めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

カレーのスパイス~クローブ~

2007-10-29 | 薬膳&食療(その他)
昨日はお気に入りのカレー屋さん“カレーのクマさん”へ行って来ました。

その後“くま子”へケーキを買いに行ったのでクマクマな一日


“クマさん”のカレーはものすごくスパイシー!小麦粉は使わず野菜でとろみをつけていて塩分も控え目とのこと。 食べているとスパイス効果で鼻がスースー通ってきます。

クローブがホールのまま多めに入っていて、クミンやコリアンダーの風味はたまに感じる程度。

私はいつも「野菜カレー」を食べます。この野菜は素揚げされているので旨みがギュッと凝縮していてそれぞれの味を楽しめるので最高

きのうトッピングされていた野菜は、茄子、トマト、キャベツ、人参、玉葱、オクラ、ニンニクの芽、インゲン、絹さや、スナップ豌豆、ズッキーニ、オクラ、小松菜、ピーマン、しし唐、パプリカ(赤)、ひめたけのこ、ヤングコーン、ごぼう、しめじ、椎茸、エリンギ、じゃが芋、南瓜、サツマイモ、むかご、パセリ・・・26種類

それぞれ大きめに切ってあるので存在感がしっかりあって満足感タップリ

久しぶりにこのカレーを食べて私はモチロン、何ヶ月も前から「行きたい!」と騒ぎつつ今回ようやく実現した大黒柱サマも大満足

これでしばらく“クマさんカレー熱”は落ち着いていてくれる事でしょう。



秋は辛味のものは控え目になんて言っておきながこんなにスパイシーなカレーを食べて 

でも普段は控えているしたまにはね 食欲には勝てません


その後ケーキを食べている事もあり、夜はさすがに二人とも“あっさり”したものが食べたい感じだったので、夜はクールダウン&消化促進を考えてお鍋(白菜、大根、レタス、としめじ、えのき、豆腐…昆布大目に煮干し1匹のダシ)

と大根の浅漬け(塩もみして梅干し少しとお酢で味付け)、焼き魚(鮭)

という夕食になりました。

私はもともと胃が丈夫でない上に、最近少し胃をイジメテいたので大根の浅漬けにずいぶん助けられました。


“クマさんカレー”はクローブが大目。食事で摂る程度の生薬(クローブは“丁香”という生薬)はそれほど強い影響はないと思うのですが、これだけゴロゴロ入っているとさすがに気になります。


クローブ(丁字、丁香)ですが、

味は辛・性は温、脾胃腎経に入る。 中焦(脾胃)を温め気の逆流(ゲップとか)を降ろし、寒さを散らして寒さが原因の痛みを止め、腎を温める。

となっています。胃に熱を持ちやすい私にはあまり合わないスパイス


デモ、この“クローブさん”はウコンを嫌うんです。 生薬にはそれぞれ相性があり、合わせる事で効果を高めあったり、逆に効果を弱めたり消してしまったり、また悪い反応が出たり、、、と言う事があります。

この場合ウコンがクローブの効果を弱めてしまうのですが、このウコンと言うのが曲者?で、種類が色々あるのです。

日本でウコンとして売られているもの、インドのスパイスのウコン(ターメリック)として使われているものが果たして生薬のどれに当てはまるのか????

統一されて使用されていれば学名を調べればわかることなんですが、市場に出回っているものの素性がわからないのでなんとも言えず

ま、とにかく人体に害のある組み合わせではないので


冷たい物の摂りすぎで胃が冷えて“しゃっくり”(←冷たい刺激で気の流れがくるって気が逆流している・・・本当の病機はもう少し複雑ですが)が出る様な時はこのクローブがピッタリなのです。

クローブ入りのスープを作って温まるといいですね

果物のコンポートやスパイスティーなんかもオススメです


残念ながら我が家では使う機会がないので減りの遅いスパイスなのです






コメント
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