もう40年も前になる。結婚式の主賓のK教授から色紙をいただいた。
先生のデザインした色紙には、真中にトンボのハート型の交尾姿勢が描かれ、出席者がお祝いを寄せ書きしてくれた。
生物学教室のK教授とは専門外だったが、虫を通してまた剣道部の顧問でもあり、よく教授の研究室に出入りさせていただいた。懐かしい。
当時、トンボについてはよく分からないでいた。トンボの交尾姿勢について、最近やっと理解できたところだ。
『オスは腹部2または3節目の腹面に副生殖器をもつ精子を作る生殖器は腹部の先端寄りにあるため、
オスは交尾の前にあらかじめ精子を副生殖器に移しておかなけれあbならない。
メスは交尾の際に腹部先端をオスの副生殖器にあてがって精子を受け取る。
このときオスの尾部付属器によって頭部または前胸を支えられているので、雌雄はトンボ独特の環状の交態を形成する。』
小学校からの興味対象はチョウだった。トンボや甲虫は勉強が始まったばかり、いつも、未知の世界のあたらしい不思議に驚いている。
シオカラトンボの交尾 2010.6.26
キイトトンボの産卵
アオイトトンボの交尾 2010-09-06
アマゴイルリトンボの連結