エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

観音寺川の桜を楽しむ

2008-04-26 | 日々の生活

 昨年は会津5桜を巡り、久しぶり桜の春を楽しんだ。今年はなぜか昨年ほどの気概はなく、家のサクラを楽しんで過ごしていた。ソメイヨシノやヤマザクラが散って、今、桜桃の佐藤錦とナポレオンが満開だ。
 夕方から天気が崩れるというので、妻と孫二人を連れて猪苗代へ、遅い桜を見に出かけた。しばらくぶりの観音寺川の桜は丁度5分咲きで、しばし美しさに見とれてきた。桜まつりで商工会の出店もあり、多少冷たい風の中でも、孫たちに桜ソフトクリームをねだられた。最近はライトアップされているようで、夜桜もきれいだろうと想像した。
 川桁山の麓に観音寺があり、その北側から流れる川が観音寺川である。その両側の土手に約1キロにわたって桜のトンネルが続いている。何と言っても観音寺川の桜並木はロケーションが良い。川の流れとせせらぎ、河川敷と土手のみどり、美しい桜花と、何とさわやかな春の空気だろうか。
 残念ながら、桜の枝越しに見える磐梯山は残雪の中腹から上に雲がかかって山頂は望めなかった。また、何年ぶりかで趣き深い観音寺の山門を拝みたかったが、途中孫が疲れて引き返した。
 猪苗代町内の土津神社や岩梯神社の大鹿桜はこれから、連休明け頃だろうか、桜吹雪の頃にもう一度訪ねてみたいと思っている。




 【ヤエザクラ】