2024年も、今日でおしまい。私にとって今年は、実にいろんなことが起きた年だった。特に71歳ともなると、健康面での不安が増える。今年に経験した健康面での出来事を紹介する。
※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した
教訓 1.健康診断は必ず受け、異常値が出ればお医者さんへ(1月 同僚が突然死)
会社の同僚で、奈良まほろばソムリエの会の理事を長年、務めていた男がいた。私より3歳下で、死亡時は67歳だった。生涯独身だったので注意する人もおらず、「食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲む。運動はしない」という生活だった。肥満体で、血糖値が異常に高く、糖尿病で入院したこともあった(晩年のHbA1cは、9.0%を超えていた)。血圧も相当高い。それなのに市町村の「特定健康診査」には、行っていなかった。
「そんな生活をしていると、早死にするぞ。検査を受けて、異常値が出れば、お医者さんに診てもらわないと」と何度も言ったが、全く聞き入れられなかった。それで晩年は腸炎や肺炎で入退院を繰り返していた。結局、「心筋梗塞」(心臓が酸素不足になり壊死)で孤独死した。「もっと何か、してあげられなかっただろうか」と思うこともあるが、大の大人に、あれ以上言うことはできなかったと思う。
教訓 2.下半身のケガは、直りにくい(10月 すり傷が全治3ヵ月!)
10月、夜中にトイレで起きたとき、タンスの角で左足首の外側をすりむいた。ほんのかすり傷だったので、市販のガーゼ付き絆創膏を貼って放っていたが、なかなか直らない。それどころか、2週間ほどすると周囲が腫れて、ズキズキ傷むようになってきた。「これはいかん!」とあわてて整形外科に行くと、「雑菌が入って化膿していますね、もう少し早く来ないといけませんよ」と言われ以来、週2回のペースで通うようになった。傷口は知らない間に大きく、深くなっていた。
しかし、なかなか直らない。「トシのせいかな」と思い、看護婦さんに「なかなか治りません」と愚痴をこぼすと、「下半身は血液の循環が悪いので、治りにくいのです。決してトシのせいではありませんよ」と言われてしまった。質問の意図を見透かされていたのだった。結局、今も治りきらず、年末年始の休診日にも2回ほど、特別に治療(消毒)してもらえることになった。O先生、ありがとうございます。
教訓 3.ヒートショックにご注意を(12月 75歳女性が倒れ、生まれて初めて救急車を呼ぶ)
今冬はとても寒いので、「ヒートショックに注意して下さい」という呼びかけをよく聞く。要は、周囲の気温の極端な乱高下で、血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こるということである。
12月中旬の寒い夜、奈良市内某所で会議をした(事前の打ち合わせを加えて約3時間)。午後8時に会議が終わり、温かい部屋から突風の吹く屋外に出た。私はあまりの寒さに、毛糸の帽子を頭からすっぽりかぶった。5分程歩いて電車に乗ると、携帯に電話があった。同行していた75歳の女性が、道路で崩れるように(ヘナヘナとなって)倒れたという。
幸い、電車の出発前だったので、私は「すぐ行きます」と言ってかけつけた。女性は、同行していた女性の車の後部座席に、横たわっていた。意識はあったが、「吐き気がする」とのことだったので、これはいかんと、救急車を呼んだ。すぐに病院に運ばれて検査をしたところ、「異常なし」とのことで、娘さんに付き添われて、その日のうちに自宅に帰られた(今はピンピンしている)。
これはやはり状況から見て、ヒートショックということだろう。この経験を踏まえ、私は自宅の暖房温度を上げ、風呂場も、早くからお湯を張って温めてから入ることにしている(なお女優の中山美穂さんは、54歳という年齢からすると、ヒートショックではなく、深い眠りなどによる溺死と言われている)。
教訓 4.隔日禁酒で、肝臓が蘇った!(8月~11月)
悪い話ばかり続いたので、最後に良い話を。8月の特定健康診査で、「肝機能の数値が悪い」と言われた。51未満が正常値といわれる「γ-GTP」の数値が、645になったのである。それまでも200~300ほどで「数値が高いです」と言われ続けてきたが、600を超えるとは、さすがにこれはひどい。「3ヵ月後に再検査しますので、それまで、お酒を減らして検査に臨んで下さい」とのことだった。
しかし「お酒は飲むが、飲む量を減らす」というのは、至難のワザである。つい自分に甘くなって、「もう少し、もう少し」となって結局量が減らない、ということになる。それで妙案を思いついた。隔日で、休肝日を設けるのである。これだと確実に酒量は半分になる。
試しに1週間、続けてみたところ、これならできそうだった。そこで3ヵ月間、続けたところ、γ-GTPは173に激減(!)したのである。これは私も、お医者さんも驚いた。しかし、まだ基準値をオーバーしている。「来年3月にもう一度、血液検査をします。それまで、隔日禁酒を続けてください」ということになった。
隔日禁酒のおかげで、少量のお酒でも酔えるようになり、酒量は半分以下になった。お酒に支払っていたおカネは浮くし、胃腸の調子も良い。夕食後の時間も、有効に使える(プラス5時間)。とりあえず3月までこれを続け、結果はまたお知らせすることにしたい。
皆さん、来年も健康第一で過ごしましょう!
※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した
教訓 1.健康診断は必ず受け、異常値が出ればお医者さんへ(1月 同僚が突然死)
会社の同僚で、奈良まほろばソムリエの会の理事を長年、務めていた男がいた。私より3歳下で、死亡時は67歳だった。生涯独身だったので注意する人もおらず、「食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲む。運動はしない」という生活だった。肥満体で、血糖値が異常に高く、糖尿病で入院したこともあった(晩年のHbA1cは、9.0%を超えていた)。血圧も相当高い。それなのに市町村の「特定健康診査」には、行っていなかった。
「そんな生活をしていると、早死にするぞ。検査を受けて、異常値が出れば、お医者さんに診てもらわないと」と何度も言ったが、全く聞き入れられなかった。それで晩年は腸炎や肺炎で入退院を繰り返していた。結局、「心筋梗塞」(心臓が酸素不足になり壊死)で孤独死した。「もっと何か、してあげられなかっただろうか」と思うこともあるが、大の大人に、あれ以上言うことはできなかったと思う。
教訓 2.下半身のケガは、直りにくい(10月 すり傷が全治3ヵ月!)
10月、夜中にトイレで起きたとき、タンスの角で左足首の外側をすりむいた。ほんのかすり傷だったので、市販のガーゼ付き絆創膏を貼って放っていたが、なかなか直らない。それどころか、2週間ほどすると周囲が腫れて、ズキズキ傷むようになってきた。「これはいかん!」とあわてて整形外科に行くと、「雑菌が入って化膿していますね、もう少し早く来ないといけませんよ」と言われ以来、週2回のペースで通うようになった。傷口は知らない間に大きく、深くなっていた。
しかし、なかなか直らない。「トシのせいかな」と思い、看護婦さんに「なかなか治りません」と愚痴をこぼすと、「下半身は血液の循環が悪いので、治りにくいのです。決してトシのせいではありませんよ」と言われてしまった。質問の意図を見透かされていたのだった。結局、今も治りきらず、年末年始の休診日にも2回ほど、特別に治療(消毒)してもらえることになった。O先生、ありがとうございます。
教訓 3.ヒートショックにご注意を(12月 75歳女性が倒れ、生まれて初めて救急車を呼ぶ)
今冬はとても寒いので、「ヒートショックに注意して下さい」という呼びかけをよく聞く。要は、周囲の気温の極端な乱高下で、血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こるということである。
12月中旬の寒い夜、奈良市内某所で会議をした(事前の打ち合わせを加えて約3時間)。午後8時に会議が終わり、温かい部屋から突風の吹く屋外に出た。私はあまりの寒さに、毛糸の帽子を頭からすっぽりかぶった。5分程歩いて電車に乗ると、携帯に電話があった。同行していた75歳の女性が、道路で崩れるように(ヘナヘナとなって)倒れたという。
幸い、電車の出発前だったので、私は「すぐ行きます」と言ってかけつけた。女性は、同行していた女性の車の後部座席に、横たわっていた。意識はあったが、「吐き気がする」とのことだったので、これはいかんと、救急車を呼んだ。すぐに病院に運ばれて検査をしたところ、「異常なし」とのことで、娘さんに付き添われて、その日のうちに自宅に帰られた(今はピンピンしている)。
これはやはり状況から見て、ヒートショックということだろう。この経験を踏まえ、私は自宅の暖房温度を上げ、風呂場も、早くからお湯を張って温めてから入ることにしている(なお女優の中山美穂さんは、54歳という年齢からすると、ヒートショックではなく、深い眠りなどによる溺死と言われている)。
教訓 4.隔日禁酒で、肝臓が蘇った!(8月~11月)
悪い話ばかり続いたので、最後に良い話を。8月の特定健康診査で、「肝機能の数値が悪い」と言われた。51未満が正常値といわれる「γ-GTP」の数値が、645になったのである。それまでも200~300ほどで「数値が高いです」と言われ続けてきたが、600を超えるとは、さすがにこれはひどい。「3ヵ月後に再検査しますので、それまで、お酒を減らして検査に臨んで下さい」とのことだった。
しかし「お酒は飲むが、飲む量を減らす」というのは、至難のワザである。つい自分に甘くなって、「もう少し、もう少し」となって結局量が減らない、ということになる。それで妙案を思いついた。隔日で、休肝日を設けるのである。これだと確実に酒量は半分になる。
試しに1週間、続けてみたところ、これならできそうだった。そこで3ヵ月間、続けたところ、γ-GTPは173に激減(!)したのである。これは私も、お医者さんも驚いた。しかし、まだ基準値をオーバーしている。「来年3月にもう一度、血液検査をします。それまで、隔日禁酒を続けてください」ということになった。
隔日禁酒のおかげで、少量のお酒でも酔えるようになり、酒量は半分以下になった。お酒に支払っていたおカネは浮くし、胃腸の調子も良い。夕食後の時間も、有効に使える(プラス5時間)。とりあえず3月までこれを続け、結果はまたお知らせすることにしたい。
皆さん、来年も健康第一で過ごしましょう!
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