tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「ご当地検定、合格のコツは?」(日本経済新聞夕刊「くらしナビ」)

2024年12月14日 | マスコミに紹介されました!
日本経済新聞夕刊(全国版 2024.12.11 付)「くらしナビ」欄に、〈ご当地検定、合格のコツは?/過去問解き現地歩いて対策 観光ガイドで活躍も〉という記事が載った。
※写真・画像は、すべて日経新聞の記事サイト(12/11付)から拝借。トップ写真は対策講座

私も取材を受け、〈「現地に足を運んだり実物を見たりするのも大事です」。試験に臨むコツを教えてくれるのは奈良検定のソムリエ試験の合格者らでつくる「奈良まほろばソムリエの会」の鉄田憲男専務理事だ〉と紹介された。

そういえば今日(2024.12.14)は、第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日である。合格のコツは、日経新聞に書いたコツとも共通する。私の作った「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理」(初級編・中級編)完全版は、お役立ていただいだだろうか。では以下に、日経新聞の記事全文を紹介する。

ご当地検定、合格のコツは?
過去問解き現地歩いて対策 観光ガイドで活躍も


まもなく定年退職を迎えます。趣味はほとんどありませんが、勉強するのは好きです。ご当地検定に挑戦してみようと思いますが、最近は記憶力が落ちているので合格できるのか心配です。合格できれば、資格や知識を生かして何か役にたちたいと思っています。

11月上旬の土曜日、奈良市内の公民館では2025年3月2日に実施される「奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)」の受験講座が開かれていた。約70人の参加者の多くはシニア世代。先輩である「ソムリエ」資格を取得した講師による、昨年出題された問題の解説や対策に聞き入った。

奈良県王寺町から参加した大野祐之さん(59)は仕事をやめてから、夫婦で一緒に挑戦を始めた。「もともと地域の歴史などに関心はあったが、退職してから知識欲が高まった」という。勉強を通じて知識が増えていくことで「見に行きたい場所や食べ物を選ぶ楽しみが広がった」と話す。

同検定は奈良商工会議所が主催し、07年から開催している。2級と1級、最難関のソムリエの3種類があり、奈良と東京(1級と2級を実施)の2会場で実施する。24年3月の17回目は計863人が受験し、受験者の3分の2は50歳以上が占めた。合格者の最高齢は89歳(1級)だった。



約100カ所で実施
ご当地検定は00年半ばごろから全国各地で広がった。その後、一時のブームは下火になったものの全国100カ所ほどで実施しているとされる。「京都・観光文化検定試験(京都検定)」は受験者数が毎年6000人を超える人気を誇るが「開始当初から主役はシニア層」(主催する京都商工会議所)という。

じっくり勉強する時間があり、これまでの人生で蓄えた知識も生かせるのがシニアの強みだ。合格すると認定証などをもらえるほか、文化施設への入場優待といった特典を受けられる検定もある。定員が決まっている入学試験などと違って楽しく受験できるが、やはり不合格にはなりたくないもの。できる限りの対策をして臨みたい。

多くのご当地検定は過去問題や練習問題を公開している。公式テキストがある場合は読み込みも欠かせない。主催者などが実施している講習会や対策セミナーに参加して、出題の傾向や試験に向けたポイントを整理するのも有効だ。

勉強時間や体調面を気にすることなく活用できるのがインターネットの動画だ。京都検定では公式サイト上に「京都検定公式チャンネル」を設けており、ワンポイント講座などを配信している。

仲間づくりも重要
「現地に足を運んだり実物を見たりするのも大事です」。試験に臨むコツを教えてくれるのは奈良検定のソムリエ試験の合格者らでつくる「奈良まほろばソムリエの会」の鉄田憲男専務理事だ。



一緒に合格を目指す仲間の存在も大きい。奈良市の公民館であった講座に参加した女性たちは「講座で出会って意気投合した。毎日3時間も勉強していると聞いて励みになっている」と話す。体験プログラムなどに参加すれば交流も広がる。

合格した暁には、知識を生かすこともできる。「東京シティガイドクラブ」もその一つ。約1400人のメンバーのほとんどは、03年から続くご当地検定の先駆け「東京シティガイド検定(東京検定)」の合格者だ。要望に応じて都内観光の手伝いをするほか「大江戸街歩き」などの自主企画ガイドも手掛けている。


ガイドで活躍する「まほろばソムリエの会」の藤田さん(奈良県宇陀市)

奈良では「まほろばソムリエの会」のメンバーが県内の観光を支える存在として活躍している。同県生駒市の藤田正道さん(69)も見習い研修を受けた後、今秋ガイドデビューした。先輩ソムリエのサポートも受けながら県東部にある室生地域のツアーを担当した。

ガイドにあたっては現地に足を運んでルートや安全性などを確認。当日は「紙芝居」と呼ぶ説明シートを用意し、クイズなども交えて案内した。電気機械メーカーに勤めていた藤田さんは「案内した方々の喜ぶ顔が見える。仕事をしている時とはまた違った達成感がある」と話す。蓄えた知識をフルに生かしてコミュニケーションを取ることで「認知症の予防にも効果がありそう」と笑う。(高田哲生)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする