも、解散から40日と言う投票日までの長さである。
解散からワッと選挙になだれ込まれては、イメージに流されて「政権交代」の道を選ぶ人が多かったかもしれない。
しかし意外に長いこの40日の中で、個々の人間はそれなりに冷静な判断を下す材料を持って投票判断をする訳で。
下馬評では与党苦戦と言う話、そりゃそうなのかもしれないけれど、かと言ってよくよく考えてみればそれ民主党だッ!と手綱を預けるにはちーと心もとなくねえかあ?と半信半疑。そんな気を起こさせるには、40日間と言う日にちは必要十分かな、と。
与党=まあ自民党ですけど、解散権を保持して選挙戦を戦うに、世論の「浮かれ」な部分を落ち着かせるためのこの微妙な冷却期間。戦術としては実に上手いと思う。