青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

6回目の3.11

2017年03月11日 07時00分00秒 | 日常

(福島放送HPより)

本日で東日本大震災から6年目、もう6年かと言う感じもするし、結構前の話になってしまったような気もするし。こうして書き連ねる事で、かえって記念日としての「3.11」をアニバーサリー的に消費するだけになってしまったのかという慙愧の念もあったりするんですけどね。ただ、直接の被害を受けた人間でなくとも、平成の世に生きた日本人の心に大きな爪痕と言うか引っ掛かりを作った出来事であることは間違いないと思います。

震災直後の約1か月間、鉄道網が断たれた被災地へ向け、日本海側を大迂回したJR貨物の緊急燃料輸送。今日の朝10時半から、福島ではこんな番組を放送するそうです。昨年の9月に同局の開局35周年番組として放送されたものらしいですが、つい先日までこんな良質な番組があった事を知りませんでしたよ。正直福島ローカルにしとくのは勿体ない。先日DD51を撮影して来た一人の鉄道貨物ファンとしてはぜひ全国で放送してやってくれんかなあ、と思う番組ですね。まあ今の世の中色々と見る手段はあるので少しでも気になった人はぜひ見て欲しいです。不覚にも、年を取ると涙腺が緩むことを実感させられてしまいました。


緊急燃料輸送に参加したDD51852号機。当時は門司機関区所属でしたが、愛知に移ってからの姿を四日市の駅で撮影しています。
今はもう鬼籍に入ってしまったカマですが、その功績はファンの間で永遠に語り継がれる事でしょう。
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個人的リベンジ

2017年03月10日 18時00分00秒 | 中央西線

(冬木立の中を@藪原~宮ノ越間)

6883レの追っ掛けを終え、今度は6883レと洗馬で交換してくる3084レに被写体をチェンジ。この3084レは南松本を10時半ごろ出発し、日の高い時間に運転停車を絡めながらゆっくりと木曽路を下り、15時に稲沢へ到着するという非常に撮り鉄向きのありがたい列車。しかも北東から南西方向に進む列車なので光線も順光にしやすいのもありがたく、なおかつ基本的には通年で土曜運転が行われるという三拍子揃ったありがたさのある列車であります。


(中央西線3084レ EF641020+EF641024+タキ14B 藪原~宮ノ越間)

藪原から宮ノ越の間、向吉田の集落で撮影。何だろ、カメラ二つ並べてみた割には特に何がある訳でもない画像を量産してしまったので、iPhoneで撮影した動画とかのリンクを貼っておきます。iPhoneを鉄ちゃんバーに括りつけて撮っただけなんですが、左下にカメラが見切れてしまっているのはご愛敬。マイクが思いっ切り風切り音を拾ってしまってます…確かに北風の強い日でした。

ソバ作りを止めてしまったソバ畑が広がるこの辺りは、昨年の11月にやはり6883レを撮ろうとして奇跡的に特急しなのにブッかぶられた場所です(笑)。冬木立の山裾を走る何の変哲もないアングルですが、個人的にはリベンジ達成と言う事にしておいていただければありがたいところですw
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羊腸の道を急ぐ

2017年03月09日 18時00分00秒 | 中央西線

(キソヒラチャレンジ!@木曽平沢~贄川間)

藪原の俯瞰から6883レを改めて奈良井の停車で追い越し、最後は木曽平沢のセブンイレブン先のSカーブで。ここは国道を挟んで撮影をするのが前提な上に、上には電線があって逃げられずカツカツな構図で切り取らなくてはならない難儀なアングル。もちろん手持ち。前回の11月にこれをやろうとして断念したという苦い過去アリ(笑)。まず国道を大型車(観光バスやトラック)が走って来たら構図にかかって終了と言う非常にリスキーなアングルですが、今回のオレは6883レは武並から追い掛けての3発目なので失敗しても心に余裕があるのが違うんだぜ(笑)。

脚立の上から、何とか前を走る国道の車たちを構図の中から上手く切り落としてのショット。先達さんが撮影したものと比較すると、線路脇の樹木が伸びているのと、柵が出来た分少しゴチャついたアングルになっているのかもしれない。それでも、南松本に向けてラストスパートするロクヨンが羊腸の道を急ぐ姿は絵になります。
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春まだ浅き信濃路へ

2017年03月08日 18時00分00秒 | 中央西線

(鳥居峠冬物語@藪原~奈良井間)

伊奈川で見送った6883レを須原の停車で追い抜いて、鳥居峠の俯瞰ポイントまでやって来ました。最初は藪原の手前の奈良井川の鉄橋でやろうと思ったんだけど、物凄い装備のガチすぎるオッサン鉄が陣を張っていたので敬遠(笑)。ヘタレのへなちょこ装備でここも定番の鳥居峠手前の高架橋俯瞰にやって来ました。西線と寄り添って来た木曽川とはここ鳥居峠でお別れ、峠のトンネルを抜けた先は天竜川の水系に変わります。藪原の集落を後に、6883レが山裾のカーブをゆっくり回って来ました。


(中央西線6883レ EF641047+EF641022+タキ14B 藪原~奈良井間)

広角サイドで。この辺り、晩秋は山の落葉松がオレンジに染まってことに綺麗なポイントだそうです。今は山も静かに眠りの時。まだ枯れた山肌を白い雪が染めていて、春の足音はまだまだ遠い感じ。さすがに標高900m程度ともなると、谷から吹き上げて来る風も冷たいですねえ…

山の向こうに信濃路を見据え、最後の登坂に奮闘するロクヨンの姿を、木曽の山々が見送ります。
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木曽駒の 山並みを背に 名コンビ

2017年03月07日 18時00分00秒 | 中央西線

(青い山脈@伊奈川橋梁西詰)

武並カーブで1発目を仕留めた後、6883レは恵那で30分程度の運転停車がありますので中央道を使って先行致します。とりあえず上りも下りも撮影出来る定番撮影地の伊奈川へ来てみたのだが、周囲を見ると朝の光に木曽の山々が映えて実に美しい。と言う訳でここでは方針を変更して上り貨物の3088レを撮影する事にしました。伊奈川橋梁西詰のお立ち台は旧線の橋台の上によじ登るような形で若干足場が悪いのですが、三脚をかついで座を構えます。足場も良くキャパも広い東側のお立ち台が順光サイドで盛況でしたが、まあ順光の6883レはさっき撮ったからね。


まずは望遠サイドで3088レを撮るべくお立ち台で通過を待っていたのでありますが…おお、登場したのは愛知機関区唯一の国鉄原色1019+ヒロコーこと広島更新色の1046のコンビではありませんか。機関区のファンサービスなのか、1月下旬ごろから長いことペアを組んでいるこのコンビ。どの便に入るか知らなかったけど、ここで撮影出来て良かったよ。3088レは塩尻から稲沢まで運転停車もほとんどせずに走り切ってしまう列車なので、あまり追っかけは効かないからなあ。


(中央西線3088レ EF641019+EF641049+タキ11B 須原~大桑間)

広角サイドは山を入れ入れで。山も入れたい編成も入れたいであまり引き算になっていない構図になってしまったのだが、雪化粧をした木曽駒の山並みが青空を切るように連なっている風景は美しいですねえ…3088レは稲沢に昼前に着いた後、午後の5875レで南松本に向けて戻って行くので午後の撮影も楽しみになりました。この先の野尻で交換する6883レは橋の下で見るだけになりましたが、改めて追っ掛けを開始することにしましょう。
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