tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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2009真田祭り&人形めぐり、好評裡に閉幕!

2009年05月06日 | 九度山町
九度山町(和歌山県伊都郡)で開催された第1回「町家の人形めぐり」(09.4/1~5/5)と「2009真田(さなだ)祭り」(5/4~5)が昨日、好評のうちに閉幕した。「人形めぐり」の展示には、最終的に町内の62軒が協力されたというから、立派なものである。
※参考:もてなしの街・紀州九度山で人形めぐりと真田祭り(インターネット新聞「JanJan」)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php


九度山町慈尊院にある山の上からの眺め(5/4撮影)
人形めぐりは、向かって右上の商店街で開かれた。左は紀ノ川

「真田祭り」は、5/5の午後は小雨に見舞われたたものの、人形めぐりのPRが行き届いていたので、見物客は例年より大きく増加した。200台収容の駐車場(九度山町入郷)は、5/4は9割以上が埋まり、5/5は早くも正午前に満車となった。私は5/3~5/5まで帰省してきたので、その模様を紹介したい。


紙遊苑(しゆうえん・九度山町慈尊院)の企画展
真田十勇士にちなむ凧などを展示していた(5/5撮影)

真田祭りのことは、ラジオのWBS和歌山放送がネットニュース(5/1付)で詳しく報じていた。《九度山町の「真田祭」が今年も5月4日・5日の2日間行われます》。
http://wbs-news.net/article/28808758.html


ふれあい広場で行われた「リスボン上田のジャグリング・パフォーマンス」(5/5)

《「真田祭」は、戦国の名将・真田幸村(さなだ・ゆきむら)親子をしのんで、毎年5月に行われ、500人(注 09年は300人)もの武者行列が町内を練り歩く盛大なお祭りです》。


ふれあい広場の仮設店舗では、柿を使ったドレッシングやレトルトカレー(柿カレー)を売っていた(5/4)

《初日の4日(祝・月)は、キャラクターショーや抽選会、由良町出身のシンガーソングライター藪下将人(やぶした・まさと)さんのミニライブなどがあります。2日目の5日(祝・火)は、メインの武者行列が行われ、九度山町入郷(にゅうごう)の町民総合運動場から真田親子の屋敷跡「真田庵(さなだあん)」までを練り歩きます》。


約20年前から続くこいのぼり丹生川渡し。ヨソにもあるが、ここが本邦初だ(5/4)

《会場近くの丹生川(にうがわ)で、丹生川と紀の川の合流地点に渡したおよそ120匹のこいのぼりが春風になびいて泳ぐ「こいのぼり丹生川渡し」も10日まで行われています。


真田幸村の鎧兜を模した武者人形。ご主人が幸村ファンだそうな(5/5)



《今年から始まった町内の家に眠るひな人形やよろい、かぶとなどを商店や空き店舗などに展示した「町家の人形めぐり」にも多くの人が訪れています。この催しは、「九度山町民クラブ」の呼びかけに60世帯(注:最終的には62世帯)が協力して開かれているもので、町おこしの一つです。「町家(まちいえ)の人形めぐり」は、5日まで開かれていて、入場・見学は無料です》。
※九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891




かぎろひさん(「かぎろひの大和路」編集長)ご実家の雛人形
さすがに、品がある(上記4点の写真は、いずれも5/5撮影)


人間国宝だった故大江己之助氏(第4代)制作の浄瑠璃人形の頭部(西山歯科医院で、5/4撮影)


町商工会青年部による真田みこし(トップ写真とも 5/4)


休憩時間に記念撮影するアツアツのカップル。新婚さん?(5/4)


街中(まちなか)コンサート(以下、写真はすべて5/5撮影)


お茶席(松山常次郎記念館)で。向かって左端は人形めぐり世話役代表・阪井賢三さん


同じく世話役の松本宣雄(よしお)さん。私の実家の向かいにお店兼自宅がある


虚無僧姿で喜捨(きしゃ)を請う高野山大学の学生僧侶(松本商店前で)


ウチの実家にも立ち寄られた。南無大師遍照金剛


甥っ子(末弟の長男)は、おもちゃの日本刀に大はしゃぎ

祭りの目玉は武者行列である。産経新聞(5/6付)が「幸村や十勇士 町内練り歩く 九度山町で真田祭」の見出しで報じている。《戦国武将の真田幸村ゆかりの九度山町で5日、真田祭「武者行列」が行われ、幸村や真田十勇士、少年武者、稚児行列など約300人が町内を練り歩いた。この日はあいにく小雨が降り続いたが、大勢の町民らが勇壮な時代絵巻を楽しんだ》。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090506/wky0905060229000-n1.htm


かわいいお稚児(ちご)さん


武者行列に加わった笠田(かせだ)高校ブラスバンド部

《町民総合運動場で真田出陣太鼓などが披露された後、武者行列がスタート。稚児行列を先頭に、笠田高校ブラスバンド部の先導で、幸村の父親・昌幸役にふんした、同町と姉妹提携している長野県上田市の母袋創一市長や幸村役の武将らが馬上から手を振って愛嬌(あいきょう)を振りまいた。やり隊、鉄砲隊、少女薙刀(なぎなた)隊なども続き、真田庵までの約2.5キロをゆっくり行進した》。



松本さんは「今までの真田祭りで見たことのない、最高の人出でした」とおっしゃる。私も、天気が良ければかえって大混乱したかも知れないな、と思った。それほどたくさんの方に来ていただいたのである。


真田十勇士の1人、三好清海入道(みよし せいかい にゅうどう)はガイジンさん

1936年から70年以上続いている真田祭りと違って、人形めぐりは今回が初のイベントだ。5/5はこれらの相乗効果で多くの方が訪れたのだろう。見物客が増えすぎると安全面の配慮が必要になるが、過疎の町がこれほどの人で賑やかになるのは、とても有り難いことである。来年も趣向を凝らして、人形めぐりと真田祭りで、九度山を大いに盛り上げていただきたいものだ。
コメント (6)
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