カレーハウスCoCo壱番屋「奈良上三条店」(やすらぎの道と三条通の角)に入ると、勤務先OBの森元尉雄さんがカレーを食べていた。横に座ると「ご存じですか、西川富雄さんが大阪の肥後橋で、“はらいそスパークル”というご子息のカレー屋さんのお手伝いをされています、ちょっと珍しいカレーです」。西川さんも勤務先の先輩で、年齢は私より1つ上だ。「大阪の珍しいカレー」と聞いて「ははーん、これはスパイスカレーのことだな」と直感した。ニコニコ大百科「スパイスカレー」によると、
※トップ写真は「はらいそスペシャル」大盛(380g 税込1,150円)、並も大盛も同じ値段だ
お店は地下鉄肥後橋駅の南側出口で降り、ひたすら南下、この郵便局の角を右に曲がる
スパイスカレーとは、2000年頃から大阪市で広まりを見せ、今や大阪市の新たな名物料理となっているカレー料理である。共通点として欧風カレーのように「ルウ」を作らないことが前提であり、スリランカのカレーを源流としている。
スパイスカレーは「ルウ」を作らず、スパイスを調合した南アジアや東南アジアのエッセンスが入ったカレーであり、大きくわけて3種類のタイプがある。ドロっとしたウェットタイプのカレー/さらっとしたスープカレータイプのカレー/キーマカレーのようなドライタイプのカレー。
大阪市内にはカレー屋さんがやたらと多い。忙しい大阪のビジネスマンには、短時間で出てきて短時間で食べられるカレーが重宝されるのだろうが、CoCo壱番屋のようなノーマルタイプのカレーばかりだと、飽きが来る。おそらく「スパイスカレー」はその間隙を突いて若者の支持を集め、ヒット商品になったのだろう。
肥後橋にオープンした頃の記事が船場経済新聞(2017.08.28付)に《大阪・肥後橋にカレーと総菜の店「はらいそスパークル」自家製パクチーのトッピングも》として掲載されていた。引用すると、
「はらいそスペシャル」は本日のカレー2種類とゆで卵、パクチー、鶏のから揚げを載せた
当店一押しの逸品。この日のカレーは「チキンカレー」&「ジンジャーにらキーマカレー」
大阪・肥後橋に8月18日、カレーと総菜の店「はらいそSparkle(スパークル)」(大阪市西区江戸堀1、TEL 06-6448-0234)がオープンした。6月まで南船場にて「はらいそ」として営業していたが、店主の西川修平さんがオーナーから独立し、店名も「Sparkle」を追加して肥後橋へと移転した。
サラダ(税込150円)を追加
トッピングの「自家製パクチー」がよく利いている
店名について、西川さんは「細野晴臣さんの楽曲『はらいそ』と、山下達郎さんの楽曲『Sparkle』が由来」と話す。「もともとポルトガル語で楽園という意味の『Paraiso』が、日本に伝わった際『はらいそ』という言葉になったといわれている。海外のカレーという料理を自分なりにアレンジして『食べると楽園のような気持ちになる』カレーを作りたい」とも。
オーナーシェフの西川修平さん。これら2枚の写真は船場経済新聞から拝借
西川さんは今後の展望について、「出身地である奈良県の素材や、自分のルーツとなっているものを取り入れたメニューを増やしていきたい」と話す。「以前イベントスペースで働いていたこともあり、音楽イベントなども企画していきたい。この地域一帯はカレー店が多いので、カレー店を集めて河内音頭の生演奏をバックに盆踊り大会を企画できたら」とも。
西川シェフのお父さん・西川富雄さん(私の会社の先輩)。ご本人のFacebookから拝借
「はらいそスパークル」は福井テレビカレー博など、数多くのカレーイベントに出展されたり、テレビで紹介されたり。私が訪ねた日(11/1)も、ピーク時間帯の12:00~13:00を外し13:30過ぎに入店したが、カウンターは1席しか空いていなかった。夜はバーとして営業されている。
お父さんの富雄さんは会社を完全にリタイヤされ、趣味(特技)のサックスとお店のお手伝いに忙殺されている。私がお邪魔した日も、忙しく立ち働いておられた。シェフの修平さんはご次男で、脱サラしてこの仕事を始められたそうだ。ご長男はブラジル駐在だそうで、お父さんも息子さんも、いろんな分野で活躍されているのだ。
独特の味わいの「はらいそスパークル」のスパイスカレー、ぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら
※トップ写真は「はらいそスペシャル」大盛(380g 税込1,150円)、並も大盛も同じ値段だ
お店は地下鉄肥後橋駅の南側出口で降り、ひたすら南下、この郵便局の角を右に曲がる
スパイスカレーとは、2000年頃から大阪市で広まりを見せ、今や大阪市の新たな名物料理となっているカレー料理である。共通点として欧風カレーのように「ルウ」を作らないことが前提であり、スリランカのカレーを源流としている。
スパイスカレーは「ルウ」を作らず、スパイスを調合した南アジアや東南アジアのエッセンスが入ったカレーであり、大きくわけて3種類のタイプがある。ドロっとしたウェットタイプのカレー/さらっとしたスープカレータイプのカレー/キーマカレーのようなドライタイプのカレー。
大阪市内にはカレー屋さんがやたらと多い。忙しい大阪のビジネスマンには、短時間で出てきて短時間で食べられるカレーが重宝されるのだろうが、CoCo壱番屋のようなノーマルタイプのカレーばかりだと、飽きが来る。おそらく「スパイスカレー」はその間隙を突いて若者の支持を集め、ヒット商品になったのだろう。
肥後橋にオープンした頃の記事が船場経済新聞(2017.08.28付)に《大阪・肥後橋にカレーと総菜の店「はらいそスパークル」自家製パクチーのトッピングも》として掲載されていた。引用すると、
「はらいそスペシャル」は本日のカレー2種類とゆで卵、パクチー、鶏のから揚げを載せた
当店一押しの逸品。この日のカレーは「チキンカレー」&「ジンジャーにらキーマカレー」
大阪・肥後橋に8月18日、カレーと総菜の店「はらいそSparkle(スパークル)」(大阪市西区江戸堀1、TEL 06-6448-0234)がオープンした。6月まで南船場にて「はらいそ」として営業していたが、店主の西川修平さんがオーナーから独立し、店名も「Sparkle」を追加して肥後橋へと移転した。
サラダ(税込150円)を追加
トッピングの「自家製パクチー」がよく利いている
店名について、西川さんは「細野晴臣さんの楽曲『はらいそ』と、山下達郎さんの楽曲『Sparkle』が由来」と話す。「もともとポルトガル語で楽園という意味の『Paraiso』が、日本に伝わった際『はらいそ』という言葉になったといわれている。海外のカレーという料理を自分なりにアレンジして『食べると楽園のような気持ちになる』カレーを作りたい」とも。
オーナーシェフの西川修平さん。これら2枚の写真は船場経済新聞から拝借
西川さんは今後の展望について、「出身地である奈良県の素材や、自分のルーツとなっているものを取り入れたメニューを増やしていきたい」と話す。「以前イベントスペースで働いていたこともあり、音楽イベントなども企画していきたい。この地域一帯はカレー店が多いので、カレー店を集めて河内音頭の生演奏をバックに盆踊り大会を企画できたら」とも。
西川シェフのお父さん・西川富雄さん(私の会社の先輩)。ご本人のFacebookから拝借
「はらいそスパークル」は福井テレビカレー博など、数多くのカレーイベントに出展されたり、テレビで紹介されたり。私が訪ねた日(11/1)も、ピーク時間帯の12:00~13:00を外し13:30過ぎに入店したが、カウンターは1席しか空いていなかった。夜はバーとして営業されている。
お父さんの富雄さんは会社を完全にリタイヤされ、趣味(特技)のサックスとお店のお手伝いに忙殺されている。私がお邪魔した日も、忙しく立ち働いておられた。シェフの修平さんはご次男で、脱サラしてこの仕事を始められたそうだ。ご長男はブラジル駐在だそうで、お父さんも息子さんも、いろんな分野で活躍されているのだ。
独特の味わいの「はらいそスパークル」のスパイスカレー、ぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら