今日は、関東・甲信越まで一気に梅雨明け宣言が出た。南九州と東北地方がまだらしい。
午前中は、真夏を思わせる日差しに誘われ、里山を巡ってきた。
Fポイントに行くと、イヌザンショウの花が咲き始め、オオウラギンスジヒョウモンが群れていた。
時間を間違えてオナガシジミも止まっていた。
オナガシジミ
小川の茂みにイトトンボがスイスイ飛んでいた。
オオイトトンボと思っていたが、斑紋からオゼイトトンボと確認した。
オオイトトンボ、エゾイトトンボ、オゼイトトンボは極めて似ている。
腹部付け根付近の黒班が「スペード模様」がエゾ、「ワイングラス模様」はオゼである。
オゼイトトンボ
ワイングラス模様→オゼイトトンボ
そこで、少し暗いブルーの大きめのイトトンボを見つけた。これまで見たことのない美しいトンボだった。
特に複眼の青にはほれぼれした。確証はないが、ひそかにアマゴイルリトンボではないかと思っている。
アマゴイルリトンボは、日本特産で生息は福島、山形、新潟、長野の4県に限られるモノサシトンボ科の希少なトンボである。
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アマゴイルリトンボでは?
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次にGポイントにつくと、水辺のカヤの葉に隠れるように、ギンヤンマが交尾していた。
あらためて胸の空色がきれいだと思った。
ギンヤンマの交尾
ギンヤンマ、シオヤトンボ、ショウジョウトンボが、縄張りをパトロールしていた。
キイトトンボ、モノサシトンボ、クロイトトンボなどがいたが、いずれも今年は個体数が少ないようだ。
ショウジョウトンボ ♂
クロイトトンボの産卵
ギンヤンマのヤゴか?
別のポイントに寄った。草原にコオニユリが咲き始めていた。
また、クサレダマがにぎやかに咲き、磐梯山の上空には真っ白な積乱雲が湧き上がっていた。
クサレダマ
コオニユリ
ショウジョウトンボとミヤマアカネが逆立ち合戦をしていた。
暑いときによくするポーズらしい。
逆立ち ショウジョウトンボ♀
逆立ち ミヤマアカネ
帰り、若松の入り口の峠の温度表示は34℃、いよいよ夏本番だ。
こんな時は夕立があると予想したが、案の定3時過ぎから急に雲が広がり、雷雨となった。気温も急に下がり涼しくなった。